夜になると寒さがしみる季節になりました。渋柿の樹の上方にはまだ収穫していない渋柿が残っています。脚立を樹の下に置いて手を伸ばしながら収穫しました。去年は一回で収穫が終わりましたが、今年は四回に分けて渋柿を収穫しています。
柿は隔年で収穫量が変わります。実際に去年は甘柿が大量に収穫しましたが、今年は一個も収穫できませんでした。今後は渋柿と甘柿を年毎に交互に収穫することになるのでしょうか。
脚立を樹の下に設置して渋柿を収穫
今回収穫した渋柿は小さめですが、まだ収穫していない隣の渋柿は少し大きいです。しかも、西条系ではないので丸い形です。ようやく赤みがでてきたので数日後には収穫できると思います。収穫時期が違う渋柿を植えたので、収穫日が分散されて良かったです。あと一回で渋柿の収穫は終わりとなります。
程よく色づいた渋柿 今日も渋柿の皮剥ぎ 次々にぶら下げる
樹の上の方を除いた残りの渋柿(西条)をもぎました。その渋柿の皮を次々に剥いでいます。全部で何個あるのか数えるのがわずわらしいほどたくさんあります。
渋柿の皮を剥いでいて面白いことに気が付きました。なぜだか分からないのですが、包丁の色が変わってきたことです。皮を剥ぐ刃先がだんだん青く変色してきたのです。渋柿の成分であるタンニンが関係あるのでしょう。水洗いしても色が落ちません。砥石で研いでやっと色が落ちるのです。
手が滑らないように気を付けながら皮を次々に剥ぐ
去年は婆様が半数の渋柿の皮を剥いでくれたので助かりました。しかし、今年は婆様は入院しています。そのため私が全ての渋柿の皮を剥がなければなりません。
今の季節は午後4時以降は暗くなってきます。仕事から帰ってから皮剥きするとすぐに暗くなります。暗いと手元が狂いやすくなるため、包丁を持つ手が危険です。5時半頃を過ぎるとやむなく皮剥き作業を止めます。
皮剥ぎを待つたくさんの渋柿 午後5時を過ぎるとだんだん暗くなる
収穫した渋柿を次々に干柿にする作業をしています。作業と言っても、渋柿を次々に包丁で皮を剥ぎます。すべての渋柿の皮を剥ぎ終わると、紐で吊るして寒風に当てるのです。12月には美味しい干柿になると思います。
ところで、渋柿の皮を剥ぐのは一年ぶりのことです。右手の指を少し切ってしまいました。皮を剥ぐ直前に包丁を丁寧に研いだので切れやすくなっていたのでしょう。絆創膏を貼って作業を続けました。
収穫した渋柿、次々に包丁で皮を剥ぐ
一昨年までは渋柿の皮をピラーで剥いでいました。ところが、ピラーをあまり使ったことがないため指先を誤って剥いでしまうのです。昭和の人間である私はやはり包丁の方が使いやすいです。
次々に取り出す渋柿 剥いだ皮を落とす 皮を剥いだ渋柿
4年前に植えた渋柿の苗、去年数個収穫しましたが今年は鈴なりでした。実の重さで折れた枝がありました。籠一杯分収穫しましたが、もう一杯分収穫できそうです。今回収穫した渋柿は西条系の品種です。隣に西条系とは違う丸い品種の渋柿も植えています。この渋柿は10個ほど収穫できそうです。
鈴なりの渋柿を切り取っては籠に入れる
渋柿の苗を育てるようになったきっかけは、5年位前に久留米市に渋柿をもぎに行っていたことと関係があります。久留米市まで結構な距離がある上に、運転をしてもらっている友達に申し訳なく思うようになりました。
そのため、渋柿をもらいに行くのではなく我家で育てることに転換しました。育てるのに4年かかりました。来年からは自分の家で食べる以上の渋柿が収穫できそうです。そして友達を呼べるのではないかと思います。
渋柿をどんどん収穫 高い位置の渋柿 収穫した渋柿
久し振りに我家のイチジクを収穫することができました。このイチジクはドーフィンと呼ばれる品種で春と秋の二度収穫できます。しかし、今年は春に収穫できませんでした。とても美味しいのですが、我家周辺に住んでいるタヌキなどが食害します。明日収穫しようと思って次の日に行くと、すでに食べられていたりすることはしょっちゅうです。この秋、たくさん実がなっていたのに一つしか収穫できませんでした。がっかり!
一個だけ収穫できた我家のイチジク
イチジクの周りを探索すると、獣に食べられた跡がありました。獣に食べられないためにイチジク周辺に網を張る必要があります。しかし、その網に雑草が巻き付いたりして草刈り時に往生します。そのため私は網を張りません。そのため、実の半分以上を獣に差し上げてその残りを私が頂いているのが現状です。収穫した一個は果物が大好きな婆様の口に入りました。
獣に食べられたイチジクの跡 イチジクの実を探し回るも
我家の裏山に生える栗の実がだいぶ大きくなっていました。早生栗なので早いのですが、このイガ栗を見るともう秋の気配です。虫の声もこの一週間ほどで変わったように思います。
夜などカブトムシの雄や雌がたくさん飛び込むようになりました。カップルになって卵を産むのでしょう。卵から孵った幼虫は晩秋までに落葉をたくさん食べて冬越しします。来年大きな成虫になるためには今の時期が大切です。
来月の今頃には収穫できる我家の早生栗
栗以外の木の実も成長していました。渋柿はまだ緑色ですが大きくなっています。干柿にするのが楽しみです。なお、甘柿はみんな実が落ちていました。去年たくさん収穫したため、今年は実がならない年なのです。
イチジクの実も大きくなっています。8月内に美味しい実を食べることができそうです。ちなみに、果物屋さんではもうイチジクが売られています。
大きく育った渋柿、11月に干柿に 来月には食べられそうなイチジク
春に袋掛けした桃を初収穫しました。今年は熟さずに腐った桃が少なくありませんでした。熟した割合は1/5個でしょうか。腐ると、袋の中で実が落花するため袋が枝からだらりと垂れ下がります。そして、空に透かした実が暗い色をしています。熟しているとピンク色に見えるのですが。
あと数個だけ樹の上に実がありますが、良くて一個位しか収穫できないのではないかと思います。実は一週間位前に半分腐った実を収穫しました。腐った箇所を切り捨てて熟した方を食べました。
良い匂いがする袋を外すと、ピンク色の美味しそうな桃
今回収穫したのは古木の桃です。根元のあちこちが枯れています。中に虫が巣食っているのかキツツキが明けた穴がたくさんあります。数年後にこの桃は枯れると思います。そのため、代わりの桃の樹を別の畑で育てています。去年桃の苗木を植えました。まだ背が低くいため、あと数年は花が咲かないと思います。
今回収穫した桃 手で袋ごと収穫 枝に残る袋掛けした桃
毎年の事てすが、桃の袋掛けをしました。樹勢が落ちているため、幹のあちこちが傷んでいます。幹の中に虫がいるようでキツツキが突いた穴があちこち開いています。近いうちに桃の樹は倒れるような気がしています。代わりに桃の苗を植えましたが、まだ実が成るほどには大きくなっていません。
樹勢が落ちたとは言え花が咲いて小さな実がなっていました。その実に桃用の袋を掛けておきました。6月の初めには美味しい桃を食べることができると思います。
梯子に登って、高い位置に実った桃の実に袋を掛ける
私が子供の頃、我家は桃農家でした。袋掛けする時には親戚中の人が袋掛けの応援に来ていました。早朝は桃に掛ける袋を作る事から始めました。袋が出来上がると、桃が植えてある山に登って桃に袋を全員で掛けていました。
お昼になると全員が一ヵ所に輪になって重箱をつつきながら楽しい昼食タイムでした。その後1時間程度桃の樹の下でお昼寝です。その後、むっくり起き上がって袋掛けを夕方までしていました。懐かしい昭和の思い出です。
摘果して枝に実を一つ 桃用の袋を掛ける 全ての実に袋掛け
梅がだいぶ散りました。次の花が次々に咲いています。今満開なのはボケの花ですが、すでに散り始めています。その他では、桃,スモモ,ハナズオウ,そして桜がもう少ししたら咲き始めます。
今日は雨が降っていて寒い事、クラフト小屋内で練炭に火を付けました。練炭の火で暖まりながらわら細工をしました。もう少し暖かくなって欲しいものです。
満開のボケですが、散り始めた花弁もちらほら
レンギョウが雨の中で咲いています。桜は、雨続きで寒いためかつぼみのままです。いつもは桜の後に咲く桃の方が今にも咲きそうです。土手などを見るといろんな野草がすでに花を咲かせています。ホトケノザが一番多く咲いているようみ見えます。遠くからみるとピン色に見えます。季節がどんどん変わっているのが分かる毎日です。
今にも咲きそうな桃 ハナズオウのつぼみ 雨粒にまみれたレンギョウ
毎年の事ですが、我家の蝋梅は、お正月頃から咲き始め今は満開です。一年で一番最初に咲く花です。すべての枝は黄色の花で覆われています。遠くから見ると、樹全体が黄色なので良く目立ちます。
この花が散り始めると、以前ならが福寿草が咲き始めます。しかし、何年か前に絶えてしまいました。福寿草は田布施では育たないようです。寒い土地が育つのに適地なのでしょう。
樹全体が黄色の花弁で覆いつくされる
我家にはもう福寿草がないので、蝋梅の次にはスノードロップやクロッカスが咲き始めます。クロッカスの花が散ると春の花が次々に咲き始めます。チューリップ、アネモネ、ラナンキュラス、水仙などです。また、樹では桃、桜、アンズ、藤が咲き始めます。早く暖かい春になって欲しいものです。
綺麗な蝋梅の花弁 蝋梅の樹全体が黄色に染まる
数年前からクヌギを伐採していますか、今だに伐採した幹からひこばえが生え続けています。なんとかひこばえを退治したいのですができません。一番確実な方法は幹に穴を開けて、その穴に除草剤を注入することです。しかし、近くに渋柿を植えています。そのため、除草剤は使いたくありません。
毎年こうして伐採していると、いつかは枯れてくれると期待しているのですが。なかなか枯れてくれません。やれやれです。
以前はノコギリで、今年はチェーンソーでひこばえを伐採
今まで一番効果的だったのは、
①ひこばえを幹の皮ごと一緒に伐採すること。
②幹のあちこちをチェーンソーで切り刻むこと。
③斧を振り下ろして幹に傷をつけること。いい運動になります!
です。
ばい菌が幹に入るようで枯れます。しかし、中にはしぶとく再生して生き返り、ひこばえが出る幹もあります。いたちごっこです。
ひこばえが生い茂ったクヌギ 全てのひこばえを切り取る
樹に残っていた最後の渋柿を20個位収穫しました。そして、干柿にするため皮を剥いて紐に吊るしました。数日前に吊るした干柿は小さかったためか、食べることができそうな色になっています。手で揉んでおきました。来週には食べることができるのではないかと思います。
これだけの数の干柿を我家で作ることができれば安心です。以前のように久留米まで渋柿をいただきに行くことはありません。まだ渋柿が成らない幼樹が数本あります。今後さらにたくさんの干柿を作ることができるのではないかと期待しています。
寒風の吹く夜に皮を剥いだ渋柿を吊るし、お酒のアルコールで消毒
ところで渋柿の皮の剥ぎ方ですが、みなさんはどのように剥いでいるのでしょうか。少し前まではピラーで剥いでいたのですが、急いでいると指を切ってしまうことがあります。そこで包丁に切り替えました。ところが、意外にも包丁で皮を剥いだ方が早いことに気が付きました。ちなみに、工場で量産する渋柿はろくろに刺してクルクル回しながら皮を剥ぐようです。
包丁で渋柿の皮を剥ぐ 残り二個になった渋柿
一昨日収穫した渋柿、すでに干柿にするため吊るしてあります。続いて、今回も渋柿を収穫して干柿にするため吊るしました。今回は前回と別の樹を収穫しました。ところが、前回と同じ品種なのに実が大きいのです。
日当たり,肥料分,地下の水分量など何かの違いがあったのでしょうか。唯一違うと思われるのが肥料分です。今回の渋柿はネギやジャガイモ畑に近い場所に植えてあります。それらの畑の肥料分を吸ったからかもしれません。
向こう側は先日収穫した渋柿、こちら側は今回収穫の渋柿
ところで、渋柿の皮を剥いたのはほとんどが婆様です。私はあちこち忙しく出かけているため、なかなか皮を剥く時間がとれませんでした。そのため、美味しい干柿ができあがったら婆様に一番多く食べてもらおうと思っています。その他、東京に贈ろうと思います。その余りを私が食べようと思います。
ところで、樹の上にまだ収穫していない渋柿が残っています。時間が空いたら収穫しようと思います。
皮を剥いたたくさんの渋柿 剥いた渋柿を次々に吊るす
5年前に晩生の渋柿の苗木を植えました。その渋柿、去年は11個だけ収穫できました。しかし、今年はたくさん収穫できました。三本の渋柿合わせて80個位です。来年以降は別の渋柿と合わせて100個以上収穫できると思います。
これまで我家の渋柿は10月収穫の品種でした。しかし近年の温暖化で干柿が作れなくなってきたのです。そのためやむなく久留米まで渋柿をいただきに行っていたことがありました。
たくさん実った晩生の渋柿
ただ、実った渋柿を収穫すると思いのほか実が小さいのです。売っている渋柿は摘果したのでしょう、とても実が大きく重いのです。来年はなんとか摘果したいと思います。さて、たくさん収穫した渋柿、これから次々に皮を剥いで吊るそうと思います。お正月頃には、美味しい干し柿を食べる事ができそうで楽しみです。
次々に枝を切って渋柿を収穫 収穫したたくさんの渋柿
我家の近くの山は紅葉が進行しています。一番進行しているのは桜でしょうか。もう葉が散ってしまいました。そして、まさに進行中なのは、我家の前に二本植えてあるアメリカフウです。緑>黄色>>赤と進んでいます。
面白いのは。同じアメリカフウなのに樹によって進行が1~2週間違うのです。早いものはすでに赤くなって、散り始めています。
我家前に生える一番大きなアメリカフウ、紅葉進行中
私が紅葉で一番好きな樹は柿です。均一に紅葉するのではなく、モザイク状に紅葉が色づくことです。七宝焼きのようです。まだ、柿が数個高い所に残っており、鳥達の貴重な餌になっているようです。一番多く生えているこなら、の樹は、葉が茶色に色づいた後に縮んだように丸まって落葉します。紅葉の様子も落葉の様子も樹によってみな個性があります。
紅葉が進んだアメリカフウ 眩しいほどに紅葉