帰省初日の最初は自分が育った町を見下ろすことができる箕山に登りました。今では山々の尾根沿いに舗装道路が通っているのでバイクで簡単に登ることができます。奥に見えるのが山口県熊毛郡田布施町、手前に見えるのが平生町です。平生町は保育園時代にいろいろな思い出がある町です。祖母に連れられて、今は壊され無い平生座に映画や演劇、遊戯をよく見に行きました。
箕山から、平生町,田布施町を見下ろして
箕山の次に大星山に登りました。新月の夜、この山から空を見上げると、雄大な星空を眺めることができます。しかし、今は展望台や巨大な風車に邪魔されてよく見ることができません。巨大風車の音も耳障りです。
大星山から馬島を見下ろす 大星山から麻郷を見下ろす
大星山から西側の瀬戸内海を見下ろすと目前に、馬島と佐合島を見ることができます。馬島へは子供の頃に船に乗ってよく海水浴に行きました。今はキャンプ場になっているそうです。馬島の向こうには牛島が見えます。はるか向こうには九州の国東半島がうっすらと見えます。
手前は佐賀港、左から佐合島と馬島、その向こうに牛島,祝島を遠望
大星山からの尾根沿いに皇座山に行きました。この山の頂上には何もなくごろごろとした大石が散乱しています。しかし、少し下がったところは整備されている休憩所があります。この場所は広々としておりキャンプにも使えそうです。この山からは柳井市の平郡島を間近に見下ろすことができます。そして、そのはるか向こうに四国の山々を見ることができます。
皇座山から平郡島を見る 長島の上盛山から上関を見る
皇座山をいったん上関町まで降りて今度は島である長島に渡りました。この長島は離島でしたが、私が高校の頃に橋で本州と結ばれました。この島の西端にある四代近くに原子力発電所を作る計画が持ち上がっていますが、賛否両論が町を二分しておりなかなかまとまらないようです。地元のあるお年寄りに聞いた話では、お年寄りは反対意見が多く、若い人は賛成が少なくないそうです。若い人は仕事に期待しているがゆえとのこと。
近年この島では若者の流出が激しかったようです。ちなみに島の中央部にあった白井田小学校は昭和20年頃には300人もの子供が通っていましたが、20年ほど前に廃校になった当時には7人程度に激減していたそうです。離島に限らず山間部の人口流出は、若者が勤める仕事が無くなったことが大きな原因のようです。
長島の上盛山頂上から柳井市方面を見下ろして