耕耘除草したニンニク畑に寄って、除草の効果があったか,そしてニンニクを痛めていないか調べました。2月にも関わらず雑草が思いのほか伸びていましたので、遠目には除草の効果がそれほどないように見えます。しかし、畑の中に入ると一部の草は干草のようになっていました。雑草の種類を調べると7割がホトケノザでした。
除草した畝と除草しない畝が縞模様になったニンニク畑
普通除草と言うと、地上の草を刈り取ることを言います。しかし、耕耘除草は雑草と土を天地返しして草を枯らします。土が上になり乾燥することによって根が枯れ雑草を枯らします。草刈機のように地上部の雑草を切断するわけではないので枯れるには時間がかかります。途中雨が降ると雑草が生き残り除草効果が減ります。
雑草と土が反転した畝 枯れる途中の雑草(ホトケノザ)
このまま晴天が続けば雑草は少しずつ枯れると思います。肝心のニンニクを調べてみると耕耘除草の影響は全くありませんでした。近日中に除草しなかった畝を除草します。さらに、一週間後頃に再度耕耘除草すれば除草は完璧だと思います。なお、ニンニク間の除草は手やクワでするしかありません。
左側は無除草の畝、葉が出たニンニク、右は耕耘除草した畝
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引き続いて日立製のトランジスタラジオを修理していますが、どうも高周波増幅部か局部発信回路部の故障のようで難儀しています。低周波部は比較的簡単に修理できますが、高周波関連の故障はなかなか面倒です。昔のトランジスタラジオは回路図が無いので、その回路図を推定しながら修理を進めていかざるを得ません。
バリコンや高周波増幅部や局部発信部の付近、配線がとても複雑
回路図を推定するためには基板の裏側の半田付けを調査する必要があります。この基板を調査した後、表側の部品配置と付き合わせながら回路図を再現します。基板の半田付け以上に大変なのは、複雑に這いまわっている配線です。白い紙に基板を写し取り、その上に配線を写し取っていきます。修理中に基板や端子につながった線が切れることがあります。その対策のためにも配線図は必須です。
白い紙の上に、基板の半田付け図と各色の配線を写し取る
基板や配線を紙に写し取る上で困ったことが分かりました。調査したい高周波増幅部と局部発信部の上をチューニングダイヤル部が覆っています。このため、基板や配線を写し取れません。どうも、チューニングダイヤル指針やその指針をスライドさせる糸を外さざるを得ないようです。目が疲れるので今日の修理はここまで。次の日に修理を再開できるように、元のようにラジオ組み上げました。
基板の上を覆っているチューニングダイヤル部
2月も下旬になると畑の雑草も元気になってきます。今の時期に除草をしておかないと、3月になるとさらに雑草が伸びて除草が困難になります。畑でも田んぼでも、雑草は小さなうちに取るのが鉄則です。今回は鈴木牧場のニンニク畑を除草をしました。
ニンニクの根を痛めないようにしながら耕耘除草
ニンニクはトラクターなどの機械を使って球根を植えたようです。ニンニクの畝幅や植える幅はほぼ同じ間隔で植えられています。畝幅も70cm程度と狭いので、小型耕耘機のロータリー幅を一番狭く(約60cm)して耕耘除草することにしました。
小型耕耘機のロータリー幅を一番狭くして耕耘除草
午後からパラパラと雨が降ってきたので、除草する畝は一つ飛びにしました。そして、ニンニクの根を痛めないぎりぎりの幅で耕耘除草しました。万が一ニンニクの根を痛めたとしても耕耘していない片側の根は傷みません。一週間ごとに一つ飛びに交互に畝を耕耘除草するといいと思います。
畝を一つ飛びに交互に耕耘除草 根を痛めないように耕耘
除草が3月にずれ込んだ場合、雑草が伸びきってしまいます。そうすると、伸びた雑草が耕耘機のロータリーに巻きつきます。巻きついた雑草は、巻きつくたびに耕耘機を止めて雑草を取らなければなりません。今の時期に除草を開始できて良かったです。
畝を一つ飛びに交互に除草したため、縞模様になったニンニク畑
耕耘除草したニンニク畑を振り返ると、畑全体が縞模様になって綺麗です。畑の耕耘除草がある程度終わると、倒した木で作られた休憩台に座って休みました。春が近いのか、耕耘機を動かして歩いているとほのかに汗ばみます。休憩時にパラパラと雨が降ってきたので、今回の除草は終了としました。
倒した木で作られた休憩台に座って休憩
2月末ともなると、山のカエルが田んぼに降りてきて卵を産みはじめます。畑の様子を見たついでに、先週の雪や雨で水が張っていた田んぼを見に行きました。すると予想通りカエルが卵を産んでいました。去年も同じ頃に卵を産んでいました。しかし、今年は田んぼが干上がりかけておりカエルの卵は乾燥する直前でした。このままにしておくと、卵塊は乾燥して死滅してしまいます。
干上がる直前のカエルの卵塊をスコップですくう
せっかく生んだ卵が死滅するのをそのままにしておくのはとても忍びないので、その乾燥直前の卵塊をスコップですくいました。そして、水をたっぷりたたえている近くの冬水田んぼに移しました。何百個もある卵のうち半数でも生き残ればいいと思います。ちょっぴり善行をしたような良い気分になりました。おたまじゃくしになる3月上旬まで見守りたいと思います。
水をたたえた冬水田んぼに卵塊を移す
今月上旬に小型耕耘機の移動輪のための調査をしました。その時に、最近寒いせいもあり始動性が悪いプラグの調査もしました。そして、移動輪,プラグ,車軸固定ピンなどを農機具店に購入を依頼しました。そのうち、プラグ、車軸ピンが届いたので今回交換しました。
プラグ,車軸ピンなどを新しいものに交換した小型耕耘機
最初にプラグを交換しました。この小型耕耘機は私が修理したときにいただいたものですが、いただいた時にプラグが別のプラグに交換されていました。そのプラグは先端がいつも黒くなっていたため、この耕耘機のエンジンと熱価が合っていないように思いました。取り寄せたプラグと比較するとやはり熱価が合っていませんでした。今回正しい新品のプラグに交換しました。
熱価が合っていないプラグ 取り寄せた新品のプラグ
交換前の古いプラグは、熱価が合っていないためか火花が飛ぶ先端がいつも黒くなっていました。ススのために黒くなっているのですが、黒いと始動性が悪くなったり稼動中にエンジンが不安定になります。プラグを新調したことで、始動性が良くなると共にエンジンの回転が安定すると思います。
ススで黒く汚れた古いプラグと、今回新調した新品プラグ
プラグを新調すると、今度はロータリーの車軸ピンも新しいものに交換しました。この耕耘機のロータリー軸が円軸のため、六角軸のものと比較して車軸ピンがとても磨耗しやすくさらに止めピンがはずれやすくなります。実際にピンが耕耘中に外れて無くなることがあります。磨耗した車軸ピンを取り除いて、新しいものに取り替えました。
ロータリーの外輪を取り付け 新調した車軸ピン
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修理( 9/12) 修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)
暇を見ては前回に続いて、古い日立製高周波増幅付き他励式局部発信式ラジオの修繕を続けています。性急に修理すると思わぬ落とし穴に落ちるので、毎回集中力が続く3時間程度で修繕を続行しています。
回路図再現のためにトリマー部を外してロータリースイッチを露出
短波しか受信できないので何か中波受信に問題があると思われますが、まずは回路図を再現することにしました。回路図再現の一番の障害は、中波と短波を切り替えるロータリースイッチの構造と配線です。まずは、ロータリースイッチの上を覆っているトリマー基板を外しました。トリマー基板を外すと予想通り、電線がローリースイッチ上にクモの巣のように配線されていました。
トリマー基板を外す ロータリースイッチに配線された電線
たくさんの電線がロータリースイッチに配線されているため、時間をかけてその接続先を調査しました。しかし、その電線がどの基板のどの部品に接続されているかまでは今回は調査できませんでした。今回は、ロータリースイッチ周りの配線と接続だけを調査しました。
高周波増幅段付近は電線だらけ 汚れた基板をアルコールで清掃
ロータリースイッチ周りの配線を、デジカメで写真を撮ったり紙に書き写しました。あとは、電線が基板側のどこに接続されているか調査すれば、およその回路図を想定できます。とにかく、細かな作業なのでとても目が疲れました。基板側の調査は後日に回すことにしました。
右側のロータリースイッチと左の基板を結ぶたくさんの電線
ロータリースイッチの配線は紙に書き写したので、あとは基板との配線を確認すればおよその回路図を再現できます。集中力と根気が必要です。このラジオの修理は数ヶ月かかりそうですが、のんびり作業しようと思います。
左は紙に書き写した電線とその色、右は電線の色を一時的回路図に移す
11月末に種蒔きした麦、1月から2月にかけての乾燥で成長が思わしくありませんでした。しかし、先週からの大雪や雨で少し元気になったようです。それまでは、麦畑で目をこらさないと麦の葉があるかどうか分かりませんでしたが、今はうっすらと麦の緑が分かるようになりました。まず、小麦は薄蒔きしたのでちらほらと葉が出ています。
種蒔きした順番に葉がうっすらと並ぶ緑の小麦
一方手蒔きしたライ麦は、一列に緑の葉が並んでいます。2月中はまだまだ寒い日が続きますが、しだいに暖かくなる3月になると一気に葉が伸びてきます。4月になると麦畑一面に麦の葉が美しく並びます。
緑の葉が一列に並んだライ麦
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中波が受信できない日立製ラジオを修繕していますが、このラジオは高周波増幅段がありとても精巧な作りです。このため、めったやたらに修理のために手を加えてしまうとさらに故障が拡大する恐れがあります。このため、実際の修理前に部品や回路図で調査しようと思います。
右上が高周波増幅段、中央部は他励式局部発信段、左下が混合段
このラジオそのものの回路図が無いので、同じ時代で同じようなトランジスタを使い、同じように他励式局部発信、高周波増幅段を持つラジオの回路図を参考にしようと思います。下の回路図は日立製トランジスタを使ったシャープ製ラジオの回路図です。
日立製トランジスタを使ったシャープ製ラジオの高周波増幅段回路図
局部発信回路もよく似ています。短波発信用の日立製トランジスタHJ71を使っています。全く同じではないと思いますが、この回路を参考にして実際の日立製ラジオの回路図を再現してみようと思います。回路図を丹念に追っていけば、断線箇所や容量抜けのコンデンサが分かるかも知れません。
日立製トランジスタを使ったシャープ製ラジオの他励式局部発信回路図
ちなみに、日立製トランジスタは昭和30年代にJIS名称統一のために番号が変わったようです。例えばHJ70が2SA80へと変わりました。実際、この日立製ラジオでは裏蓋にはHJ70使用と書いてありながら、2SA80が使われています。
トランジスタに関する古い書籍(昭和38年)を調べると、トランジスタの開発史を見る思いです。さらに古く昭和32年の書籍を調べると、当時一番性能の良いトランジスタを開発できたのは東通工(SONY)のようです。今のSONYへの発展はこの性能の良いトランジスタを開発できた事が基盤になっているのではないかと思います。
トランジスタ活用辞典(昭和38年発行)より
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バーアンテナが折れてしまった日立製ラジオですが、そのバーアンテナをなんとかできないでしょうか。そこで、折れた箇所を少しでも接着してみようと思いました。バーアンテナはなかなか希望の寸法のものは売っていません。ましてや、このラジオのように昭和30年代に作られたラジオ用のバーアンテナは無いと思った方がいいでしょう。自分で何とかするしかないようです。
パーアンテナが折れてしまっ日立製ラジオ基板
バーアンテナはフェライトで、いわば焼き固めた瀬戸物です。もう一度焼き固めるなどは素人はできません。仕方がないので、なんとか折れる前の状態に戻すために瞬間接着剤でくっつけてみることにしました。なるべく強固に接着するための工具を使いました。接着剤を折れた面に付けた後、直ちにこの工具を使って強く固定しました。
折れた部分を蜜に接着 強固に接するための押さえる工具
瞬間接着剤を使って10分程度強く固定しました。押さえる工具を放しても接着面は外れず固定されたようです。接着したとは言え、バーアンテナは損傷を受けています。受信できても同調周波数は高い方になっているのではないかと思います。
折れたバーアンテナを接着し固定中のラジオ基板
バーアンテナが接着されたことを確認後、ラジオの受信状態を確認しました。修理したSG(シグナルゼネレータ)から電波を発信して受信状態を確認しました。すると、短波は受信することができました。予想通り、周波数は高い方に偏ってしました。5MHZ目盛りのところが6MHZの電波をひろいます。1~2割程度高い方に寄っています。
なお、中波は全く受信できませんでした。その原因は今のところ分かりません。局部発信との同期が全く合っていないか、それとも局部発信していないかなどの故障が別にあるのかも知れません。のんびり調査しようと思います。
SG(シグナルゼネレータ)で受信状態を確認中の日立製ラジオ
2年ほど前に修理した木製あんかが壊れてしまいました。いつものようにこの木製あんかを使っていましたが、寝ているときに知らずに足で蹴飛ばしてしまったようです。朝起きた時に温度調製ダイヤル部分の木製部分が壊れていました。とても古い電化製品のため壊れやすくなっていたようです。
温度調製ダイヤル部分の木を止めるネジがはずれて壊れる
ヒーター部分を外して見ましたが、2年ほど前に修理したネオンランプ箇所は壊れていませんでした。壊れたのは、温度調節をするダイヤルがある木製部分です。ネジが取れたために外れてしまいました。木ネジが一つ見当たりませんでした。紛失したようです。
ヒーターとダイヤル部を外す ほこりが溜まったネオンランプ部
温度調節をするダイヤルがある木製部は本体の添え木と釘で固定されていましたが、長年の使用で釘が緩んで外れてしまったようです。釘に加えて新しく購入した木ネジで再度固定しました。
緩んで外れた添え木を、釘に加えて木ネジで再度固定
外れた添え木を木ネジで再度固定すると、ようやく温度調製をするダイヤルがある木部を本体に付けられます。この木部を取り付ける木ネジも新しくしました。少し長めの25mmの十字さら木ネジを取り付けました。これでしっかりと固定することができました。
ヒーターとダイヤル部を本体に取付け 新しい25mmのさら木ネジで固定
まだまだ寒い日が続きます。子供の頃から使い続けているこの木製あんかは、使うほどに愛着が出てきます。温まり方は遅いのですが、木特有のなで心地がとても好きです。これからも故障することがあるでしょうが、そのつど修理して使い続けようと思います。
修理し終わった木製あんか
真っ白の雪に覆われた麦畑
麦畑を見た後、田んぼに降りてみました。田んぼは雪と溶けた水で覆われていました。そして、田んぼを覆っている雪を目をこらして見ると、いくつかの鳥や獣の足跡が残っていました。特に、鳥の足跡は鮮明に残っていました。鳥特有の三本指の足跡とひれ付きの三本指の足跡です。ひれ付きの足跡はカモではないかと思います。
三本指の鳥の足跡 ひれが付いた三本指の鳥の足跡
田んぼから再び畑に戻ってタマネギ畑に行きました。去年11月に苗を植えましたが、このところの乾燥で苗はだいぶ弱っているように見えました。さらに、この大雪ですっかり雪に埋っていました。苗の先端が所々雪に上に出ていました
葉の先端が雪に上に出るタマネギ畑
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修理( 9/12) 修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)
いろいろな古いトランジスタラジオを平行して修理していますが、久しぶりに日立製のトランジスタラジオを修理しようと思います。以前修理した日立製のトランジスタラジオは、チューニングダイヤルの脱落でした。このため、修理は簡単に済んでしまいました。しかし、今回はとても難しそうです。
ラジオ放送を正常に受信しない日立製トランジスタラジオWH-901
修理が難しいと思う理由は、初段が高周波増幅で構成されているからです。ケースを開いてみてバリコンが三連であることから分かります。無事に修理してもトラッキングの調製が難しそうです。これまではバリコン二連の普通のラジオならばトラッキングした経験がありますが、三連は初めてです。
三連のバリコンを使用 中間周波段のトランジスタは2SA12
使われているトランジスタを見ると、このラジオが製作された当時はトランジスタ名称が統一される過渡期だったようです。裏蓋に記載されているトランジスタ2N218が実際には2SA12が使われています。このように、HJ70に2SA60が,HJ71に2SA81が,2N217に2SB77が,2N215に2SB75が使われています。このラジオが開発された当初は裏蓋に記載されたトランジスタが使われていたのでしょう。たまたま私が持っている昭和38年9版の「トランジスタ活用辞典」内のトランジスタ索引でトランジスタ名称の変遷が分かります。
このラジオWH-901の裏蓋に書かれていたトランジスタ配置図
このトランジスタラジオは1960年頃に作られたようです。今の小型ラジオにはポリバリコンが使われていますが、このラジオにはエアバリコンが使われています。当時はまだ真空管ラジオがまだ幅を利かせていましたので、エアバリコンのほうが信頼性が高かったのかも知れません。当時私は小学低学年生で、家には真空管(ST管)ラジオしかありませんでした。トランジスタを知ったのは中学生になってからです。初めて手に入れたトランジスタは通信販売で手に入れた2SB111でした。ちっぽけな三本脚の豆粒に感動したものでした。
裏蓋を開いて見る各種部品配置 ラジオの愛称は「ペギー」?
ラジオ放送の受信状況を調べると、不思議なことに中波帯はまったく受信しないのに短波帯は弱いながらも受信します。短波帯を受信するので、中間周波段は問題なさそうです。中波の局部発信に問題があるのかな?と思いながら調べると意外な故障を発見しました。なんと、バーアンテナが折れているではありませんか。しかも、中波帯の同調コイル付近で折れています。これでは中波帯を受信できるはずはありません。やれやれ、どうやってバーアンテナを直すか交換するか困った故障です。
バーアンテナが中間付近で折れているのを発見
せっかく三連休でしたが、仕事と頭痛と雪のためにあまり外に出られませんでした。気楽に行ける津久井城址公園に行ってみました。前回は晩秋の香りがまだただよっている12月初旬に訪れましたが、冬のしかも雪が降ったこの公園に行くのは初めてのことです。公園の残雪を見ながらのんびり散策しました。
残雪の樹元から、眩しいほどの青空を見上げる
麦畑や菜の花畑はすっかり雪に埋っていました。麦の緑は全く見えず、菜の花の緑だけがわずかに雪の上に顔を出していました。散策路の途中にあるベンチに腰をかけて遠望すると、丹沢山系が白く雪をかぶっていました。山系には春の農作業期を決める白馬(雪が白い馬のように見える)がよく見えました。
わずかに緑が見える菜の花畑 雪化粧した丹沢山系を遠望
ベンチに座って2時間程度休憩しながら昼食を取りました。ベンチのテーブルや椅子には雪が解けずに残っていましたので、持ってきたタオルでその雪を片側に寄せました。そして、持って来た古いラジオをテーブルに置いて聞きました。隣のベンチに座った親子の声とラジオの声だけが静かに響いていました。
寄せた雪の傍にラジオを置いてしばし傾聴
2時間程度休憩すると下山しました。降りた所は梅が満開でした。白梅に紅梅が綺麗に開いていました。枯れた芝生を踏みしめ、周りに咲く梅を見ながらさらに降りました。公園入口の宿舎に着くと竹細工の実演コーナーがありました。子供達が竹鉄砲などの竹細工をしていました。残雪と満開の梅を楽しみながらの散策でした。
満開の白梅 公園宿舎では竹細工コーナー
別所小学校に5年生のおにぎりパーティー用として使うお米を持って行きました。籾摺りして、精米したお米を約10Kgほどのお米です。合わせて2クラス分のお米で、各クラス5Kgのお米です。今年のおにぎりパーティーは、それぞれのクラスが15日と18日に分かれてするとのこと。
校門を入って玄関に 玄関入口脇の郵便受け上に置く
今日は休日のためか小学校内には誰もいませんでした。見かけたのはクラブ活動で来た子供と保護者数人が外に車で来ていた位でした。誰もいないので、玄関脇の郵便受けの上に「~おにぎりパーティー用~」とお米を入れた袋を置きました。月曜日には誰か気が付いてくれると思います。今年はどんなおにぎりパーティーになるでしょうか。
郵便受けの上屋根の上にお米約10Kgを置く
数日前に別所小学校のおにぎりパーティー用のお米のために籾摺りをしましたが、今回はそれを精米して白米にしました。籾摺りしたその日に精白したかったのですが、精米機が無くて今日にずれてしまいました。精米機を借りていた東京薬科大学のASIATOにメールをして返却してもらいました。
精米機で玄米を精白中、上から玄米を入れると右に白米左に糠を排出
使った精米機は業務用とのことですが、近くにあるお米屋さんの精米機に比べて精米速度がやや遅いようです。一時間ほどで10Kgほどの籾を白米にできました。その間、玄米を追加したり白米がこぼれないか見守りをしました。
上から玄米を追加中 中心部から下に吸い込まれる玄米
この精米機は精白度を決めることができます。精白度を100%にすると綺麗な白米ができあがりますが、やや時間がかかるのと精米機自体がやや熱を持ちます。また、玄米自体を擦り合わせるのか、排出される白米が熱くなったり、玄米自体が持っている水分が蒸発するためか排出口が曇ります。このため、精白度を80%程度にしました。いわゆる胚芽米の状態に精白しました。
精白度をレバーで決める 右の米袋に白米を排出
このようにして子供達が10月に稲刈りして収穫したお米(籾)を白米(正確には胚芽米)にしました。おにぎりパーティーは15日(火曜)と18日(金曜)に開催されるので、直前の12日か13日に別所小学校に届けようと思います。残念ながら、去年はそのおにぎりパーティーに参加できたのですが、今回は仕事のため参加できません。
綺麗な白米が次々に米袋に排出