根気よく縦糸に横糸を遠い続けると、木枠の中にだんだんマフラーの形が出来ていきます。最後にマフラーの大きさまでに織っていくと、織ったマフラーを木枠から取り出します。そして、ほつれないように端を縫います。これで、マフラーの出来上がりです。
市販のマフラーからすれば、おもちゃのようなマフラーです。しかし、自分が飼って育てた羊の羊毛でできた、世界に一つしかない貴重なマフラーです。しかも、自分で紡いで、編んで、織ったオリジナルマフラーの出来上がりです。
織りあがったマフラーを取り外し、端を止める
羊毛の紡ぎ・織り体験の各工程は、次をクリックしてください。
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工程(7) 工程(8) 工程(9) 工程(10) 工程(11) 工程(12) 完成
久しぶりにエンジンを分解しました。吸気の役目をするキャブレターをはずし、次に排気管をはずすなどして、最後に吸気弁と排気弁を掃除して元通りにしました。そして、スターターコイルを勢いよく引っ張るとエンジンが動き出しました。元通りに耕運機を組み立てると、耕運機を畑まで移動しました。しかしながら、それで午前が終わってしまいました。午後は仕事なので、畑の耕運は次の日にすることにしました。
縦糸を何本か張ると、今度はその縦糸に垂直方向に横糸を通します。横糸を通すときは、縦糸の一本一本と横糸が交互に上下になるようにします。このため、奇数本目の縦糸と偶数本目の縦糸を手でより分けながら、縦糸の間を抜けるようにして横糸を通します。
縦糸の端から横糸を張っていく
機械化された編機ではそれを自動的にします。横糸は「ひ」と呼ばれるものに巻かれており、縦糸の間を高速に移動することによって布が編まれます。しかしながら、それらをすべて手で行うことには、編むことの原理を体で知る貴重な経験になります。
「ひ」を使って横糸を張る 次々に横糸を張る
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3月以来途切れていましたが、羊毛を手で紡いで、その糸を使って織る体験シリーズを続けます。糸にした毛糸を一番簡単な方法で布にするためには、その糸を縦糸と横糸に分けて交互に編みます。ここでは、羊毛のオリジナル糸でマフラーを作ってみました。
木枠に縦糸を張る位置決め 一本目の端をテープで固定
まずはマフラーの大きさに合わせた四角の木枠を用意します。木枠でなくてもテープル状の板でもかまいません。まず、縦糸を一方向に木枠に何本か張っていきます。糸をピンと張るためには木枠に釘か押しピンを押すのもいいですが、ここではガムテープで縦糸を張ることにしました。羊毛は伸び縮みするのでガムテープで十分です。そのほうが、縦糸の間隔を自由に開けることが出来ますし、その間隔を奇抜にデザインすることによってオリジナルの面白いマフラーが出来ます。
縦糸を往復させながら何本も張る
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もう一台の草刈機は2サイクルエンジンで、このところ始動性が悪いためキャブレターを洗浄修理しました。普通の農器機械のようなフロートを使用しない構造なので慎重に修理しました。この草刈機は2サイクルエンジンのため、使う前に混合ガソリンを作っておくのが面倒ですが、4サイクルエンジンより馬力があります。修理後小屋周辺を草刈りしながらエンジンの調子を調整しました。
田んぼの淵を歩くと水面がざわめくので、最初はどじょうかと思っていましたがザリガニでした。昨日の台風のように大雨がふると、大きく育ったザリガニが水を出て畦をかっ歩しています。ザリガニを食べる天敵のウシガエルやカラスがいないのも、異常繁殖の原因でしょうか。それに、そばの山でよく見かけたタヌキがこのところいないのも影響しているかも知れません。
去年の台風では強風で防鳥網が何度も外れて困りました。今日の昼時点では、網の中心部が一部ほどけていたくらいで網は外れていませんでした。やれ一安心。田んぼは水浸しでしたが、どの稲も倒れずに穂がよく実っています。
田んぼの面積が広いプロの農家では、網を張るようなことはしないでしょうが、ここの田んぼは防鳥網を張らないと収穫は望めません。しばらくは網から目が離せません。
田植えを過ぎた頃、害虫のウンカがたくさん出現しますが、いつの間にかいなくなります。おそらくクモが食べてしまうからだと思います。同じ益虫のカマキリはクモのように素早くは稲の葉や水面を移動できません。私見ではありますが、クモ類が一番害虫を減らすことに貢献しているのではないかと思っています。
----以下、瑞穂農芸高校からのメール----瑞穂農芸の宮村です、いただいた苗は順調に生育しております、途中窒素切れになってしまったのですが、化成肥料でなんとかここ迄きました。写真を続けて送りますのでご覧ください。今後もよろしくお願いいたします。
今年も頑張って「ごはんCUP 2005」への出場権(全国で5チーム)を獲得して欲しいものです。「ごはんCUP」とは、高校生自身が作ったお米や野菜などの食材を使用して、高校生自身が料理する、全農主催の全国規模の高校生調理コンテストです。去年、私が米作りを指導した高校生が出場権を獲得してNHKで全国放送されました。
カマキリは小さいときもなかなか見つけることができませんでしたが、今はずいぶんと成長して簡単に見つけることができます。田んぼに住むカマキリは、稲の葉や茎に沿うようにして留まっています。小さいときはウンカなどの昆虫を、大きくなるとイナゴなどの昆虫を食べているのでしょう。カマも大きくなってずいぶんと威厳が出てきたように思います。あと一回脱皮すると成虫になると思います。
今は羽が小さいのでピョンピョン跳ねるだけですが、秋になって成虫になると後羽が伸びて空を飛べるようになります。人が近づくとパチパチ音を立てながら跳ねたり飛んだりしながら逃げます。昔はこの頃のイナゴをビンや袋にたくさん採取して漬物にしました。貴重な蛋白源だったのでしょうね。バッタの形は残っているので気味が悪いですが、海老だと思って食べると意外と美味です。
長方形の田んぼのため比較的網を掛けやすかったのですが、持って行った二つの青い網は思っていたより面積が少なくて、二つ合わせてようやく田んぼの約3/4を被いました。被わなかった1/4は、田植えが遅れて余り稲の生育が良くなく収穫があまり望めないところで、10月の早いうちに刈り取って稲を干したり脱穀する場所にしようと思います。
ため池周辺の他の田んぼは網を掛けていないので、ここの田んぼはスズメの被害に遭うことは少ないと考えられます。4年ほど前に桜木中学校の生徒達が稲を作ったときもそうでした。ここは比較的面積が広い田んぼなので小学生達に稲刈りを十分体験してもらえると思っています。これから、稲刈り,脱穀体験(江戸時代から最近までの脱穀方法),唐箕,籾摺り,精米,縄ないなどの体験計画を練ろうと思います。
最初は竿を田んぼに刺していき、次にその竿の頂上にペットボトルを掛けていきます。そしてロープを張っていきました。全部の竿にロープを張った後はいよいよ網を掛けていきました。口で説明すると簡単なようですが、ぬかるんだ田んぼの中を縦横無尽に歩き回りながらの作業はよろけそうになりながらとても大変です。やはり網掛け作業には人数がたくさん欲しいです。一人多いだけでずいぶん作業が楽になります。
網二枚を田んぼに被って、やっと終わりました。米作りに苦労するこんな姿を小学生に見せたいものです。網掛けが終わって家に帰ると、疲れがどっと押し寄せてぐっすりと寝ることができました。
稲を作っていると、この時期に中干しという工程があります。稲の根に酸素を送ったり、稲が穂の重みで倒れないように稲の根元を引き締めます。しかし田んぼを干すと水中で生活している小動物たちは死んでしまいます。
ユギ・ファームの田んぼは、小動物達を生かすため基本的に中干しをしません。この時期の稲の下の水面下を見ると大きく育ったヤゴ、ゲンゴロウ、コオイムシなどがたくさんいます。これからさらに羽化するヤゴが増えます。そして秋にかけて田んぼを飛び回るトンボが増えます。
一方、畦に草が茂ってきたため、その草を刈るために草刈機を久しぶりに使おうと思ったらエンジンがかかりませんでした。混合ガソリンを使う機種のため、キャブレターにタール状のものが付いてガソリンがうまく流れなくなったためと考えられます。明日少し時間があるのでキャブレターを分解して直してみようと思います。