東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

黒米の出穂

2000年07月31日 | 田舎暮らし
 昨日田んぼを見回っていましたら、黒米の一株が出穂しているのを見つけました。黒米は確か6月末に田植えをしたはずですので、田植えから一ヶ月しか経っていません。黒米の中に特別に早生なのが混じっていたのだと思いますが、あまりの早さに驚いています。

                   出穂した黒米(のぎが黒色)


 町田市や稲城市の田んぼを回ってみました。町田市のある田んぼでは、イナゴが大発生していました。畦を歩くと、パチパチと音を立てて何百匹のイナゴが飛び散ります。畦際の稲はかわいそうなぐらい葉をかじられて、稲株が骨のようになっていました。
 しかし、稲をよく見るとクモがたくさんいますし、クモの卵塊も見かけますのでうまくバランスが取れているようです。このクモの親は、卵がかえるまで卵を守っているようでした。

 手作りした草取り器を修理しておきました。ただ、草がだいぶ大きくなっていますので、この草取り器ではもう無理のようです。今年は、ヒエは去年ほどは発生していませんが、コナギがけっこうしぶとく発生しています。手取りして除草するしかないようです。
 ※草取り器(田車):草取り器は、二つの車輪をまわして除草するのではなくて、先っちょについている、アヒルの口のようなところをすべらすようにするのがコツです。車輪は、土をかるくこねる程度に回します。車輪が泥に埋まってしまうようでは、能率があがりません。田植えから3週間後ぐらいまでの間が草取り器が最も有効です。

 あと2,3週間すると、ソバの種まき、秋ジャガイモ、キャベツの育苗などが始まります。のんびりできそうもありません。
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稲の成長の違い

2000年07月18日 | 稲:田植え,草取り
 田んぼを観察してみました。一番成長が良いのがクレソン横に苗を植えた黒米です。ちょっと思わしくないのは、溜池近くの田んぼです。クレソン横の田んぼは、堆肥も入れて何度か耕運したためでしようか?溜池近くの田んぼは、去年土砂が流れこんだため土質が変わったためでしょうか?
 各田んぼを観察すると、雑草や生き物に微妙な違いがあります。とても面白いです。ざっとみて感じたのは、肥えている田んぼは、浮き草や藻が繁殖する一方で雑草が少ないです。また、いろんな水生昆虫が多いように思いました。やせている田んぼは、水が透明でコナギやウリカワなどの雑草がよく生えています。昆虫も少ないように思いました。

                比較的成長が旺盛な田んぼの稲


 先日頼まれていた日本建築学会大会 農村計画部門 研究協議会の「田園環境のエコライフと学習力」に関する原稿(A4で6枚)を作成して、日大の糸長先生に郵送しました。その後、糸長先生から受理のメールをいただきました。9月に郡山で大会があるとのことなので、仕事の都合がつけば出席できればと思っています。
 話が変わりますが、パソコンのハードディスクが壊れてしまいました。貴重な画像などのデータがパーになりました(しくしく)。ボーナスをはたいてCD-R/RW付きのパソコンを買いました。これからは頻繁にバックアップを取ろうと思います。
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田んぼの草取り、田植え正月

2000年07月02日 | 田舎暮らし
 今日は田んぼの草取りをしました。その草取りで、私が手作りした田車を初めて使ってみました。意外と草がよく取れるのでよかったですが、使い方にちょっとしたこつが必要です。草を取ると言うよりも、雑草を田んぼの泥の中に埋め込みます。

             手作りした田車の初使用、なかなかの使用感


 木とアルミを使っているので、乱暴に扱うと壊れてしまいそうです。丁寧に取り扱い、使ったあとはよーく水洗いして干しておく必要があります。

               草を取るというよりも、草を泥中に埋める


 草取りのあと、今日来られた方々と田植え正月(「さなぶり」とも言う)をしました。お酒も入って、みなさん楽しく話が進みました。歓談中、カミナリが鳴り、大粒の雨が降りました。梅雨明けが近いのでしょうか。

             田植え正月でお酒も入り、歓談中のみなさん
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小川の小動物

2000年07月01日 | 田舎暮らし
 午前中は草取り用の田車を製作して、午後は田んぼに行って小川を少し観察してみました。真夏日で田んぼの水温が上がったためでしょうか、おたまじゃくしが苦しそうでした。
 日陰になった小川をちょっとすくってみると、大きさがまちまちの「ほとけどじょう」がたくさんいました。うまく繁殖しているようです。

    小川にたくさんいたホトケドジョウ(この地域では「お婆ドジョウ」と言う)


 それから、長さが約20cmぐらいの黒い細長い胴体で、日陰の水中に沈んだ枯枝の中をくねくねと泳いでいるものを、ほんの一瞬でしたが見ました。写真を取る暇もありませんでしたが、間違いなければ「うなぎ」ではないかと思います。しかし、うなぎなら海から川をのぼってくるはずです。あのどぶ川のような大栗川を渡ってきたのでしょうか?ちょっと信じられません。いつか、トラップを仕掛けてみて真相を確かめてみたいと思います。
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