すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

教室で使ってみたい侍言葉

2008年07月17日 | 読書
 コンビニの雑誌が並んでいる棚に、ちょっと目を引く題名の新書があった。

 『日常生活で使ってみたい「侍」の日本語』(市川スガノ著 日本文芸社)
 
 「武士の言葉を現代に応用した実戦会話術」というコピーも表紙にあるが、まさか実際に使えるわけではないだろうが、面白そうな企画ではないか、笑えるはず…と休日読書用と思って手を伸ばした。

 なかなか笑えた。日常のビジネスシーンなどをサラリと揶揄している文章が軽妙だ。

 それにしても取り上げられた60ほどの侍言葉のほとんど耳にしているというのは、やはりテレビの影響か。時代劇全盛に育ったこの年代はさすがだ、とわけのわからない自画自賛をしてしまう。
 わずかに「手もと不如意」という言葉だけが初対面だったが、それ以外は「使え」と言われればいつでも使えるほど意味を知っているから、怖い?
 ふだん活用していないのが不思議なほどだ。

 では(そんな続き方ではないが)この書物を利用してきわめて個人的に、「教室で使ってみたい侍言葉 ベスト3」を選んでみる。

これは異なことを
 あげ足を取る発言や他者の非難に終始している子がいたときに使って、何のための話し合いかを意識させる時などどうか。あまり理屈っぽく言ってくる子へ「片腹いたいわ」も効くかも。

ぜひもない
 理不尽なことも多い学校生活。立ち直りを早くしないと次の行動についていけない。そこで失敗したときなど、すぐにこの言葉で切り替える。

そこへなおれ!
 これは言うまでもなく強い調子で叱責するときに、迫力満点。

 こんな下らぬことを書いて、面目次第もござらん。それでは御免。