すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

闇の中にある音よ

2011年04月05日 | 雑記帳
 震災で被災した方や避難している方を励まそうという趣旨で、いろいろと番組が作られている。

 BSで放送されていた音楽番組で、出演した谷村新司が話したなかに、こんな言葉があった。

 「『闇』という漢字の中には、「音」という字が入っているでしょう。だから・・・・」

 言われてみて確かにそうだなと思い、そういえば、と思い出したことがあった。

 そもそもの「音」という漢字の成り立ちである。

 こんなことを、以前いた学校の校報の一つのコーナーに書いていた。
 (ホームページに残してある)
 http://homepage3.nifty.com/spring21/CCP051.html

 音とは「祈り」である。

 テレビやラジオが流す音の力も大きいが、やはり一番の力は、傍にいる人たちの声だろうと思う。
 励ます言葉や和らぐ言葉が交わされていることを願っている。
 闇であっても、それは一人ではない。

 
 谷村が、千住明・真理子の兄妹とセッションをして歌った曲は、『いい日旅立ち』だった。
 それにしても、今聴くと、この歌詞は!と感じてしまう。

 ♪雪解け間近の北の空に向かい 
 過ぎ去りし日々の 夢を叫ぶとき
 帰らぬ人々 熱い胸をよぎる