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あれは何の回収だったのか

2022年04月08日 | 雑記帳
 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が終了。今までとは違う形で、これもまた面白かった。始まったあたりに、「カニカニエビリバディ」ともじったのは誰だったろうか。それほど豪華な味が並んだわけではないが、個人的に注目していた女優が多かったので好感がもてた。まあなんと言っても深津絵里に尽きるのだが…。



 6日放送分でアニーがラジオで告白したときの驚きの長回しシーン。あんな演出は朝ドラ史上、はたしてあったか。あのアップに応えられる女優はそうはいないはず。他の若手二人の主役はオーディションだったが、深津だけはオファーしたという。その理由はいくつかあったと思うが、齢を増すごとに輝くばかりだ。


 川栄李奈も以前から注目していた。彼女もシリアス系になるとぐっと締まる個性があるので、齢を経た役どころの方が映えた。最終が2025年という設定。そのごく近い未来もやっぱりマスクかと思わされたのには少しがっかりだが、「ひなた」という名前が最後までキーワードになり、ハッピーに終わってくれた。


 全体を通して印象づけられるのが、伏線回収的なつくりが目立ったこと。まさしく今日のラストシーンも見事につなげていたし、ドラマのテンポが速い割に、様々な人物を登場させているので、視聴者として楽しめる部分も多かった。それにしても、最終回を見ていて「エッ」と思わず夫婦で顔を見合わせた場面がある。


 それは、るいの親友一子の夫?。「ああ、この人」と声が出た。俳優は徳井優。結婚などの場面には登場していないはずで、確かるいがクリーニング店に勤めていた時に、因縁をつける役で出ていたはずだ。ネットでも騒然(笑)となっているようで、いや楽しませてもらった。最後の衝撃がこれで良かったのかどうか。