すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

絵本漬け、幸せな一日

2023年05月11日 | 絵本
 予想していなかったが、こども園と学校の読み聞かせが重なった。もっともこども園は午前、学校は午後なので他の迫った仕事もなく、計画通り行うこととした。こういう日はこの先ないかもしれないし、残しておきたい。こども園では4冊(うち紙芝居が一つ)、学校は下学年対象で3冊取り上げ、計7冊読みきった。


『あか あお ふたりで』先日書いた通りのなかみ。これは、鉛筆で何が描かれているか、子どもの反応があるほうが楽しいし、やりやすかった。問いかけてもいいと感じた。

『あばれネコ』…キューライス作の、楽しい絵本だ。ただネコが暴れて、最後に母親に叱られるという顛末だが、その単純さが楽しい。暴れ具合で聞き手のボルテージも高まった。

『きみなんか だいきらいさ』…これも先日書いた。小さい絵本をモニターで拡大したのはよかった。仲よくなる結末は予想していたようだが、二人の表情がいいし、子どもたちも食い入るように見つめてくれた。

『となりのさくら』(紙芝居)…落語をもとにした絵本。長野ヒデ子さんの絵が可愛いし、ストーリーも単純なので見入ってくれたようだ。「花」と「鼻」の違いの妙が伝わったかどうか。




『てんてんきょうだい』…「一年生のために」とひらがな学習を意識させたが、それはお構いなしの楽しい絵本である。セリフにも濁点をつけるので、読みは結構大変だが、たいそう盛り上がった。

『ゴリラさん、だめです』…声をかけるうさぎと、しゃべらず行動するゴリラのズレの繰り返しが楽しい。子どもたちも先を予想して読むが、山場でひっくり返る面白さは印象に残ったかな。

『まっくろいたちのレストラン』気に入りの「恋の絵本」。さすがに一年生には無理だったかもしれないが、静かに聴いてくれた。何が心に残るかは、それぞれなのだが「まっくろいたちの…」と言えば思い出してくれる話になった気がする。

 一度に多くこなすとなると、散漫な脳みそがさらにばらけて集中できないのが常だ。しかし今回は準備期間もあったので、まずまずの出来だった。この経験を少し糧にしたい。