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社会保険労務士試験の合格を目指す方を応援するページ

チビひこの体験記【11月号】

2005-11-14 05:56:43 | 受験体験記
こんにちは、チビひこです。
当然ですが、みなさんは何時間くらい勉強してますか?!
具体的にどれくらい勉強すれば光が見えるのか・・・
私は「合格するには800~1,000時間必要」って聞きました。
あと「テキストと問題集を10回やれば合格する」というのも。
そこで私は両方を指標にしました。(「10回」については問題集だけでしたが) 

当時1日12時間以上会社にいるという私でしたので、こんな風に
最低ルールを決めました。
【平日】
通勤往復40分+早起きして会社近くでモーニングしながら30分
+帰宅後何があっても最低30分
【週末】
3~5時間。
これが最低絶対ライン。そして週間最低目標として、
GWまで→週15時間、GW明け→週40時間。
だからGWまでの週15時間は、特に苦しくはなかったです。
平日遊ぶこともありましたし、休日のどっちかは出かけてましたし・・・
っていうかそういう切り替えが長期戦には必要だと1度目の失敗で知りました。
続けられなければ意味ないですからね。
(ちなみに私の勉強開始時期ですが、1度目の挑戦は11月から。
2度目は12月からです。)

1月末まで何を勉強していたかというと、テキスト中心に全教科まず一巡。
教科の単元ごとで、今読んだ条文なりがどのように試験問題になって出て
くるのか参考程度に問題集を見ていました。
これは2度目の挑戦も同じでした。
目的は「へぇ~」「なるほど」と「理解」すること。
決して「暗記する」んじゃないんです。
「なぜそうなるのかわからない」「言ってる意味がわからない」にブチあたったら
絶対人に聞くべし
予備校の先生、通信の質問用紙、ネットで回答してくれるサイトなんでもいいから
活用しまくる!
「よくわかんないけど覚えればいいや」・・・これだけは絶対に禁物です!!
理解なくして暗記なし”です。
意味もなく暗記できる量ではありませんから!
みなさん「どうして魔王」になりましょう! 

つづく(^^)
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チビひこの体験記【10月号】

2005-10-16 06:03:57 | 受験体験記

こんにちは、チビひこです。初学者にとって、法律のテキストを目の前に
するのって複雑ですよね?!これから始まる未知の世界にワクワクする
ような、えぇーこんなに覚えなきゃなのぉという不安とが入り乱れて…。

でも大丈夫!勉強しはじめは、物知りになっていく自分がうれしくて
だから結構楽しくて!全教科一巡目はこの調子でいいと思います。

二巡目以降、細かく勉強していくうえで必要な用語の定義というか単語の
意味を「知る」って感じです。

細かい要件や数字なんて無視無視

 ひとつだけ要注意!この段階で、マーカーは引かない!どうしても引き
たい時はえんぴつ。色が付いたテキストを見ると勉強した気になってしまう
この気持ちわかってもらえると思います。

予備校の先生は言います。
「ここは大切だからマーカーして」って。でもよーく考えれば、テキストに
あることは全部大切。その中でも頻出度が高い箇所には既に色が付いている
からそれで十分!たくさん色付けちゃうと、やった気になって満足しちゃうわ、
しかも結局どこが大切なのかわからなくなっちゃうわでアイタタです。

大切なのは「重要な箇所がわかる」ではなく、
「重要な箇所を自分が覚えているか」です。
それを視覚で判断できるよう自分なりに「色付け」をしていくことです。
私はテキストと問題集にこんな風に「色付け」をしていました。ご参考まで。
1回目(えんぴつ
→自分が知らなかったこと、へぇーと思ったこと。先生が大切と言ったところ。
2回目(えんぴつ
→問題を解いてみてなるほどと思った、間違えたところ。
3回目(青えんぴつ
→再度間違えたところ
4回目(黄色マーカー
→いいかげん覚えろ、ここにきて初めて知った重要事項(やばい覚えろ
5回目(ピンクマーカー
→ここだけは絶対に押さえる、最重点事項、最後まで覚えられないこと
最終週(緑マーカー
→お願い覚えて私の脳みそという事項
ってな感じです。

社労士試験は学生の中間・期末試験みたいに一夜漬けやなんとなくの知識では
太刀打ちできません。(=1度目挑戦時の教訓)
試験の時的確にアウトプットできる知識を定着させるために、
自分が覚えているのかいないのか」を基準に「色付け」することをお勧めします 

つづく(^^)
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チビひこの体験記【9月号】

2005-09-18 06:04:26 | 受験体験記
H17年の試験も終わり、あつーい夏もひと段落ですね。

はじめまして。チビひこです。花(?)の社労士受験生時代を2年間経験し、
H13年試験で”足切りのお救い”でどうにか滑り込みセーフできた者です。

この時期になると思い出します、あの頃を…

1年目、10月くらいから某予備校に通って勉強スタート。
右も左もわからない子 だったので、学校の引いているスケジュールがコレはコレで良かったぁ。

そして2回目の挑戦、
「もう基礎知識はある!」という判断のもと独学を決行…お金もなかったし…
ただ、法改正と白書は単発講義を受講。
当時はサラリーマンをしていたんですけど、いやぁ、まさに時間との戦い
1日48時間欲しいと願う超売れっ子アイドル並みの時間の過ごし方でした。
(←後半戦だけかな?!)

試験当日までは精神的・肉体的にホント長い道のり。
途中「気合いだぁ」のスポ根とノリだけの時も、
「根拠がわからない!」なんてやたら理屈小僧の時も、
とにかくやる気が出ないなんて時もありました…。
紆余曲折、暗中模索、試行錯誤の2年間で「これはお勧め!」
「あれはやめた方がいいかも」と私が感じたことを
ご紹介できればと思います。そして何かのお役に立てれば幸いです。

ヒマな時とか休憩したい時にチョコっと覗いてみて下さい♪    
つづく(^^)
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白書を読んでおこう

2005-08-20 05:46:09 | 受験体験記
受験勉強を始めて間もない方々、まだ時間的にゆとりがあることでしょう。
実は、そのような時期にお薦めのことがあります。
加藤が執筆した「社労士」6ヵ月ラクラク合格術という書籍向けに、現在I塾で仕事をされているS氏が合格体験記を執筆して
くれたのですが、その中に

「平成15年2月位までには、厚生労働白書を通読してキーワード等の抽出
(政府が最も力を入れている点等の抽出)をしました。そのキーワード等を
念頭に置いて、基本テキストの通読を開始し、・・・・」
ということが書かれています。

厚生労働白書って、社労士試験の出題者、つまり厚生労働省、ここが取り組ん
でいること、みんな、書かれています。

つまり、直接ではなくとも、間接的に試験の出題には関連が出てくるでしょう。

試験直前にバタバタ傾向をつかむよりは、初めに傾向をつかんでおくほうが
当然、よいわけで。

それに白書を読むのって、けっこう、面倒だったりするので、時間的に余裕が
あるときに、少しずつ読んでおくほうが気が楽ですよね。

厚生労働白書17年版

そんなわけで、時間的に余裕がある方は、少しずつでも白書を読んでおくと
よいですよ。損することは、けしてないでしょうからね。
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平成11年合格 大沢 治子の合格体験記

2005-08-03 11:09:25 | 受験体験記

お金をかけずに短期合格!

 私は平成11年度に12万円程の出費で済ませた一発合格者です。どうしてこんなに安く済ますことができたか、お話したいと思います。

(コメント:この金額はかなりお安いですよね


 受験を考え出したのは平成10年末で、実際に勉強を始めたのは平成11年に入ってからでした。当時は7月末に試験が行われていたので本試験までは残り7箇月弱でしたが、関連書籍を立ち読みしたところ、7箇月という短期間であっても適切な学習を行えば、独学でも合格圏内に入れると判断しました。

(コメント:試験が難しいといわれるようになっても、7ヶ月という期間があれば合格は可能です


独学にしたのは、決まった日・時間・場所に定期的に通うという行動が好きではなかったのと、あまりお金をかけたくなかったからです。

 しかし、独学で勉強を開始したものの、簡単に理解できるわけではありません。勉強が進むにつれて通学受講する方が近道なのかもしれないと思ってきました

「お金をかけない」ことを最優先し、独学に固執するつもりはなかったのです。
第1に達成すべき事は「1回で合格する」こと。

(コメント:そうですよね、まず合格するというのが最優先ですから


独学であっても、基本書や問題集は買わなければなりません。2年も3年もかかれば、毎年新版の参考書を調達しなければならず、それだけ出費も増えることになります。そして時間をも無駄にしてしまうのです。

そこで、資格の学校の講座を無料体験受講してみることにしましたが、長期コースの受付はすでに終了し、勉強開始が遅かった人用の短期コース(受講料13万円位)しかありませんでした。


(コメント:講座を申し込む前に必ず体験しましょう


この無料体験受講をする際、受講するか否かを判断するために念頭に置いたことがあります。それは短期コースのメリットとデメリットです。

進むペースが速いというデメリットを克服するには、予習が不可欠です。必ず予習していかなければ、講義に追いつかないだけでなく、何のことを言っているのかさえわからず、時間を無駄にしてしまうという事態になりかねません。重要度の強弱にも気付かないでしょう。このように考え、受講する科目を予習して出席したところ、たしかに独学より講師が説明してくれた方が効率的でした。しかし、進み具合が早いので、軽く触れるだけの項目が多かった印象を受けました。また、2時間半の講義中で“なるほど!”と思えたのが3、4箇所しかありませんでした

ここで考えたのが
中3日程度で予習と復習を両立できるだろうか。
13万円払う価値があるほど、得たものがあったか。

その答えはNOでした。

講義は猛スピードで進みます したがって、予習・復習の範囲もかなりの量になります。予習だけに絞ったとしても、ある程度理解してから講義に臨む時間的余裕はありません。元来、自分のペースで学習を進めたいタイプの私には、どうにもしっくりこないスケジュールなのです。

また、「予習して受講したことにより“なるほど”が3、4回であった」ということは、独学でも時間をかければ自分で発見できる程度のことだったのではないか、軽く触れただけの項目は結局もう一度自分で理解するよう勉強しなければならないじゃないか、と思い13万円払う価値を見出せませんでした。

このように完全に独学で進めていきましたが、本試験まで残り3箇月というところで、スケジュール調整が必要になってきました  ひとつひとつ理解したいがため、じっくりゆっくりペースで進めていたので、本試験までに全教科を終わらす予定が立たなくなっていたのです。そこで、再び受験校へ出向き、この状況を打開する作戦を考えに行きました。

(コメント:一から十まで学校任せでなく、いかに学校を利用するのか・・・・上手く利用できれば、当然合格になるわけですから、何でもかんでも、学校のいいなりでは、受かるものも受からなくなりますよ


すると、本試験2箇月半前から、いわゆる「直前講座」なるものに目的別講座が数種類存在することを知りました。
1回で合格するためには、お金を払い他人に委ねることも時として必要。

独学による時間的・精神的労力 を考えると、 講座を取ってしまった方が効率的であり、結果的に安くすむことになる。

そう考えながらピックアップした講座が
改正法対策講座
一般常識対策講座
白書対策講座
模試試験
そして、無理にでも全教科に目を通すために、問題演習講座も受講することにしました。

ところが、パンフレットをみているうちに、その他の講座も気になり出し、更に「直前講座セット」だと割引があったので全部受けることにしました。受講料10万程支払いましたが、“受けて大正解!”と思えたのは、前述の講座でしたので、これだけに絞っておけば2万円ほどセーブできたのかもしれません。

運良く1回で合格できたので、振り返ってみれば、基本書等書籍・直前講座・受験料を合計しても12万円程ですみました。

合格するまでにかかった金額としては、かなり安くすんだと思います。ただし、仕事帰りに図書館・喫茶店・ファーストフード店に毎日のように通ったため、飲食代もそこそこかかったことを追記しておきます。

自宅に帰れば食事には困りませんでしたが、TVやベッドの誘惑、家族との会話から逃げる自信がなかったので  これも必要経費と考えました。

これから受験を考えている方は、お金をかけないことを優先するあまり、勉強方法を間違えないように気をつけて下さい。

自分に足りない点は書籍や講座に頼る事も必要です。

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平成16年合格 新井康弘の合格体験記

2005-07-25 22:16:16 | 受験体験記
まず、受験勉強開始前にあたり、どんな試験なのかとういう情報を得るため、受験対策本や合格体験記を見ました。ある受験対策本に「合格には勉強時間1000時間以上、基本書・過去問10回以上解くことが必要」とあり、仕事との両立はできないと思いました。サラリーマン(自分もそうであるが)のように時間が限られていると、○○時間、過去問○○回以上といった「量」よりも「」、つまり「“継続”と“効率”」が合格の秘訣ではないかと考えます 

質を求めるには、独学より通学・通信講座がよいと考え、勤務先近くの予備校に通うこととしました。入学理由は、いたって簡単で、この学校(F)の社労士受験パック受講料が69,800円(当時)と他の予備校よりも割安な価格設定がされていることでした。

ここの講師として受験指導をされていたのが加藤光大先生でした。加藤先生は、受験参考書を執筆し、また講師としてもたくさんの合格者をだしているエキスパートでした。実際、受講前までは、受講料が安いし、不都合がある程度はあることは覚悟したこともありました。しかし、いざ講義がはじまるとポイントを絞った解説等により、そうした不安は払拭されました。受験勉強期間は長いですから、とりわけ通学講座の場合は担当講師との相性が非常に重要になってくると思います。

是非、どの学校を行くにしても、無料体験講座等の受講はしておいたほうがよいと思います。


さて、受験勉強期間中ですが、通勤時間の細切れ時間等の有効活用し、毎日“継続”“して勉強することに注意しました。1日10分でも30分でもいいから勉強するようにしてください

ちなみに、時期によって違いますが、通勤時間はL社の一問一答式(カード式になる)問題集にあてたり、就寝前は参考書(N社合格実況中継)やテキストに取り組んだりしました。また、講義を受けるにあたり、
講義前にはテキストに目を通すこと 
② 講義中は先生が説明したところにラインを引くこと(加藤先生は過去問ベースで講義しているみたいです)
すぐ復習をすることに気をつけました 
① ~③をこなすことで、効率よくテキスト3回、過去問2回程度をこなしたことになります。

冬の乗り越え方で合否が分かれます。是非この時期、過去問を解き始めて下さい。
1回目は難しいですが、2回3回解くことで正答率はあがり、時間も短縮されます。私は最終的に正答率85%以上を目安と考えました 

過去問題集ですが、初めは1問1答形式から取り組んでください。5択はGW明けからで十分です。過去問やテキストにしても慣れることが大切です。理解できないところは必ずでてきますから、こうした箇所はすぐ理解・暗記することにこだわらず、何回も目を通すことで慣らしおいて、受験3日前くらいに、無理やり暗記 するといった割りきりも大切です。

また、余裕があれば、副読本で年金や一般常識もできるだけ早めにスタートしてみてください。後のペース配分が楽になります。マンネリ打破のため、気分転換も必要です。ちなみに私はスポーツジムに通い、リフレッシュしていました

GW以降ですが、このあたりから来年ガンバロウといった人がでてきますが、どんなにつらくても、あきらめてはいけません。この時期以降は、これまで培ってきたものが芽を出す時期です。通常の講座に加え、単科講座も始まりますが、法改正講座と模擬試験は受けてください。法改正部分は頻出事項ですし、模擬試験は予想問題にも、時間の配分をみるのに役立ちますし、受験勉強のペースメーカにもなります。この時期は、模擬試験を目安にスケジュールをたてるとモチベーションの維持にもつながります。あと、直前期はこれまでしてきたことを信じ  ひたすら勉強することだけです。もうここまでくれば合格は間近です。

 まだ、不安な方や余裕のある方へ、その他の使用した教材でよかったと思うものあげてみます。
①過去問では、「7年分の一問一答式(I)」
②基本書では「合格実況中継(N)」(読みやすい)
③その他の教材では、「合格のツボ(択一用、T社)「年金があっという間にわかる本(M氏)」「選択式問題集(W社)」「社労士V(サブノート部分、N社)」です。

ただ、こうしたテキスト・問題集(過去問除く)に取り組む際に注意することとして、1回やるだけならば、やらないことです。最低3回は取り組んでください。例えば、弱い科目に絞って3回やるということならいいと思います。

 社労士の受験勉強時間は長いですが、是非、今度の合格に向けがんばってください。

新井康弘
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平成16年合格 田辺優子の合格体験記

2005-07-25 22:04:57 | 受験体験記
私は、就職してからずっと人事関係の仕事に携わり、その中で、社会保険関係の仕事に興味を持っていました。 ただ、実際に実務を担当することになった時にまったく知識がなく、仕事のために勉強をと思い、社会保険関係の勉強を始めるうちに、社労士試験を意識するようになりました。

 初めは、通信教育での勉強や独学をしていましたが、仕事に追われる毎日の中では、なかなか勉強する時間が作れず、また思うような結果を出すことができませんでした。勉強方法などを見直した結果、自分には決められた日時・時間にまずは講義を受け、勉強するというリズムを作るためにも、資格取得のための学校に通うという通学での勉強方法が良いのではないかと思い、通いやすい曜日・時間帯を検討した結果、TACを選びました。まずは、1からやり直すつもりで、基本講義を受講しました。

 勉強方法ですが、まずは講義の前後の日は、予習・復習にあて、基本テキストは、どの科目についても一通りしっかりと目を通しました。それ以外の日については、主に一問一答形式の過去問集を中心に問題を解いていきました。電車の中などの細切れの時間には、本試験と同じ形式の五肢択一問題よりも、一問一答形式のほうが中途半端になりにくく、やりやすかったからです。その際に、しつこいくらいにその問題文がなぜ正しいのか、あるいは間違っているのかを確認しながら進めていくことを常に心がけていきました。そこで理解が不十分であったり、知識があやふやだった点などについては、テキストに戻って確認をしていきました。何度も間違える問題などについては、紙に書き出したり、持ち歩いたりもしていました。

 一通り基本講義が終わる頃になっても、思うように問題が解けず、基本知識にも自信がもてなかったため、総まとめ・最終確認の意味で、春頃にフォーサイトの基本講座を受講しました。そこで、最終確認をして、あとは問題を解くということに専念しようと決めました。

 本格的に勉強を始めて約半年、そこまできて、学校に通って講義を受けることで最新の情報を得ることができたし、何よりも勉強の習慣を身につけることができた点が良かったと感じました  そこで、基本講義が終わったあとも、引き続き学校に通いながらのほうが継続して勉強できると思い、答案練習や法改正、模擬試験などを受講することにしました。

 答案練習が始まってからは、過去問と併行して繰り返し行いました。その際も、もちろん1つずつ正誤の理由を確認しながら問題演習を進めていきました。

 この時期でもかなり間違えることも多く、落ち込んだり  焦ること  もありましたが、ここで理解していけば良いと思うようにして、できなかったことにこだわらないように気をつけました。選択式の問題もそこでしっかりと取り組みましたが、講座の中に含まれていた選択式用のテキストもあわせて活用しました。

 模擬試験については、本試験までに2回受けました。その時には、まだまだ十分な成績には届いていなく、落ち着いて考えればできるような問題で間違えていたりもしていましたが、また同じような問題を解く時には、2度と間違えないようにしようというくらいの意識を持って、復習に力を入れて繰り返しました 

 講義がない日など、自宅ではなかなか集中できずにだらけて勉強が進まず、よく図書館などを利用して勉強しました。精神的にだけでなく、身体にもあまり自信がなかったため、不安になったり、焦ってなかなか勉強が進まないこともありましたが、必要以上に焦らないこと、直前期には、特に体調を崩して受験できないことのないように、睡眠もしっかりと取るように心がけました。

 以上のような勉強方法を取り、勉強をしてきました。学校に通うことを中心にするという方法が、結果として自分には合っていたのだと思います。そして、あとはすでに合格された方達から伺った、過去問を繰り返し解く、ということがいかに大事かということを実感しました 

 受験を意識し始めてから、途中勉強を諦めていた期間も数年あり、合格までに長い時間がかかってしまいました。自分に合った勉強方法が見つけられなかったこと、合格したいという意識も低かったことなども原因と思われますが、最終的には興味を持っていたことであったし、諦めきれなかったことで最後まで勉強を続けられたようにも思います。ただ、効率よく勉強ができれば、短期間での合格も十分に目指せるとも思いました。


 ありきたりになってしまいましたが、自分に合った勉強方法を見つけ、基本事項をしっかりとおさえた上で、あとはひたすら過去問を繰り返していくという方法が、合格への確実な方法ではないかと思います。それと、絶対に合格したい、合格するんだという気持ちも大切だと思います 

 正直、今回の試験もだめだと諦めていたくらいなので、本当に合格してしまって良いのだろうか・・・という思いさえありますが、長年かかってやっと取得できた資格を生かせるよう、今後も知識を増やしていきたいと思っています。


田辺 優子
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平成15年合格 藤沼香の合格体験記

2005-07-25 21:56:01 | 受験体験記
1. 受験のきっかけ 

銀行本部で企画業務を担当していましたが、03/1月から年金関連の企画業務を担当することになり、興味を持ったので(というより、給付の仕組みがちんぷんかんぷんで、理解に苦戦していたので)、勉強がてら思い切って社労士試験を受けてみようと思ったのがきっかけです。

そんな軽い気持ちでしたから、勉強を志した時点では法律的知識はもちろんのこと受験に関する予備知識も全くない状態  でしたので迷わず通学での勉強を選択しました。

しかし当時の私にとって合格は必達目標ではなかったので、出来るだけお金をかけたくないというのが本音でしたから、学校選びはとにかく金額重視でした(笑)。

その結果4月~8月の間通学で勉強することを決めたわけですが、当初は銀行で業務をやっていく上で参考になれば良い、それが資格という形で残れば儲けもの、と思っていた程度で、絶対資格を取って開業するぞ!なんてことは考えていませんでしたので、結果が合格でも不合格でも、受験は1度きりのチャンスだと心に決めていました 

しかし、いざ講座が始まってみると予想以上に面白く  また4月初めの人事異動でまったく畑違いの部署に異動になったこともあり、当初の意図とは異なり、資格を取って社労士として働きたいという気持ちが高まり、「絶対今年受かってやるぞ」という意気込みで全力疾走することになるのですが、

4月開講の講座を申し込んで、8月の試験には合格できると疑いもなく信じていたのですから、無知ってすごいなぁと思います。よく、情報収集が大切なんて言いますが、私の場合は収集しないことが結果的にはプラスに働いたのですね。試験の厳しさや他の受験生がどれだけ勉強しているかをもっと知っていたら、絶対にこんな強気ではいられなかったでしょうから。

2. 勉強方法 
初学者にもかかわらず残り4ヶ月しかないという状況からのスタートでしたので、人一倍の勉強量が必要だということは十分認識していたつもりです。しかし現実には仕事の都合で思うように時間もとれなかったので、高度な部分には極力手を出さず基本をしっかり勉強することに注力しました 

◆ 学習期間と方法
週1回(日曜日に5時間)の通学講座を03/4月~8月の4ヶ月間受講。
(内容は、基礎講座・過去問演習・法改正対策・横断・公開模試・直前対策の6種類。)

その他に、平日は早朝+帰宅前に喫茶店で合計約1.5時間、土曜日はファミレスを利用して5~6時間の勉強時間をとるようにしていました。

◆ 使用教材
読みこなす自信がなかったので受験六法や市販の基本書は一切購入せず、講座のテキスト・過去問集・レジュメをしっかり活用することを考えました。

試験直前期に選択対策問題集を1冊と白書関連の特集が組んである雑誌を1冊買って足りない知識を補いました。

◆学習内容<4月~6月>
試験科目の全体像をつかみ、一通りの基礎事項を頭に入れることに専念しました。

基礎講座受講後にテキストの内容を箇条書き形式で一通りノートに書いてみて、その後過去問に挑戦しました。(当然この時点では正解率はとても低いですが、正解することを目標にはしませんでしたので一喜一憂せず淡々とこなすようにしていました。)

※一通り書いてみることで、全体としてどんな項目があるのかを改めて頭に入れ、過去問をやることでさっき書いた中でどこが出題ポイントになっているのかを大まかに掴むことができました。

そして、1ヶ月後に開催される過去問演習講座を予習なしで受講することで、自分がどれだけ覚えているかを改めて確認し、抜け落ちている部分の復習をすることにしました。

この方法を基礎講座のスケジュールに合わせて連鎖的に実施することで、4月~6月の2ヶ月間で全科目の概要を把握しました。

<6月後半~7月>

基礎講座後半の6月下旬から7月にかけては過去問演習を重点的に行いました。

具体的には、5肢択一の過去問集を1問1答方式で何度も解き、各肢の正誤を「どこがどう間違って(合って)いるか?」という点まで認識がしっかり合っていないと正解にはしないことにし、間違ったものについては最高4回までまわしました。(普通の受験生から見たら、試験1ヶ月前に過去問演習に本格的に取り掛かるなんてありえないのでしょうが・・・

また、横断講座を受講し曖昧だった基礎知識を違った角度から再度整理し、頭の中で体系立てて考える癖を定着させました。更に選択対策の問題集を購入し、単に穴埋めで解答するだけでなく、条文ベースの言い回しに慣れるように問題文全体を何度も通読しました 

それを踏まえて、時間配分と緊張感を体験するつもりで7月末に1回だけ公開模試を受験しました。


<8月>

試験直前ということもあり改めて法律ごとのイメージを整理することに努めました。

そのために、まず各法の基本事項(被保険者や給付の種類・・・等)について何も見ずに樹形図で書き出してみて抜けている部分をテキストで確認しながら完成させ、次にその各項目について自分が覚えていることをすべて白紙に書き出してみる。そして最後にテキストと比較するという方法をとりました。この作業で自分が勘違いして覚えていることや、重要事項で抜けている部分を再確認できたと思います。

また一方で、一般常識に対応するべく受験雑誌の白書特集版や労務管理用語集を通読しました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

本来であれば上記に加え、試験直前に会社の夏休みを取得することで最後の追い込みをかける予定でしたが、ちょうど休み中に体を壊して入院し、本試験の日も仮退院という形で受験することになってしまったので 
こうなってしまうと入院中はもちろん勉強に身が入らず、試験当日も久しぶりの外出で集中力もなくなっていたので、解答を作ることに全力を尽くし、午前・午後とも見直しもそこそこに退室してしまいました。

案の定試験後の自己採点で国年の選択式で足切りにかかることが判明し一度は合格を諦めたのですが、救済措置に助けられ合格に至ったのです。
(合格発表まで、本当に何が起こるかわからないものですね!)

3.最後に。
色々なところで、“合格に必要な勉強時間数は最低○○時間”と言ったようなことが言われていますが、得点は勉強時間数に必ずしも比例するものではないと思います。本試験までに残された時間を効率的に得点に結び付けていく方法が見つけられれば、私のケースでお分かりのように4ヶ月の勉強でも合格が可能です
人それぞれ勉強の方法は違うと思いますが、私が勉強中気をつけていたことは、

基本に忠実に~基本となるテキスト・過去問を何度も繰り返すことで、応用問題に直面しても直感的に解答がひらめくようになりました。

必要以上に情報に左右されない~いろいろと情報交換することでより知識を深めることが出来る、安心する、という意見もあるかもしれませんが、その分自分の勉強方法に不安を覚えたり、根拠のない噂に心を乱されることもあると思います。でも、最終的に確信を持って信じられるのは「自分は悔いなく勉強した  」という事実だけではないでしょうか。

(と偉そうに言っていますが、私の場合は時間が足りなかったので周りを気にする暇もなく基本を勉強することで必死だった、ということですね

○ 絶対受かってやるという強い意志を持つ~勉強中はもちろん落ちることなんて全く考えていませんでしたし、試験日も最悪のコンディションでしたが、問題を解いている間だけは病気のことはすっかり忘れ、むしろ、この状況で合格できたら自分に自信が持てると前向きに考えていましたこうして手に入れた合格通知は、選択:31点(うち1科目救済)、択一:44点となんともお粗末なものでしたが、ぎりぎりでも合格は合格ですよね。
この結果からも、私のケースは質・量ともに「効率」をとことんまで追求した勉強方法だったのだと今更実感しています。その分合格後の今は、足りない知識を補うべく日々勉強中を継続中です。

最後になりましたが、合格は勉強時間に必ずしも比例するものではありません。既に勉強を進めている方も、これから勉強を始める方も、最後まで諦めずに頑張ってください。ただし、くれぐれも体調管理にだけは気をつけて

皆様の健闘をお祈りしております。

藤沼 香
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平成15年合格 上田崇文の合格体験記

2005-07-25 21:43:10 | 受験体験記
受験動機

この試験を志したきっかけは学校を卒業して入社した会社で人事担当の仕事に就いたからです。

それまでは全くこの資格を知りませんでした。また、就職活動に苦労したこともあり、どこでも通用するスキルの獲得と仕事の延長線にあったのが社労士試験でした。

手 段

まず、性格的に独学では勉強できないので迷わず予備校に通いました。また、当時働いていた会社では勉強時間が取れなかったことと、実務に携わりたいという希望もあり、本格的な試験勉強と平行して社労士事務所に転職しました。

一人暮らしのため金銭的に余裕がなく、講座の受講は最小限度に留めました。具体的な勉強方法ですが下記の通りです。

勉強方法  

① 予備校の本論講座と基本書
予備校での授業と平行してまず基本書を通読しました。最初は全く理解できませんが、試験の大まかな範囲を把握するだけですのでさらっと読みました。回数は3回くらい。

② 一問一答予備校で習った範囲にあわせて電車などで少しずつこなしました。ここで重要なのは正誤より、なぜ○なのか×なのかです。常に正誤の理由を意識して勉強する癖をつけておきました。

ただ、合格した年度は基礎ができていたため勉強しませんでした。

③ 過去問
一問一答が(理解して)解けるようになってから過去問に着手しました。この過去問の勉強が試験の合否の鍵です。社労士試験は過去問の焼き増し問題が多いからです。また、本試験で問われる論点の把握も重要です。

これはとにかく何回も繰り返しました  ほぼ過去問のお陰で合格したと言っても過言ではないと思います。特に試験前3ヶ月は9割方過去問を解いていました。この間、過去問と模試以外はしませんでした。余計な知識を入れたくなかったからです。個人的には、多少実力不足でも過去問を繰り返せば合格レベルには行くと思います。尚、選択対策も択一の過去問を何度も読みこなす事で対応しました。

当然、過去問も一肢毎に正誤の「理由」を意識して勉強しました。

④ 答案練習
予備校では本論編が終了した後に行われるものですが、目的はインプットした知識のアウトプットと法改正に対応するためです。重要なものですが、金銭的な理由で合格した年度は受講しませんでした 

⑤ 模擬試験
試験に慣れるためと、法改正に対応するために受けました。予備校によっては大変難しく到底本試験の合格レベルには達しませんでしたが、気にしませんでした。

ただ、復習は全ての問題について丹念に問題と根拠条文と照らし合わせていきました。

注意点
次に前年の試験に落ちて直感した注意点を何点か述べたいと思います。

理解して繰り返す

細かいことまで突っ込まない

あれこれ手を出さない

効率よく

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

① 何度も述べましたが、暗記よりも理解を念頭において勉強したのがよかったと思います。また、問題を解くにあたって、正誤の理由に注目しました。そして何度も同じ問題を繰り返します。間違えても本試験に合格レベルに達すればよいのだと考えていました

② 勉強していると試験には絶対に出ないようなケースについて疑問が持ち上がることがよくあります。細かい勉強は合格後いくらでもできます。まずは「合格」を最優先にして、深入りしないように気をつけました。

③ また、参考書・講座など山のように書店・予備校で紹介されていますが、前年の不合格の反省点を踏まえ、あれこれ手を出さないように決めていました。

基本的には合格年度はほぼ「予備校の本論講座」「基本書1冊」「過去問」「模擬試験」のみでした。けして楽に受かったと言いたいのではありません。他の受験生が様々な講座を受講している時間をすべてこれら「基本事項」にまわして繰り返しただけのことです。

④ 選択式・択一式ともに7割で合格ですが、総合点での高得点よりどの科目も7割取ることを目標にしました。過去、殆ど出題の無い問題は容赦なく捨てました。社労士試験は7割が基礎的な問題なのですから難問が解けずに不合格になるとすればそれは基礎学力(理解力)が不足しているためです。試験勉強は力を入れる所と抜く所のバランスが重要だと思います。特に直前期は何でも手を出したくなりますが、基本事項を復習する方が効率はいいです 

最後に、社労士試験の合格率は高くないですが、きちんと勉強した人なら1年で合格レベルには達するのではないかと思います。(合格は運の要素も絡みますが)  このレベルに達するまでが辛いです

また、試験には実務経験や法律知識(法学部出身だとか)、ましてや学歴などは全く関係ありません。むしろ、余計なプライドが足かせになります。頭がいい人やセンスがある人より効率よく努力した人が合格できるのが社労士試験の醍醐味です。

受験を迷っている人はどうぞ勇気を持って飛び込んでみてください。

上田崇文
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