「火事場の馬鹿力」
合格と不合格は紙一重だと思う。
何年間も1点足らずで涙をのんできた私は、毎年あと一歩「合格」に足りなかった。
昨年の本試験にしてみれば、あと一歩足りなかったら「不合格」だったかもしれない。
最初のあと一歩は、ほんの少しの焦りと油断。そして、あとのあと一歩は、諦めない
強い気持ちがそうさせた。
人は潜在的に発揮できる能力を普段は10%から20%しか出してないそうです。
でも危機感が迫ったとき、人はその力を100%にも120%にもすることが出来る。
ものすごい力を発揮するんです。例えば、ゴキブリ1匹に逃げ惑う女でも母親に
なれば獅子とでも戦える。強い気持ち、あきらめない気持ちがそうさせる。
それが「火事場の馬鹿力」なんです。
出るんです。それが!! 事実、私はマークミスをしていた。
最後の最後で「絶対合格するんだ」という強いきもちから、必死で見直した。何度も
何度も。そして気付いた。
もしあのとき、気付かなかったら今の私はない。最後の1秒まで諦めてはいけない。
ずっとずっと、あと1点足らなかった私が、その強い気持ちであと1点をもぎ取った。
100点じゃなかった。ギリギリの合格です。でも合格なんです。この強い気持ちが運を
引き寄せたと、今ならそう思う。
「仲間の大切さ」
ここに至るまで、私がモチベーションを保ち続けてこれたのは、同じ目標に向かって
戦う仲間がいてくれたことはいうまでもありません。共に戦い、時には笑い、時には
泣き、共に乗り越えてきた。私がやる気がなくなったら活を入れてくれた。何より
いつも応援してくれて、信じて待っていてくれる人がいた。
一人じゃ苦しい勉強も誰かと一緒にすることで楽しくもなる。おとなりの人に声
かけてみませんか。きっと何かが変わるかもしれません。
忘れないでほしいのは、つらいのはみんな同じだってこと、決して自分だけが出来
ないのではなく、全員がつまづく壁があるんだってこと、悲観的にならなくていい。
スタートラインはみんな同じ。みんな同じつらさを感じている。
「ひとりはみんなのために。みんなはひとりのために。」をモットーに最後は駆け
抜けた。仲間は本当に大切です。
過去にとらわれず、未来を恐れず、仲間と共に、「今・この瞬間」に意識を向け続けて
ほしいと思います。
<まとめ>
◇ 受かる人は1年後のゴールを目指す
⇒ 落ちる人は3年後の合格を目指す
◇ 受かる人は時間を作ろうとする
⇒ 落ちる人は忙しくて時間がないという
◇ 受かる人はしっかりと寝る
⇒ 落ちる人は睡眠時間を削る
◇ 受かる人は知識の穴をふさぐ
⇒ 落ちる人は知識を増やす
◇ 受かる人は過去問を何回転もまわす
⇒ 落ちる人は過去問を1回転しかしない
◇ 受かる人は70点をとるために勉強する
⇒ 落ちる人は100点を目指して勉強する
◇ 受かる人は自分を信じ直感を信じる
⇒ 落ちる人は何度も書き直す
◇ 受かる人は「常に前向き」「合格する」という強い信念・覚悟をもっている
8年もかかった「合格」だが、今はこの8年間のプロセスは、決して無駄では
なかったと感じている。ここまできたからこそ、見えなかったものも見えるように
なったし、理解できなかったものも理解できるようになった。
そして何より素晴らしい仲間とも巡り合えた。まさに宝物を神様が与えてくださった
と思っています。
最後に加藤先生始め、私をずっと支えてくださった方々、本当にありがとう
ございました。そして素晴らしい仲間に巡り合えたことに感謝すると共に、
このメルマガを読んでくださっている皆様のご健闘を心よりお祈り致しており
ます。
今年、あなたは「合格」します!! ここにくるのを待っています。
私の戦いもこれで終わったわけではありません。この教訓を胸に私の夢が続く
限り、これからも夢を追い戦い続けます。
ありがとうございました。
ミュー