ROCK & SNOW 2011春号 No.051
自宅に「ロクスノ」最新号が届いた。
いくつか気になる記事を紹介する。
『日本人による5.14オーバーの世界』P13-27
特に、P20から『クライマー列伝』、って感じで、1988年から始まり、年代順に列挙されている。
80年代前半から、私もクライミングをしているので、感無量である。
一般クライマーは、時代についていくだけで精一杯。
強いクライマーは、時代の流れに乗って、最先端を維持していく。
そしてごく一部、才能あるクライマーは、時代を引っ張っていく。
・・・そんな事を考えながら読んだ。
さて、P23に正田マンの写真が掲載されている。撮影はwataru君。
なんとなく嬉しい。
ところで、ito君も8c+を登ってるはずだけど、書かれていない。
印象として、関東在住クライマー中心記事になっている。(これって、関西人の僻みか?)
【参考リンク】
→http://blog.goo.ne.jp/takimoto_2010/e/83b763376f16920a1591608fd5f18eb8
『高みを目指して』P29-35
トキオ君のトラッドルート開拓記事。
先ほどの記事と対極に位置するように感じるが、これもまたクライミングの究極の姿である。
(ある意味クライミングの本質のような気がする)
『最近のクライミング事故を考える』P100-103
様々な事故について、具体的な例が書かれている。
本来クライミングは危険なもの。
でも、経験とテクニック、想像力で回避できる事故も多い。
事故例と共に、杉野さん、菊池さんの記事(P103)も読んで欲しい。
『インストラクターの資格制度がスタートします』P105
これは、すごく良いことだと思う。
次のように書かれている。
この資格制度は単なる引率者やハウツー説明をする人のためのものではありません。クライミング文化の継承と、クライミングインストラクターの社会的認知をも含めた、より高い次元を目指したものです。
いかがでしょうか?
知識・経験・実力があるのは必要条件。十分条件として『性格』も挙げられる。初心者に教えるという教育的側面が大きいから。インストラクターとして、『向き・不向き』もある、と思う。
【参考リンク】
http://cm.impress.co.jp/?5_83938_4401_5