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「週末、森で」益田ミリ

2011年03月15日 21時15分12秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「週末、森で」益田ミリ

何かの書評で、この本を知った。
それで読む気になった。
なかなか、よかった。

内容は田舎暮らしを始めた早川さん。
友人が週末遊びに来る。
それを淡々と描いている。
自然、田舎の人々、友人たち・・・その距離感が良い。
近すぎず、遠すぎず、とてもいい感じに描かれている。

「ツネフリソウの種だよ。つまむとパンッとはじけるの」
「はじけた種が散らばって、また芽をだすんだよ」
「もう食べられるのかと思った」
「子孫を残すために工夫をしてるんだね植物も」
「あたしたちは子孫を残すのかねえ」
「ビミョーだわねえ」


「あ、この花見たことある」
「アザミだよ」
「かわいい~」
「アザミは、うつむいて咲いて、だんだん上を向くんだよ」
「咲いたからには顔を上げたいって思っているのかもね」
「この世に咲いたんだもんね~」


いかがでしょうか?
仕事に疲れたとき、人間関係に疲れたとき、人生に疲れたとき、
・・・・そのな時にオススメ。

【ネット上の紹介】
思い切って田舎に引越してみた翻訳家の早川さん、経理部ひとすじ14年、「仕事ができる女」のマユミちゃん、接客の仕事を始めて、少し人間が嫌いになったせっちゃんの女3人が、てくてく森を住く!畑を耕すわけでも、ナチュラルライフでもないけれど…てくてく歩けば毎日がキラキラ。