【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

「すーちゃん」益田ミリ

2011年03月20日 13時18分34秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「すーちゃん」シリーズ、益田ミリ

先日読んだ「週末、森へ」がよかったので、他の作品も読みたくなった。
特に、人気なのが「すーちゃん」シリーズ。
3冊出てるけど、1冊目でやめていはいけない。
2冊目から濃度が上がってくるから。
とても深く、味わいが出てくる。(すごすぎる、平伏・・・です)
共感度120%、は誇大広告じゃない、正味である。

1巻目、P104-P106
「自分探しってなんだよ。世界にたったひとりしかいない本物の自分を自分が探してどうすんの。それじゃあ自分がかわいそうだよ」

2巻目、P35
将来何になりたいか子供の頃はよく聞かれたけど、大人になってしまえば、もう、聞かれない。
「大人の未来には何が待ち受けているんだろう?」

2巻目、P65-P70
この部分は
引用せず・・・実際読んでみて。(ほとんど哲学)

3巻目、P32-P33
それはささいなことなのだと想う
「今日も疲れた~」
人を嫌いになる理由
「ちがうな~、嫌いになるんじゃなくて、嫌いになっていく理由」
なんかひとつのことが嫌いなんじゃなくて、いくつかの小さいイヤな部分が、まるで、たんすの裏のホコリみたいに、少しずつたまっていき、「大きなホコリになるんだ」
そして掃除機で吸いこめないくらいに、その人のことが嫌いになる

3巻目、P89
若いうちの苦労は買ってでもしろとは言うけれど、
「買うゆとりのない人もいるんじゃないかな」
ムリしたら
「借金になっちゃうよ、心の」

3巻目、P117
心の中がねじれてからまって
「だんご結びになりそう」
きついきついだんご結びになったら
「自分で、ほどけなくなんないかな」

PS
ある意味、香山リカさん、勝間和代さんの本を読むより元気がでて、救済があるように感じる。
吉原真里さんも、この作品を読んでたりして?(
たまたまと思うけど、内容そっくりな箇所がある)・・・「ドット・コム・ラヴァーズ」吉原真里

【ネット上の紹介】
お金も美ぼうも男もない。将来自分は、一人でひっそり死んでいくのか。職場の人間関係や友達との付き合い方、恋に悩みながら、自分を見つめる「すーちゃん」の物語。異色の四コマ漫画誕生

【参考リンク】
第1回 ミリさん、本屋さんに行く (益田ミリさん編)
第2回 本屋さんとのつきあい方
第3回 もしも本屋さんになったら


「小夜しぐれ みをつくし料理帖」高田郁

2011年03月20日 12時04分03秒 | 読書(小説/日本)


「小夜しぐれ みをつくし料理帖」高田郁

シリーズ最新刊にして、高田郁さん最新刊。
「八朔の雪」
「花散らしの雨」
「想い雲」
「今朝の春」
・・・そして、五作目「小夜しぐれ」、である。

今回も楽しませてもらった。
このシリーズ、レベルが高い。
4話の短編が収録されている。
「迷い蟹」・・・種市と亡き娘おつるの過去が明らかになる
「菜の花尽くし」・・・吉原廓の中でも大見世・翁屋の宴席に料理を頼まれる。澪はどんな料理を作るのか?そしてあさひ大夫は登場するのか?
「小夜しぐれ」・・・日本橋伊勢屋の娘・美緒に縁談がもちあがる。一方浅草寺にお参りの際、生死も定かでなかった芳の息子を見かけるが・・・。
「嘉祥」・・・小松原の妹・早帆が登場する。
澪について、早帆との会話・・・

「一体、どのような娘なのでしょう」
(中略)
「花にたとえれば駒繋ぎ。食にたとえるなら」
数馬は煎り豆をひと粒、手に載せるとそれを早帆に示した。
「さよう、この煎り豆よ」
兄の言う意味がわからず、早帆は眉を寄せて、しげしげと煎り豆を眺めている。
「素朴で地味。華やかさとは無縁だが、滋養に溢れている。やたらとひとに懐かしがれ、好まれる。そんな娘なのだ」

【参考リンク】・・・植物・駒繋ぎ
http://www.hana300.com/komatu.html

【ネット上の紹介】
季節が春から夏へと移ろい始める卯月のある日。日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。美緒の話によると、伊勢屋の主・九兵衛が美緒に婿をとらせるために縁談を進めているというのだ。それは、美緒が恋心を寄せる医師、源斉との縁談ではないらしい。果たして、美緒の縁談の相手とは!?―(第三話『小夜しぐれ』)。表題作の他、つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされる『迷い蟹』、『夢宵桜』、『嘉祥』の全四話を収録。恋の行方も大きな展開を見せる、書き下ろし大好評シリーズ第五弾。


ナカガイ堺リードジム

2011年03月20日 00時07分38秒 | ジム練習

ナカガイ堺リードジムに行ってきた。
2回目の訪問である。
練習内容は以下のとおり。

①正面壁5.8、安心してトライ出来るのは、このルートだけ
②正面壁5.9、9になるとムーブが出て、油断できない
③正面壁5.9、
④正面壁5.9、
⑤正面壁10-、水色(中)今回初見・・・蛍光オレンジ悪い!これで10-なのか!
⑥前傾壁10、ピンク(中)・・・上記ルートよりこちらの方が登り易い
⑦正面壁10、水色(正)
⑧前傾壁10+、水色(正)
⑨正面壁10、黄色(竹)
⑩前傾壁11-、紺(中)11の中で1番登り易い
以上、ここまで2本ずつトライ、この後1本ずつトライ

⑪ルーフ11、水色(竹)RP成功よかった、ほっとした
⑫ルーフ11-、茶色/(中)OSうれしい
⑬ルーフ12-、赤色(中)ムーブ研究中、むずかしい
⑭ルーフ12-、赤色(中)ムーブ研究中、しんどい
⑮前傾11+、黄色(竹)終了点直下の3手激悪、次回登りたいけど・・・
⑯正面11-、紺色(中)垂壁ムズイ、特にコルネ手前が悪い
⑰正面11-、紺色(中)なんとかRP、ほっとした

以上、こんな感じ。
今後の(希望的観測)展望は・・・
未トライの11-が1本残っているので、次回トライしたい。
11+は、全部で3本ある。今回1本触ったので、残り2本もトライして、RPを目指したい。
12-は、さらにムーブを解明し、RPを目指したい。