芸能人の覚せい剤などの違法薬品使用の話は今にはじまったことではないですけど、それを取り締まる側の恣意的な態度は納得できないものがあります。今回の事件も別の目的に利用されたのではないかという感じが日増しに強くなります。
数ヶ月前に夜中の公園で裸になってハイになっていた人の場合は、(警察は何らかの証拠を掴んだのでしょう)朝一でガサ入れまでしたのに、いきなり捜査中止命令が出て、単なる「酔っぱらい」と処理されました。それを思うと、今回の「清純派女優」の場合は、なぜ、もう少し穏便に処理されなかったのかと思わざるを得ません。この人の場合も、犯罪容疑者として逮捕されるだけでも、多くの方面に多大な影響があるのは間違いないわけですし。夫が逮捕された後、奥さんの方の捜査には、「止めとけ」という圧力があったようには見えません。むしろ、私には、警察側は最初から意図的にこの人を狙って大きなスキャンダルにしようとしたようにさえ思えます。
もちろん、今回は、小沢秘書献金問題と違って、覚せい剤所持及び使用というれっきとした犯罪ですから、法を犯した方が悪いのは間違いないのです。しかし、その他の大勢も同じような違法薬物を使用しているであろうのに、まるでこの人だけ狙い撃ちしたかのように私には見えます。芸能人の少なからずが違法の薬を常用しているだろうと思いますから、警察側は取り締まる気になれば、いつでもできるはずです。それなのに、これまで泳がせておいたくせに、なぜ今になって摘発する気になったのか、それがひっかかります。そもそも、覚せい剤を本当に根絶したいなら、利用者ではなく、それを流している元を断つべきであると思います。メディアは、何故か(?)その当然の正論については触れません。きっと、それは諸般の事情でできないのでしょう。薬を資金源としている暴力団などと国家権力の間で、きっと談合みたいなものがあるのでしょう。
清純派女優の違法薬物使用となれば、スキャンダル性が大きいです。覚せい剤使用で人生を棒に振った有名人ということで、一般人の関心を引くのは間違いないでしょう。このネタで新聞や週刊誌は一週間以上は引っ張れるでしょう。この人に限らず、芸能関係のスキャンダルが、この総選挙前になって、急に増えて来たのは、偶然ではないのではないか、と私は思います。芸能スキャンダルをニュースのトップに持って来させたいと思う「誰か」が、「ちょっと、誰か適当なのを挙げてくれ」という命令でもだしたのではないか、と私は想像しています。薬関係で挙げるのがもっとも簡単だから、今回の清純派女優と夫は、警察は最初から目をつけていて、捕まえる機会を狙っていたのではないか、そう勘ぐっています。噂では何年も薬をやっていたそうですから、もっと前に捕まえる気があれば捕まえていたはずです。しかし、この総選挙を数週間後に控えた今になって捕まえたということに、私は「意図」を感じます。
第二次世界大戦前のアメリカは、経済の低迷で溜まって来た国民の政府への不満をそらすために、日本との貿易条件を無理に悪化させて、日本を開戦へと追い込み、国家緊急体勢を演出することで、国民の注意を国外に向けることに成功したのだそうです。現在の日本と言えば、国民の社会に対する不満は鬱積しています。そして今回の総選挙は、55年体制以来、自民党が戦後ほぼずっと政権を保持してきた日本の異常な政治システムの崩壊という、歴史的な出来事になるはずです。ここまで支持率の落ちた自民党(および官僚)は、なんとか選挙を自民党に有利にしようと、国民の選挙への関心をそらせて、少しでも投票率を下げることを考えているに違いありません。自民党への不満の高い一般国民の選挙に対する関心が低ければ低いほど、自民党および固定票のある公明党は有利となります。そう考えると、芸能スキャンダルは、政治から国民の注意をそらすという目的にはうってつけではないでしょうか。テレビや新聞から政治の話が少なくなればなるほど、自民党はうれしいはずです。なので、芸能スキャンダルがこの自民党(または自民党に政権政党でありつづけて欲しいと願っているはずの官僚)の陰謀であるというのは、結構、ありえるのではないか、と私は思っています。それが正しければ、警察は、これまでマークしてきた芸能人や有名人を小出しに逮捕していって、総選挙までの間、テレビと新聞の芸能、社会欄を継続的に賑わせて、政治欄への注目を下げるように画策するのではないか、と私は想像します。
私は、この手の権力を使って人を利用しようとする陰謀(本当かどうかはわかりませんけど)には、吐き気がします。いずれにせよ、これで、キャリアと人生を一緒に棒に振ってしまった、この女優さんは、いくら自業自得といっても、ちょっと気の毒です。もっと気の毒なのは、子供でしょう。10歳の子供が両親の犯罪をどう思うか、心に残るであろう傷を考えると、痛々しいです。
数ヶ月前に夜中の公園で裸になってハイになっていた人の場合は、(警察は何らかの証拠を掴んだのでしょう)朝一でガサ入れまでしたのに、いきなり捜査中止命令が出て、単なる「酔っぱらい」と処理されました。それを思うと、今回の「清純派女優」の場合は、なぜ、もう少し穏便に処理されなかったのかと思わざるを得ません。この人の場合も、犯罪容疑者として逮捕されるだけでも、多くの方面に多大な影響があるのは間違いないわけですし。夫が逮捕された後、奥さんの方の捜査には、「止めとけ」という圧力があったようには見えません。むしろ、私には、警察側は最初から意図的にこの人を狙って大きなスキャンダルにしようとしたようにさえ思えます。
もちろん、今回は、小沢秘書献金問題と違って、覚せい剤所持及び使用というれっきとした犯罪ですから、法を犯した方が悪いのは間違いないのです。しかし、その他の大勢も同じような違法薬物を使用しているであろうのに、まるでこの人だけ狙い撃ちしたかのように私には見えます。芸能人の少なからずが違法の薬を常用しているだろうと思いますから、警察側は取り締まる気になれば、いつでもできるはずです。それなのに、これまで泳がせておいたくせに、なぜ今になって摘発する気になったのか、それがひっかかります。そもそも、覚せい剤を本当に根絶したいなら、利用者ではなく、それを流している元を断つべきであると思います。メディアは、何故か(?)その当然の正論については触れません。きっと、それは諸般の事情でできないのでしょう。薬を資金源としている暴力団などと国家権力の間で、きっと談合みたいなものがあるのでしょう。
清純派女優の違法薬物使用となれば、スキャンダル性が大きいです。覚せい剤使用で人生を棒に振った有名人ということで、一般人の関心を引くのは間違いないでしょう。このネタで新聞や週刊誌は一週間以上は引っ張れるでしょう。この人に限らず、芸能関係のスキャンダルが、この総選挙前になって、急に増えて来たのは、偶然ではないのではないか、と私は思います。芸能スキャンダルをニュースのトップに持って来させたいと思う「誰か」が、「ちょっと、誰か適当なのを挙げてくれ」という命令でもだしたのではないか、と私は想像しています。薬関係で挙げるのがもっとも簡単だから、今回の清純派女優と夫は、警察は最初から目をつけていて、捕まえる機会を狙っていたのではないか、そう勘ぐっています。噂では何年も薬をやっていたそうですから、もっと前に捕まえる気があれば捕まえていたはずです。しかし、この総選挙を数週間後に控えた今になって捕まえたということに、私は「意図」を感じます。
第二次世界大戦前のアメリカは、経済の低迷で溜まって来た国民の政府への不満をそらすために、日本との貿易条件を無理に悪化させて、日本を開戦へと追い込み、国家緊急体勢を演出することで、国民の注意を国外に向けることに成功したのだそうです。現在の日本と言えば、国民の社会に対する不満は鬱積しています。そして今回の総選挙は、55年体制以来、自民党が戦後ほぼずっと政権を保持してきた日本の異常な政治システムの崩壊という、歴史的な出来事になるはずです。ここまで支持率の落ちた自民党(および官僚)は、なんとか選挙を自民党に有利にしようと、国民の選挙への関心をそらせて、少しでも投票率を下げることを考えているに違いありません。自民党への不満の高い一般国民の選挙に対する関心が低ければ低いほど、自民党および固定票のある公明党は有利となります。そう考えると、芸能スキャンダルは、政治から国民の注意をそらすという目的にはうってつけではないでしょうか。テレビや新聞から政治の話が少なくなればなるほど、自民党はうれしいはずです。なので、芸能スキャンダルがこの自民党(または自民党に政権政党でありつづけて欲しいと願っているはずの官僚)の陰謀であるというのは、結構、ありえるのではないか、と私は思っています。それが正しければ、警察は、これまでマークしてきた芸能人や有名人を小出しに逮捕していって、総選挙までの間、テレビと新聞の芸能、社会欄を継続的に賑わせて、政治欄への注目を下げるように画策するのではないか、と私は想像します。
私は、この手の権力を使って人を利用しようとする陰謀(本当かどうかはわかりませんけど)には、吐き気がします。いずれにせよ、これで、キャリアと人生を一緒に棒に振ってしまった、この女優さんは、いくら自業自得といっても、ちょっと気の毒です。もっと気の毒なのは、子供でしょう。10歳の子供が両親の犯罪をどう思うか、心に残るであろう傷を考えると、痛々しいです。