百醜千拙草

何とかやっています

特捜崩壊

2012-03-20 | Weblog

先週末、今週は何かと忙しく、世間のことに気をかけている時間がありません。新しい研究テーマを考えていて数ヶ月前からその下準備を始めました。かなり複雑なコンストラクトを組む計画を立てて、それに2ヶ月と見込んでいましたが、完全に過小評価していました。一つは、遺伝子配列などはpublic databaseの情報を使って20工程ぐらいのプロセスを計画したのに、重要なところにdatabaseの誤りが複数あったことが大きかったです。その誤りを発見するのに随分時間を費やした上に、そのせいでその後の計画を変更せざるを得なくなりました。その他にも、いろいろ小さなミスや思わぬ障碍が重なり、この3ヶ月ほど、殆どこれにかかりきりになっているのに、まだまだ終りが見えません。public databaseの情報が使えなかった一昔前なら逆にこのような失敗はしなかったでしょう。一方、遺伝子組み換え技術やデータベースやツールの進歩のおかげで、10年前だったら組むのは無理だったコンストラクトを組もうとしているのですから、そもそも簡単な作業ではなかったのだと思い直しました。あせらずコツコツやろうと思います。

とは言っても、コンストラクトを組んだり、マウスを作ったりするのは、あくまでツールの開発に過ぎず、本当の研究はその後から始まるわけで、コンストラクトを組むだけに3ヶ月も費やしていると、精神衛生上悪いです。しかし、そのあたり年だけはそれなりにとって、不安に対するコントロールはかなりできるようになったので、若い時のように破綻的になることはありません。理屈が通っていて、直感が「ウン」と言えば、それはやって正しいことのことが多いです。一方、いくら理屈が通っていても、なにかしっくり来ないような感覚を感じるときは、大抵なにか問題があります。

その点、日本の政府やマスコミがやっていることは、ことごとく理屈にもかなっていない上に感覚的にも全然ダメです。なぜ日本の政府やマスコミはこれほどまでにデタラメなのか、私は本当に理解できません。平気でウソをつき、ゴマカし、ペテンや裏切りを働き、その悪行がバレても、シラをきりとおし、己の誤りを決して認めず、義務があっても何の責任をとらないのはなぜなのか、全く理解に苦しみます。人間は皆、いつかは死んで裸になってあの世に行くのです。ウソとゴマカシとその場しのぎの無責任で、保身のために国民を犠牲にしながら日々を送って死んで行くであろうあの連中は、そんな人生でいいのでしょうか。例えば、ドジョウやフジイのじいさん、数年前と言うことが180度違いますが、そんな国民に対する裏切りを働いて「恥かしい」とは思わないのでしょうか。あるいは、彼らは、財務省に折伏され、増税教の信者となって教祖様の言う通りにすることが世のためだと心から信じているのでしょうか。ならば、彼らは余りに能力が不足していると言わざるを得ません。史上最低の無能総理と呼ばれるであろう空きカンは、お遍路をやれば後生は安心だとでも思っているのでしょうか。石川氏の裁判で、証拠を捏造した上、法廷でこれまたウソの言い訳をした田代検事、違法に無実の人間を陥れては、我が身可愛さに法廷でウソをつく、人生の終りに自分にやったことを振り返ったら安心して死んで行けるのですかね。これらの人々にかぎりませんけど、限られた残りの人生で、本当に誇りに思えるようなことを為して死にたいとは思わないのでしょうか。自分さえラクに生きて行ければそれでいいのでしょうかね。だとしたら昆虫以下ですね。

その捏造調書をでっち上げた田代検事、捏造には検察上層部からの指示があったらしいという話を、産経が伝えていました。ただの一検事が危険を犯して捏造調書を作るワケがないので当たり前の話ですが、地検特捜の組織的犯罪であるということを、三流軽薄新聞と揶揄される産経が伝えたというのが興味深いです。四流クズ新聞の朝日もちょっとは見習えばどうでしょか。三流に格上げしてもらえるかも知れません。このニュースに関して、山崎行太郎さんは次のように言っています。

これが事実ならば、小沢一郎が「有罪か無罪か」という問題より、佐久間某、吉田某等、当時の東京地検特捜部の上層部が「捜査報告書偽造」に関わっていたという問題こそ大問題だろう。こうなると、田代検事だけではなく佐久間、吉田等の逮捕にまで発展するだろう。ケネス・バークは、「スケープゴートを作ることに失敗した権力は、逆に権力それ自体がスケープゴートにならざるをえない・・・」と言ったが、まさにケネス・バーク理論どおりのことが、今、まさに起きようとしている。

そうならなければウソです。笠間検事総長は何をぐずぐずしているのでしょう。検察を助けたければ、小沢事件をでっち上げた連中を根こそぎ逮捕して、特捜を解体するしかないでしょうに。もう田代検事一人を生け贄にして終りにはできなくなっています。特捜そのものを生け贄にしないと行政、司法官僚組織が全滅することになるでしょう。(それはそれで結構ですけど)

コメント
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