百醜千拙草

何とかやっています

卑怯な言論弾圧

2012-03-16 | Weblog

昨日、グラントレビューの依頼が来ました。RCUK SSCとあって知らないところだなあ、と思っていたら、これはResearch council UK Shared Services Centre Limtedという会社でした。どうもこの会社はイギリス政府の複数の機関の研究グラントに関する事務作業を一括して行うために作られたもののようです。実際の依頼元はRCUKのうちの一つのBBSRC (Biotechnology and Biological Sciences Research Council) のようです。以前、引き受けた時はRCUKの中の別の機関のMRCから直接依頼があったように思うので、RCUK SSCで事務作業を一括処理するというやり方は比較的最近、行われるようになったのではないかと想像します。カネの出所はいっしょなのですから、独立運営されている研究機構であっても、その事務作業を一括処理するというのはいいアイデアだと思います。ムダも省けるでしょうし、この処理機関を独立した会社にしてしまうというのも面白いと思いました。年間、何万というグラント応募を包括的に評価するのは不可能です。しかし事務作業を一括管理すれば、類似のグラント応募はわかりやすくなるのかも知れませんし、より公平な審査に繋がるかも知れません。

 

さて、マスメディアの中では比較的マトモな新聞、中日新聞とその系列の東京新聞、消費税増税反対のスタンスを取っているようですが、昨年夏から、異常な国税庁の調査が入っているという話を知りました。週刊現代、永田町ディープスロートが報じています。

複数の同社関係者によると、今回の国税当局の徹底調査ぶりは異常で、同社記者らが取材相手との「打ち合わせ」や「取材懇談」に使った飲食費を経費処理した領収書を大量に漁り、社員同士で飲み食いしていた事例がないかなどをしらみつぶしに調べているという。

小沢氏の西松献金から陸山会と一連のでっち上げ事件を思い出させます。小沢氏に対しても国税庁が動いているという話を聞きました。陸山会事件裁判が無罪になったときに備えて、今度は、脱税容疑で縛ってやろうということでしょう。

また、2−3週間前も、東洋経済の編集長が痴漢で逮捕されるという事件がありました。本人は泥酔していて覚えていないというとニュースにありましたが、まず間違いなく嵌められたのでしょう。東洋経済は原発利権に対する批判特集記事を何度も出していて、この事件が起こった時も「東京電力、偽りの延命」という特集でした。この事件については多くのサイトが取り上げています(例えばこのブログ)。

痴漢でっち上げは、男女数人のグループで、狙った標的を痴漢を仕立て上げるのだそうで、被害者役、目撃者役、取り押さえる役と役割分担しているそうです。痴漢でっち上げはこれまでも植草事件など、言論封鎖のための常套手段です。言論人の痴漢は、まず言論弾圧のためのでっち上げと見てよいのではないでしょうか。この手口は余りに有名になったので、例えば、最近「原発崩壊」という記事を夕刊フジに書いている(反体制派?の)フリージャーナリストの上杉さんは、自衛のために、移動は基本的に車、新幹線に乗る時は両手に荷物を持って、外ではアルコールは飲まないようにしている、と言っていました。痴漢でっち上げの手口は、外でアルコールを飲んだ時に一服盛られて、意識もうろう状態になった状態で、電車に乗せ、前述のグループが頃合いを見計らって仕掛けるのだそうです。この東洋経済編集長の場合は誰と飲んでいたのかよくわかりませんが、泥酔していて覚えていない位なのですから、やはり盛られた可能性が高いような気がします。

 

もうひとつ気になったニュース。昨日のニュースでゴールドマンサックスの重役、Greg Smithが辞めたという話。会社の極端な金儲け主義がガマンできない、と言ったらしいですが、本音は、会社もかなり悪どいことをやっていたようですから、捜査が入って挙げられると思ったか、あるいはまもなく会社は潰れて、その責任を取らされたりするのが嫌だと考えたということではないのかな、と勘ぐっています。最近、この証券会社から大量に人が辞めているそうです。これ以上のインサイダー情報はないでしょう。間もなく第二のリーマンショックが来るのかもしれません。最近、アメリカ株式市場が比較的好調なのも怪しいです。上げておいてドカンと落とすつもりなのでしょう。

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