百醜千拙草

何とかやっています

アメリカの影

2012-08-28 | Weblog
何かと細かなことで忙しくて余りじっくり物事を考える時間がありませんでした。

シリアでの日本人女性ジャーナリストが殺害された件。気の毒に思いますが、私はエジプトでの市民革命での事件を思い出しました。ムバラク退陣に追いやった市民革命は、親米政権に対する反米運動でした。イスラム世界の人々が反対したのは、独裁そのものではなくアメリカでした。そして、その様子をレポートしていた金髪碧眼の美人レポーターが、興奮したエジプト市民に乱暴されるという事件が起こりました。その事件に際して、このレポーターやレポーターを派遣した会社が不注意だったのではないかと書いた覚えがあります。レポーター自身は中立だと考えていたのかも知れませんけど、欧米からやってきた金髪碧眼は、エジプト市民にとっては「敵」の一味と捉えられてもおかしくはありません。同様に、今回のシリアの内戦、亡くなったレポーターの方はおそらく「記者魂」に突き動かされて、戦場の様子を報告したいと考え、戦地の危険もそれなりには承知しておられたとは思います。しかし、このシリアの戦争は、知るほどにアサド政権失脚のための欧米の「いつもの手」である疑いが濃くなるなかで、このレポーターの人が意図的にターゲットにされて殺された可能性が高い思いました。その死亡のビデオもまるで仕組んだかのように、死亡後非常に早くにその映像が流されています。また、殺害時には、政府軍がいる筈のないところで、突然、現れた「政府軍」によって殺されたことになっています。日刊ゲンダイの記事(シリア政府が声明 山本美香さんの銃撃死に謀略説) のように、殺されて反政府プロパガンダに利用された可能性が強いと私も思います。反政府軍を援助している黒幕はアメリカであると考えられています。中東の反米アサド政権を潰してその後のイラン侵攻への足がかりにするつもりなのでしょう。フセインやガダフィの例を見れば、そうとしか考えられません。興味深い見方をしているブログがありましたので、リンクしておきます。私も暗殺は政府軍がやったのではないと思っていますが、どこまで筋書きがあったのかはわかりません。

もう一つは、外交問題。マスコミにしても東京都知事にしてもドジョウにしても、いい加減にしたらどうだ、と言いたくなりますね。日本がアメリカの属国であって独自外交はできないという事実をどう考えているのかと思います。韓国もアメリカ領、中国とアメリカは経済的に切っても切れない関係です。アメリカが恐れるのは中国がアメリカを抑えて世界支配を握ることであり、最大の脅威は鳩山氏の言うような「東アジア共同体」の実現です。日中韓が手を握り、アメリカはアジアから出て行け、と言われたら、アメリカの世界支配は終わってしまう可能性が高いわけです。それを防ぐには、分断統治です。昔から支配者がもっとも困るのは、人々が「団結」し「連帯」することです。日中韓が破滅に陥らない程度に揉めてくれて、お互いを牽制しあってくれている状態が誰をもっとも利するか、それを考えれば領土問題の本質が見えるように思います。鳩山氏のように正々堂々とやっては、海千山千のアメリカが許しておくわけがありません。もっとSubtleなやりかたで、日中韓の「民意」に地道に訴えかける形で、日中韓友好を達成していくべきであろうと思います。

アメリカが世界の支配権を握っている以上、世界でおこっている多くの問題の後に覇権存続をかけたアメリカの隠された策があると思っておく方がよいでしょう。

追記。
尖閣諸島に上陸した香港の活動家の正体についてのブログ見つけました。カネで雇われてやらされたのでしょうね。確かにこのオヤジは強制送還後の記念写真にも映っています。ヤラセだとしたら、これだけ適当にやっても日本国民を騙すのはワケないと思っているのですね。ナメられたものです。
コメント
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