西洋では「魔女の一撃」というと聞いていたので、ずっと英語だと思っておりましたが、実は、Hexenschussというドイツ語なのだそうです。最初はちょっと捻ったかな、と思っただけでしたが、その次に重いものを中腰になって持ち上げようとした瞬間に、ギックリと来ました。おかげで、週末は寝たきりです。前にも、一回、ちょっとしたことでなりました。子供の頃は、よく首の筋を違えて痛い思いをしましたが、年をとると、首ではなく腰にくるのですね。
そういえば、子供の頃に「リンゴを食べると歯茎から血がでませんか?」というハミガキのコマーシャルがありました。子供の私にとって、血が出るというのは恐ろしい非常事態で、リンゴを食べたぐらいで血が出でてしまうという病態が理解できず、リンゴを齧りながら歯茎を血で真っ赤にしているオジサンが「シャイニング」のジャックニコルソンのような不気味な笑顔を浮かべている様子を想像して、シソーノーローという恐ろしい病気に恐怖したものでした。同様に、ギックリ腰というものも比較的最近まで、テレビのギャグのネタぐらいの認識でした。それが近年では、歯のクリーニングでは血まみれになり、魔女にも二発も喰らわされて、私も多少、人生について知る所が増えたという次第です。
さて、一方では、先週の内閣不信任案議決の否決と、消費税増税法案の成立とで、不愉快な週末となりました。
多くの人々が、この内閣と与党のデタラメさ、新聞と財務省の悪質さを散々、非難していますし、確信犯に正論を語るほど虚しいこともないので、言いたいことは山ほどありますが、やめておきます。
この消費税増税法案成立を見届けて、黒幕、勝栄二郎事務次官が財務省を退官するとニュースも流れました。分かりやすすぎますね。消費税増税は、社会保障とは名目ばかり、増税は財務省の悲願。「社会保障に全額使う」と言ったドジョウ(もともと大ウソつきですが)、ウソもこれほど堂々とつかれるとあきれて言葉もありません。あるいは、社会保障に関連した形ばかりの公益団体を作って天下り官僚のポストを作って増税分を官僚で山分けした上で、「社会保障」に使ったとでも強弁するつもりなのでしょう。
消費税増税によって総税収は下がりこそすれ、あがることは期待できませんし、消費税増税が社会保障となって国民に還元されることもまずないでしょう。第一に「税と社会保障の一体改革」といっておきながら、社会保障の議論はゼロなのですから。社会保障のために増税するというのならば、社会保障をどういう形にして、どれほどの予算が必要か、という議論が先ずあって、その上で必要な財源を工面するというのが手順です。それを全くやらずに、増税だけ先に決める。国会では、ドジョウは消費税増税でどれぐらいの増収になるのかという質問にも全く答えられないようなレベルですから、ペテンのやり口もあまりに稚拙、国民を全くバカにしているとしか言いようがないです。
私は、ここで消費税法案が成立したところで、発効前に潰される可能性が高いと思っています。ちょうど、郵政民営化法案のようなものです。いくらドジョウが空きカンなみの粘り腰を出そうとも、毎週、金曜日に安保以来の数の一般国民が、官邸を取り囲んで、「ドジョウ、辞めろ」のシュプレヒコールを繰り返すような状況にある政権が持つわけがないし、いくらお人好しで政治センスのない自民党党首だと言っても、解散せずに粘ったら、約束が違うと怒りだすでしょう。普通に考えれば、今期末、解散でしょう。しかし、選挙を先延ばしにした民主党は代表選でドジョウを降ろして、総辞職でごまかそうとするかも知れません。仮にドジョウが辞職したところでマトモな人材がもはやいない民主党に政権運営は不可能ですが。ドジョウの地元、船橋では、ドジョウの自宅や事務所周辺で、ドジョウ落選運動を地元民が展開しているそうです。それらの人々の少なからずが3年前、ドジョウの「シロアリ退治」演説を聞いて、ドジョウを支持した人々なのだそうです。
ドジョウや空きカンのように「ウソをついて騙す」というのは、基本的に信頼によって成り立つ人間の社会では、「人間失格」に価する行為であると私は思っております。つまり、己の属する社会を破壊する行為です。しかるに、一国の首相や政府が、国民に対して、平気でウソをつき、ごまかすということは、連中は、自分たちが住む社会は、一般国民の住む社会とは違うと考えているということでしょう。消費税増税は、彼らが仕掛けてきた一般国民へ対する侵略戦争です。
いずれにせよ、今回の野党の内閣不信任案提出は、民主、自公、双方に対して、それなりの打撃を与えました。次の選挙では、間違いなく、消費税増税と原発が焦点になります。消費税増税を掲げて勝った政党はいない、という歴史を鑑みると、民主と自民は共倒れ、次期政権は、さすがに消費税増税を潰す方向に向かわざるを得ないと思うのですが。
そういえば、子供の頃に「リンゴを食べると歯茎から血がでませんか?」というハミガキのコマーシャルがありました。子供の私にとって、血が出るというのは恐ろしい非常事態で、リンゴを食べたぐらいで血が出でてしまうという病態が理解できず、リンゴを齧りながら歯茎を血で真っ赤にしているオジサンが「シャイニング」のジャックニコルソンのような不気味な笑顔を浮かべている様子を想像して、シソーノーローという恐ろしい病気に恐怖したものでした。同様に、ギックリ腰というものも比較的最近まで、テレビのギャグのネタぐらいの認識でした。それが近年では、歯のクリーニングでは血まみれになり、魔女にも二発も喰らわされて、私も多少、人生について知る所が増えたという次第です。
さて、一方では、先週の内閣不信任案議決の否決と、消費税増税法案の成立とで、不愉快な週末となりました。
多くの人々が、この内閣と与党のデタラメさ、新聞と財務省の悪質さを散々、非難していますし、確信犯に正論を語るほど虚しいこともないので、言いたいことは山ほどありますが、やめておきます。
この消費税増税法案成立を見届けて、黒幕、勝栄二郎事務次官が財務省を退官するとニュースも流れました。分かりやすすぎますね。消費税増税は、社会保障とは名目ばかり、増税は財務省の悲願。「社会保障に全額使う」と言ったドジョウ(もともと大ウソつきですが)、ウソもこれほど堂々とつかれるとあきれて言葉もありません。あるいは、社会保障に関連した形ばかりの公益団体を作って天下り官僚のポストを作って増税分を官僚で山分けした上で、「社会保障」に使ったとでも強弁するつもりなのでしょう。
消費税増税によって総税収は下がりこそすれ、あがることは期待できませんし、消費税増税が社会保障となって国民に還元されることもまずないでしょう。第一に「税と社会保障の一体改革」といっておきながら、社会保障の議論はゼロなのですから。社会保障のために増税するというのならば、社会保障をどういう形にして、どれほどの予算が必要か、という議論が先ずあって、その上で必要な財源を工面するというのが手順です。それを全くやらずに、増税だけ先に決める。国会では、ドジョウは消費税増税でどれぐらいの増収になるのかという質問にも全く答えられないようなレベルですから、ペテンのやり口もあまりに稚拙、国民を全くバカにしているとしか言いようがないです。
私は、ここで消費税法案が成立したところで、発効前に潰される可能性が高いと思っています。ちょうど、郵政民営化法案のようなものです。いくらドジョウが空きカンなみの粘り腰を出そうとも、毎週、金曜日に安保以来の数の一般国民が、官邸を取り囲んで、「ドジョウ、辞めろ」のシュプレヒコールを繰り返すような状況にある政権が持つわけがないし、いくらお人好しで政治センスのない自民党党首だと言っても、解散せずに粘ったら、約束が違うと怒りだすでしょう。普通に考えれば、今期末、解散でしょう。しかし、選挙を先延ばしにした民主党は代表選でドジョウを降ろして、総辞職でごまかそうとするかも知れません。仮にドジョウが辞職したところでマトモな人材がもはやいない民主党に政権運営は不可能ですが。ドジョウの地元、船橋では、ドジョウの自宅や事務所周辺で、ドジョウ落選運動を地元民が展開しているそうです。それらの人々の少なからずが3年前、ドジョウの「シロアリ退治」演説を聞いて、ドジョウを支持した人々なのだそうです。
ドジョウや空きカンのように「ウソをついて騙す」というのは、基本的に信頼によって成り立つ人間の社会では、「人間失格」に価する行為であると私は思っております。つまり、己の属する社会を破壊する行為です。しかるに、一国の首相や政府が、国民に対して、平気でウソをつき、ごまかすということは、連中は、自分たちが住む社会は、一般国民の住む社会とは違うと考えているということでしょう。消費税増税は、彼らが仕掛けてきた一般国民へ対する侵略戦争です。
いずれにせよ、今回の野党の内閣不信任案提出は、民主、自公、双方に対して、それなりの打撃を与えました。次の選挙では、間違いなく、消費税増税と原発が焦点になります。消費税増税を掲げて勝った政党はいない、という歴史を鑑みると、民主と自民は共倒れ、次期政権は、さすがに消費税増税を潰す方向に向かわざるを得ないと思うのですが。