研究者の活動の中で最も非生産的なもの、それはグラント書き。
私、書くことそのものはそう嫌いではないし、人の顔色を伺って育ったせいか、読み手の反応を図りながら書くのは、どちらかといえば得意な方です。しかし、いくら良いグラントが書けても、そのもの自体には何の価値もありません。電話セールスと同じようなもので、買う気の乏しい相手と何時間もかけて話をして、最高のセールスピッチをしても、売れなければくたびれもうけです。
研究という何か意義のあるものを発見、発明するという活動の中で、サイエンスフイクションを書くのに大半の時間を割かねばならないという皮肉。その間、実験は半分止まった状態になり、グラントのために急いでデータを出そうとすればクオリティーの低い出版に耐えないようなものになりがちとなって、二度手間となります。挙句にグラントは当たらないとなれば、そのプラスマイナスで損害は甚大です。この年になって、こういう非生産的な活動に人生の多くの時間を割いて、週末も朝から晩までコンピューターに噛り付いて、パワーポイントでお絵描きしたり、売り文句を考えたり、コレが仕事か、と思うと情けない気持ちになることもしばしばです。私の昔の優秀な友人は、グラント書きは労働時間の30%に抑えることにしていると言っていました。そういう余裕が欲しいものです。
採択率が史上最低となっている現在、グラントはサイコロばくちと変わらないと言われます。当たらずとも遠からず、しかも一部ではイカサマがまかり通っているというところまで似ています。しかも、Post-truth の時代、グラントも真実よりも、ワクワク感覚が優先されます。レビューアがワクワクするようなネタでなければいくら堅実で意義があるものでもダメで、逆にワクワクさせることができるようなものであれば、真実性は軽視される。
世界最強の国の政権が堂々とウソをついて、それを「alternative fact」だと詭弁を弄するような時代ですからね。ま、ウソとゴマカシという点では、アベ政権の右に出るものはいませんが。どうでもいいですけど、折角、アベ氏と日本会議が絡んだ不正国有地払い下げ疑惑というネタを掴んんだのだから、野党も退陣に追い込むまでとことん追求してもらいたいものです。問題はマスコミがほぼ沈黙状態。さすがに、政権に餌付けされているマスコミでも訴訟になったとなればイヤイヤでも報道せざるを得ないようですが、それでも、および腰、日本のマスコミのジャーナルズムは死んだと言われていも仕方がないです。何しろ、日本は、報道の自由度ランキング180国中72位、すでに、隣国の台湾、韓国よりも下位、中国や北朝鮮よりはマシというものの、報道後進国とのお墨付きではあります。それにしてもこの日本会議の学校、キモチ悪いですな。園児に旗を振らせて教育勅語を唱えさせるところなど、日本会議というより一党独裁の北朝鮮最高人民会議のようです。この森友学園、中国や朝鮮人を誹謗する文書を保護者に配布していたそうですが、己の醜い姿が見えんのですかね。カルト集団が目論む、形骸化した民主主義に守られた独裁主義、教育という名の洗脳、おぞましさで寒気がします。
ついでにこの事件とは桁はずれの利権が動いた豊洲問題について、地上げ屋さんが豊洲極悪5人衆の解説。自称文豪、暴走老人は第3位らしいです。
アメリカでは、またトランプがスウェーデンでテロがあったかのようなウソ発言をして、スウェーデン大使館が困惑。ちょうどカロリンスカの知り合いからメールで、「平和だよ、またトランプがウソを言ったらしいね」とのこと。ま、反省、思考力、判断力、謙虚さに危機的にかける人間ですから、力づくで辞めさせるしかありません。トランプの罷免を求めるための署名活動や弾劾裁判への運動が広がっているようです。このトランプの調子では、遠からず、実際に罷免まで行きそうな気がします。どうもロシアに対するペンスの言動を見ると、すでにトランプ弾劾に向けて共和党内部でも計画が練られているのかもしれませんね。そうなったら、アメリカの政権に尻尾を振るしか能がない誰かさんはどうするのでしょう。
ま、愚痴はこの程度にしましょう。どうもこの日米の二大XXのことになると頭に血が上ってしまっていけません。
グラント書きも一段落し(これから恐怖の推敲が待っているのですが)、去年、映画で使われたのを聞いてから、その懐かしい感じが好きになって聞いているNino Bravoのvivirを聞きながら、夜のひと時をリラックスして過ごしています。昔のスペインの流行歌ですが、私の子供の頃の古き良き希望に満ちた時代を思いださせるんような雰囲気に満ちています。ちょっと大げさなアレンジでストリングスとビッグバンドの重厚な伴奏は、高度成長期の日本の歌謡曲を思い出させます。昔が懐かしいとは、年ですな。
私、書くことそのものはそう嫌いではないし、人の顔色を伺って育ったせいか、読み手の反応を図りながら書くのは、どちらかといえば得意な方です。しかし、いくら良いグラントが書けても、そのもの自体には何の価値もありません。電話セールスと同じようなもので、買う気の乏しい相手と何時間もかけて話をして、最高のセールスピッチをしても、売れなければくたびれもうけです。
研究という何か意義のあるものを発見、発明するという活動の中で、サイエンスフイクションを書くのに大半の時間を割かねばならないという皮肉。その間、実験は半分止まった状態になり、グラントのために急いでデータを出そうとすればクオリティーの低い出版に耐えないようなものになりがちとなって、二度手間となります。挙句にグラントは当たらないとなれば、そのプラスマイナスで損害は甚大です。この年になって、こういう非生産的な活動に人生の多くの時間を割いて、週末も朝から晩までコンピューターに噛り付いて、パワーポイントでお絵描きしたり、売り文句を考えたり、コレが仕事か、と思うと情けない気持ちになることもしばしばです。私の昔の優秀な友人は、グラント書きは労働時間の30%に抑えることにしていると言っていました。そういう余裕が欲しいものです。
採択率が史上最低となっている現在、グラントはサイコロばくちと変わらないと言われます。当たらずとも遠からず、しかも一部ではイカサマがまかり通っているというところまで似ています。しかも、Post-truth の時代、グラントも真実よりも、ワクワク感覚が優先されます。レビューアがワクワクするようなネタでなければいくら堅実で意義があるものでもダメで、逆にワクワクさせることができるようなものであれば、真実性は軽視される。
世界最強の国の政権が堂々とウソをついて、それを「alternative fact」だと詭弁を弄するような時代ですからね。ま、ウソとゴマカシという点では、アベ政権の右に出るものはいませんが。どうでもいいですけど、折角、アベ氏と日本会議が絡んだ不正国有地払い下げ疑惑というネタを掴んんだのだから、野党も退陣に追い込むまでとことん追求してもらいたいものです。問題はマスコミがほぼ沈黙状態。さすがに、政権に餌付けされているマスコミでも訴訟になったとなればイヤイヤでも報道せざるを得ないようですが、それでも、および腰、日本のマスコミのジャーナルズムは死んだと言われていも仕方がないです。何しろ、日本は、報道の自由度ランキング180国中72位、すでに、隣国の台湾、韓国よりも下位、中国や北朝鮮よりはマシというものの、報道後進国とのお墨付きではあります。それにしてもこの日本会議の学校、キモチ悪いですな。園児に旗を振らせて教育勅語を唱えさせるところなど、日本会議というより一党独裁の北朝鮮最高人民会議のようです。この森友学園、中国や朝鮮人を誹謗する文書を保護者に配布していたそうですが、己の醜い姿が見えんのですかね。カルト集団が目論む、形骸化した民主主義に守られた独裁主義、教育という名の洗脳、おぞましさで寒気がします。
ついでにこの事件とは桁はずれの利権が動いた豊洲問題について、地上げ屋さんが豊洲極悪5人衆の解説。自称文豪、暴走老人は第3位らしいです。
アメリカでは、またトランプがスウェーデンでテロがあったかのようなウソ発言をして、スウェーデン大使館が困惑。ちょうどカロリンスカの知り合いからメールで、「平和だよ、またトランプがウソを言ったらしいね」とのこと。ま、反省、思考力、判断力、謙虚さに危機的にかける人間ですから、力づくで辞めさせるしかありません。トランプの罷免を求めるための署名活動や弾劾裁判への運動が広がっているようです。このトランプの調子では、遠からず、実際に罷免まで行きそうな気がします。どうもロシアに対するペンスの言動を見ると、すでにトランプ弾劾に向けて共和党内部でも計画が練られているのかもしれませんね。そうなったら、アメリカの政権に尻尾を振るしか能がない誰かさんはどうするのでしょう。
ま、愚痴はこの程度にしましょう。どうもこの日米の二大XXのことになると頭に血が上ってしまっていけません。
グラント書きも一段落し(これから恐怖の推敲が待っているのですが)、去年、映画で使われたのを聞いてから、その懐かしい感じが好きになって聞いているNino Bravoのvivirを聞きながら、夜のひと時をリラックスして過ごしています。昔のスペインの流行歌ですが、私の子供の頃の古き良き希望に満ちた時代を思いださせるんような雰囲気に満ちています。ちょっと大げさなアレンジでストリングスとビッグバンドの重厚な伴奏は、高度成長期の日本の歌謡曲を思い出させます。昔が懐かしいとは、年ですな。