久しぶりにウイルスを作ろうと思って、293細胞用のtransfection試薬のFugeneを買おうとしたらその値段に驚きました。こんなに高かったでしょうか。ウイルスを使って大量スクリーニングをやっている施設ではTransITを使っていましたが、それでもFugeneより若干、安いぐらいです。それでPEI法を試してみたのですが、あいにくかなりToxicitiyが高く、Optimizeしている時間もないのでEcoFectionといういかにも安そうなreagentを試してみることにしました。Fugeneの半額です。よさそうです。節約といえば、リアルタイムPCRの試薬は、Solis Biodyneという会社の製品を手に入れて使いだしてから長いです。この会社は、バルト三国の北の端エストニア、グーグルアースで見ると、田んぼと住宅地の間にぽつんとある研究室で製品を作っているようです。一応ちゃんと動きます。値段は他のメーカーの半額以下と思います。それを10ulにスケールダウンして使っています。節約してそれなりの結果が出ると得したような気がしますが、こういう安い試薬は扱ってくれる業者があまりないので手に入れるのに苦労するのが難点ですね。
そんな節約生活の中で、昨日、久しぶりにステムセルの研究室の内輪のミーティングに出ました。私はステムセルはほとんど関わりがないのですけど、微小細胞のRNA-seqをプロジェクト一部としてやっているのでその関係です。しかし、ステムセル業界のシークエンシングはシングルセルでやるのが当たり前になりつつあるような感じで、時代の流れの早さに驚きます。Drop-seqの論文が出たのが2年ほど前で、今や、Drop-seqは効率が悪いので10Xとかいう会社のシステムを使っているのだ、という話を聞いて技術の進歩はすごいねーと感心していたら、機械に加えて一セットの実験の試薬代に100万円以上かかるという話で、すっかり気持ちが冷めました。こういう技術を使って他ではなかなか出せないデータを得られるのは強いですけど、結局、カネ次第なのね(わかっていたけど)と、格安PCR試薬をスケールダウンして使っている我が身が、なんとなく可哀想に思えてきました。ま、こうなると、一部の研究室をセンター化して、何をシークエンスするかを皆であらかじめ決めて、包括的かつオーバーラップがないような方法でやって、データを共有するという形にしないと、いくらカネがあっても足りませんな。
こういう先端技術に依存する会社も利用者次第ですし、技術はすぐに新しいものにとってかわられるので、売れるうちに高く売るというのは理解できますが、しかし、値段が1/10ならば100倍の利用者が見込めるのではないだろうか、と思いました。薬にしても、開発費の回収が絶対なのはわかりますけど、一年の薬代が1000万円とかの最近のハイテク医薬品の薬価設定はむしろ逆効果なのではないのかと思うのですが。
何れにしても、私は特にシングルセルにこだわるようなプロジェクトはないので他人事ですけど、気軽にシングルセルseqができる値段なら、とにかくやってみようとは思うでしょうね。
ところで、
「週明けにも辺野古海上工事 政府、県の許可求めず」というニュース。力ずくです。この弱いものいじめ、思いやりと共感のなさ、さすが戦後史上最悪の政権。沖縄県と民主主義にとって政府はもはや倒すべき敵です。翁長知事は、聞く耳を持たない日本政府に何を言ってもダメだと思ったのか、再び渡米しアメリカの議員に直訴。日本がアメリカの属国であることがよくわかりますな。
一方、史上最悪の内閣のアベ氏、これまたアメリカ史上最悪の政権のトランプと会談して、ロシアに3000億をタダで貢いだ後は、アメリカ経済振興のため日本は「アメリカ ファースト」の経済政策を取るというバカの極みな話をしに行くらしいです。この調子だと、沖縄いじめの挙句に無理やり基地を作った上に、年貢(思いやり予算)の増額まで約束してきそうです。しない方がマシなことは何もせずに寝ていてほしいです。
そんな節約生活の中で、昨日、久しぶりにステムセルの研究室の内輪のミーティングに出ました。私はステムセルはほとんど関わりがないのですけど、微小細胞のRNA-seqをプロジェクト一部としてやっているのでその関係です。しかし、ステムセル業界のシークエンシングはシングルセルでやるのが当たり前になりつつあるような感じで、時代の流れの早さに驚きます。Drop-seqの論文が出たのが2年ほど前で、今や、Drop-seqは効率が悪いので10Xとかいう会社のシステムを使っているのだ、という話を聞いて技術の進歩はすごいねーと感心していたら、機械に加えて一セットの実験の試薬代に100万円以上かかるという話で、すっかり気持ちが冷めました。こういう技術を使って他ではなかなか出せないデータを得られるのは強いですけど、結局、カネ次第なのね(わかっていたけど)と、格安PCR試薬をスケールダウンして使っている我が身が、なんとなく可哀想に思えてきました。ま、こうなると、一部の研究室をセンター化して、何をシークエンスするかを皆であらかじめ決めて、包括的かつオーバーラップがないような方法でやって、データを共有するという形にしないと、いくらカネがあっても足りませんな。
こういう先端技術に依存する会社も利用者次第ですし、技術はすぐに新しいものにとってかわられるので、売れるうちに高く売るというのは理解できますが、しかし、値段が1/10ならば100倍の利用者が見込めるのではないだろうか、と思いました。薬にしても、開発費の回収が絶対なのはわかりますけど、一年の薬代が1000万円とかの最近のハイテク医薬品の薬価設定はむしろ逆効果なのではないのかと思うのですが。
何れにしても、私は特にシングルセルにこだわるようなプロジェクトはないので他人事ですけど、気軽にシングルセルseqができる値段なら、とにかくやってみようとは思うでしょうね。
ところで、
「週明けにも辺野古海上工事 政府、県の許可求めず」というニュース。力ずくです。この弱いものいじめ、思いやりと共感のなさ、さすが戦後史上最悪の政権。沖縄県と民主主義にとって政府はもはや倒すべき敵です。翁長知事は、聞く耳を持たない日本政府に何を言ってもダメだと思ったのか、再び渡米しアメリカの議員に直訴。日本がアメリカの属国であることがよくわかりますな。
一方、史上最悪の内閣のアベ氏、これまたアメリカ史上最悪の政権のトランプと会談して、ロシアに3000億をタダで貢いだ後は、アメリカ経済振興のため日本は「アメリカ ファースト」の経済政策を取るというバカの極みな話をしに行くらしいです。この調子だと、沖縄いじめの挙句に無理やり基地を作った上に、年貢(思いやり予算)の増額まで約束してきそうです。しない方がマシなことは何もせずに寝ていてほしいです。