百醜千拙草

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日の沈む国

2018-09-18 | Weblog
前回の続きのようになりますが、ロシアのフォーラムでのアベにロシア側からの批判の記事が紹介されていました。(正確にはロシア系アメリカ人の意見のようです)

ロシアの新聞、RUSSIA INSIDERは、安倍を「 Mighty Fool(無敵のアホ)」と呼ぶ

アメリカでロシア事情を配信する「RUSSIA INSIDER」への寄稿記事。
事情を知る第三者から見れば、アベのトンチンカンぶりは際立つのでしょうな。日本に米軍の基地があり、アベはトランプのいいなりなのに、ロシアは北方領土を返すわけがありません。まず、日米地位協定を変え、沖縄米軍を撤去させることから始めないと。いくらアベがぐるぐると地球を回っても、誰もがアベはトランプの飼い犬としか見ていないのだから、アベのいうことを誰もマトモにとるはずがないです。結局、無駄な時間とカネを使った挙句に、カネだけ巻き上げられる。ロシアはそのカネの出し方もみみっちすぎる(中国と比べて)上に、出し方も悪いと思っているようです。ま、正直いって、まったく相手にされていませんな。

Japan's Abe Made a Mighty Fool of Himself at Russia's Eastern Economic Forum
以下適当に一部を意訳。

ロシアの東方経済フォーラムで無双のバカを晒したアベ。
日本が敵対的なアメリカの軍事基地であることに対するロシアの深い懸念を無視して、千島列島返還のためにわずかな経済投資をチラつかせる、という彼のロシア政策は冗談以外のなにものでもない。
、、、、、
一つ見落とされがちな重要な点を指摘しておきたい。スピーチや会議から、アベとこの地域における日本の政治的立場について示唆されることである。
、、、
第一に、アベ首相が「浮いていた」ということは言わなければならない。アベは主にロシアとの平和条約に関してのお願いをしたのに対し、全ての他の外国のリーダーはロシアと極東における進行中あるいは計画中の大規模な投資活動について述べた。アベはロシアとの協力に何も合わせるものを持っておらず、かわりに日本の取るに足らないロシアでの努力をアピールするかのようなビデオを見せて帳尻をあわせようとした。ビデオは日本がロシアで行おうとしている健康やテクノロジー関連のプロジェクトで、両国の相互関係をあたらしい面へ導くためにアベが二年前にロシアに提示した150のプロジェクトでロシアが受け入れたものの一部であった。

日本のプロジェクトは全てが安っぽい。すべては展望においてちっぽけであり、ロシアが東京が求める平和協定に調印した場合にのみ、人々の生活を向上するために日本がロシアに援助をするというようにできている。

このビデオや日本のロシアにおける共同プロジェクトの提示はアベの意図とは真逆の効果をもたらした。しかし、これは両国の立場交渉における彼の全く時代遅れの認識と合致している。ビデオの編集方針は一方通行である。豊かで技術で勝る日本がロシアに手を差し伸べる。これは、他の外国のリーダーの話の全体的なテーマ、すなわち、いかに参加国全員がお互いに助け合い、お互いの貿易と投資を通じて開発プランをすりあわせるか、という趣旨と合致しない。、、、、

アベのロシアへのアプローチは、1970-80年代、ソ連が深刻な経済不振にあってエネルギー資源の買い手や新たな投資者を探している時に、日本がアジアのダイナミックなトラとしてアメリカの資産を買いまくって世界の尊敬と羨望を受けていた時代のもののようである。、、、現在では、日本が40年前に日本が狙っていた戦略的パートナーには中国が着いている。、、、、

日本の投資やアベの150の共同事業の規模は二桁小さい。このような「ニンジン」でロシアが平和協定調印に同意すると思うのは、あまりに非現実的である。、、、、、

日本がアメリカとペンタゴンの傀儡である限り、ロシアが北方領土を返すことに同意はしない。このフォーラムでの振る舞いによって、アベは、核の傘がロシアと取引をするより重要であると、ワシントンのご主人様への忠誠を再び示したのである。五人のリーダの中でアベだけがトランプをたたえた、、、、

日本はフォーラムでしめされた以上を含むこの地域の戦略的で大規模な経済共同体の地図の上のどこにもいない。、、、
アベがフォーラムで証明した通り、この臆病で活気のないリーダーシップのもとでの日本は、「日の沈む国」となる運命である。
コメント
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