百醜千拙草

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マクドの話

2022-10-11 | Weblog
どうでもいい話。

日本の長期にわたる経済停滞と先の見通しがたたない円安で、日本はどんどん安い国になってきています。ものの値段が安いということは賃金が安いということを意味するので、世界中で売られている物の価格を比較することによってその国の賃金レベルが推測できます。

ビッグマック指数で世界の国々を比較すると、ビッグマックがもっとも高いのがスイスで日本円では925円、ドルで$6.7という値段。フランスを含むユーロ圏やアメリカで650 - 700円程度。かつてはかなりの経済格差があったアジア諸国でも日本と変わらないか高いぐらいになっています。フィリピンでは380円。数十年前はフィリピンの田舎ではビールが40円、コーラは10円で飲めました。今は日本との差がかなり小さくなってきているようです。

大昔の高校時代、学校のそばにマクドナルドハンバーガーが出来ました。当時で、ビッグマックが400円弱ぐらいだったと思います。現在410円だそうですから、この数十年、日本の経済が停滞していたことを示すのでしょう。

学校のそばだったので、自然と溜まり場になりました。その店は2-3階に食事席があって文化祭などがあったりすると打ち上げと称して大勢で3階を占領してして騒いだり、ポテトのタダ券を集めて、みんなでテーブル一杯に積み上げたフライドポテトを貪り食うというようなイベントをやったりしてました。そのうち店がタダ券をあまりくれなくなりました。それからアルバイトの店員のお姉さんにありえない注文をするという遊びも流行りました(男子校だったもので)。「メロン豆腐といちごどんぶり」とかオーダーするわけですが、当時は鷹揚なもので、店員も素直に笑ってくれたり、悪ノリしてくれたりして、楽しかったです。今だったら、冷たい目で見下されて、二度と来れなくなってたかも知れません。ま、関西だったので。

それで、当然ですが、われわれはマクドナルドのことをマクドと呼んでいました。これは私の想像ですけど、関西で「マクド」と呼ぶのは、関西での挨拶の「まいど」に発音が似ているからではないかと思っております。当時のちょっと砕けた友人は「まいど!」とやってきては「マクドでイモでもしばかへんか?」と誘って来たものでした。

それで、最近、例によっていつものフランス語教育ビデオを見ていたのですけど、そこでマクドナルドはフランスでもマクド(McDo)と呼ばれていることを知りました。この場合「マ」と二音節で発音されるので、関東の人が話す「なんちゃって大阪弁」のような音になります。

確かに「マクドナルド」は長くて言いにくいです。ちょっと調べたら、世界でも色々に呼ばれていることを知りました

アメリカ:Micky D's
カナダ: McDick's
オーストラリア:Macca's
ドイツ:Mekkes
香港:Mak Kee
フランス:McDo
メキシコ:McDona's
ルーマニア:Mec
スコットランド:McD's
日本:マック、マクド

やっぱり「マクド」がシンプルで間違えにくいと思いますね。マクディーズ、マッキーもわるくないですけど、メッケとかは、どういうヒネリなのでしょう?
コメント
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