選挙では、プーチンの統一ロシア党は過半数割れ、プーチンの中央集権、独裁政治が嫌われ始めたのでしょうか。強いロシアを標榜し、大統領二期目では7割の国民が支持したプーチンのやり方もそろそろ潮時ということでしょう。驕れるものは久しからずですね。遠からず国政に出てきて総理をやりたいと考えているであろう新大阪市長もプーチンを他山の石としてもらいたいと思います。
さて、ドジョウがいよいよ財務省の操り人形としての本性をむき出しにして消費税増税に前のめりになってきました。消費税は増税すれば、景気悪化をよんで所得税収と法人税収の低下を招き、全体としては結局減収となる上、冷え込んだ消費が長期にわたるデフレを引き起こす、というのは、橋本内閣の時に学んだのではなかったのでしたっけ。
思うに、財務省官僚は、消費税だったら貧乏人からでも取り上げられる、所得税や法人税が不景気でどんどん落ち込んでも、生活に必要な経済活動は必ず行われるので、消費税の税収はそれほど落ち込まない、そう考えているのでしょう。事実、過去10年間をみても、所得税は右肩下がりですが消費税の税収は安定してます。一方、消費税増税がもたらす一般国民への影響は深刻です。生活は相対的に苦しくなります。所得の少ない人ほど強いダメージを受けることになります。自然と景気は後退し、したがって所得は減少し、サラリーマンはリストラされ、会社は倒産するでしょう。一般国民の生活が犠牲になっても、得をする(損をしない)のは、税金を分配する政府と官僚でしょう。社会保障との一体改革とか言って、消費税の税収を年金や福祉に使うという建前ですが、本音は、所得税や法人税よりもより安定した税収が見込める消費税をガッチリ取って、まずは最初に自分たちで分け合いたい、そして残った分があれば国民の社会保障に回せばよい、と思っているのでしょう。
空きカンが経済音痴だったのは有名な話ですが、このドジョウはどうなのか。消費税を上げたら税収が上がって復興も進んで、財政も改善する、と本気で考えているおめでたい人は、ごく少数でしょう。この人もバカではないでしょうから、増税したら国民生活はますます困窮し、自分の支持率もますます低下するのはわかっているはずです。誰かに脅されているか、操られているとしか思えません。振り返れば、アホウ政権で増税をマニフェストで謳って自民は惨敗し、消費税増税封印をマニフェストに上げた鳩山-小沢民主党が総選挙を取りました。その後、空きカンも参院選前に増税と口走って惨敗しました。その後のドジョウも増税に前向きです。つまり増税を安易に口にする空きカンやドジョウやアホウ氏は、一般国民の意見を聞いておらず、別の誰かに増税しろとの指示をうけているということでしょう。面と向かって、ドジョウに聞いてみたいものです。誰に命令されて、マニフェストで「やらない」と明言したはずの消費税増税をやろうとするのか、増税しないと官僚にサボタージュされて政権は終わりだと脅されているのか、あるいは、命令に逆らったら横田基地から東京湾遊覧にでも連れて行かれて、たっぷり江戸前の水を飲むはめになるのか、そして、一体、誰がドジョウのボスなのか、と。
週末のニュースだと、ドジョウは、企業経営者の会合で、TPP参加と消費税増税を「不退転の覚悟でやりたい、捨て石になってけりをつける」と強調したそうです。非公開の小さな会合での発言を、朝日や毎日新聞が横並びで報じているわけですからこの話も経団連経由の誇張やウソが入っているかもしれませんが、本当だとしたら、語るに落ちた、という感じです。自分でも財務省官僚とアメリカの「捨て石」だと思っているのではないでしょうか。空虚極まりない答弁を聞いていると国民の将来のためにあえて憎まれ役をやるというようには見えません。きっと、捨て石をやったあとはいろいろ美味しい見返りが用意されているのでしょう。でなければ、マニフェストを反故にし国民生活を犠牲にしての消費税増税、大多数の国民と識者および過半数をこえる反対議員を押し切ってのTPP参加をしようとするはずがないと思います。あるいは、この弁も企業経営者向けのドジョウお得意の「二枚舌」ですかね。
腹が立ちますが、ドジョウはドジョウ、いくらドジョウをつついても虚しいだけですからやめておきます。しかし、空きカン同様、ドジョウのくせにソーリの椅子には座っていたいという根性の浅ましさが、やはり片腹痛いです。
世の中の不条理ばかり見ていると、私は正義感が強いので、つい感情的になって、悪口三昧となってしまいます。なるべく、冷静さを失わず、論理的に問題に対処できるように努力したいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます