百醜千拙草

何とかやっています

他人事ではない

2018-11-02 | Weblog
先日のピッツバーグでの事件での乱射事件に関してラビの言葉で、沖縄への日本政府のやり方の酷さを思い浮かべました。政府は権力という武器を持っており、それを沖縄県民に向けている。それは沖縄県の人々だけではありません。

銃撃されたピッツバーグのシナゴークのラビ「亡くなった方についてどんなことをみなさんに知ってほしいですか」と問われ「ユダヤ系への攻撃だと思われていますが、これは市民が自由な信仰を許されているアメリカという国に対する攻撃です。あらゆる信仰の家への威嚇です」

政府が戦中は沖縄を捨て石にし、数々の一般県民の犠牲者を出し、戦後は土地を取り上げアメリカ軍基地にさせ、今や、宗主国の忠犬と成り果てたアベ政権は、自国の人々の権利を蹂躙して力づくで既成事実を作り上げようとしています。これは、沖縄県民だけに対する政府の嫌がらせのように見えるかもしれませんが、これは憲法によって等しく権利を保証されるすべての一般国民全員に対する攻撃であり、憲法の許しがたい冒涜であると思います。沖縄県民だけの話、他人事ではないのです。

山崎 雅弘さん@mas__yamazaki
沖縄県民投票、政府方針に影響せず=岩屋防衛相(時事)に関して。
「投票結果にかかわらず移設を推進する考えを強調した」とあるが、現職の防衛相が堂々と「民意を無視して中央政府の意向を押しつける」と述べているのは大問題だろう。こんな権力迎合の代弁垂れ流し宣伝は報道ではない。

志位委員長@shiikazuo
「埋め立て承認撤回の効力停止=辺野古移設、工事再開へ-石井国交相決定」
防衛省が申し立て国交大臣が決定する。こんな不合理な「自作自演」があるか。沖縄県民の民意を無視した無法な決定に対して、満身の怒りを込めて抗議する。今日の代表質問でも問題点を追及します!

昨日の衆議院予算会議では川内博史議員が、鳩山氏が米軍基地を辺野古案に戻す決断をした原因になった「ガセ極秘資料」について追求。これは、鳩山氏が外務省に「基地の移転は普天間65海里以内に限定するという米軍のマニュアルがあるから、県外移設は無理だ」と説明されて米軍基地の県外移設の断念に至った経緯があるわけですが、その後、米軍はマニュアルの存在を否定、つまり鳩山氏が外務省がデッチ上げたウソの情報で嵌められたと言う事件です。その後、マスコミを使って、鳩山氏を、迷走、ルーピーと散々とネガティブ キャンペーンを張り退陣へ追い込んだと経緯があります。結局、官僚に嵌められた鳩山氏を見たその後の二人は、財務省に言われるがまま消費税増税に突っ走った挙句に、負けるのがわかっている解散選挙を打って、現在の最悪の政権を成立させることになってしまいました。

今回の国会答弁では、例によって、大臣になるために主義主張を引っ込めた変節男、河野太郎が、ゴマカシと論点ずらしの霞ヶ関ヘリクツ答弁を炸裂。本当のことは言えないが明らさまな嘘をついては逃げ場がなくなる、そういう姑息な態度が丸見えです。こういうことをやるからますます信用を失うということを小賢しい役人や知恵の足りないアベ内閣はわからんのでしょうか。

最近、つくづく思いますけど、現在、もっともマトモかつ思慮深い意見を述べているのが、共産党の2トップ、それから自由党の山本太郎氏。時代は変わったなあ、という気分です。山本氏も枝野氏も自らを「保守」本道であると言っていますが、私もその通りと思います。共産党のお二人も、右翼カルト政権のアベ(その実態は宗主国の忠犬の売国奴)に比べたら、はるかに保守本道に近いと思います。だいたいアベには政治理念などないし、憲法もポツダム宣言もサンフランシスコ条約もマトモに読んでいないレベルで、国会の代表質問で「総理の勘違いは今に始まった事ではないが 、憲法とは何か一から学びなおして下さい」と枝野氏から説教される始末。「勘違い」と言うよりは「無知」という方が正確でしょう。
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