![]() | 空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集― (新潮文庫) |
寮美千子 編 | |
新潮社 |
昨日(1/8)、第6回奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)が実施された。受験者の皆さん、手応えはいかがだったろうか。今朝の産経新聞奈良版「“奈良通”1360人が受検 まほろばソムリエ検定」によると《奈良のご当地検定「奈良まほろばソムリエ検定」が8日、奈良市の奈良大と奈良女子大、東京会場としてお茶の水女子大で行われ、3会場で計1360人の受検者が難問に挑戦した。同検定は奈良の歴史や文化に精通した人材を見いだし、奈良の魅力を県内外にPRしてもらおうと、奈良商工会議所が平成19年から実施している》。
《第6回の今回は、最高難度のソムリエに277人、奈良通1級に357人、同2級に726人が受検し、昨年より164人少なかった。この日のソムリエ検定では、マークシート式の30問のほか、春日大社や纒向(まきむく)遺跡について問う小論文なども出題された。合否の結果は2~3月に受検者に発送される。奈良商工会議所の森本悦司事務局長は「合格者には平城遷都1300年祭以降の奈良観光を盛り上げるため、全国各地で活躍してほしい」と話していた》。
受験者は全体では昨年より減ったが、ソムリエ受験者は277人(前回は218人)と、27%(59人)も増えた。これについて奈良新聞(1/9付)は《受験者数は年々減少傾向にあるが、昨年に奈良まほろばソムリエ友の会が発足。認定者らが奈良のPR活動を展開し、検定の趣旨が着実に浸透している》と書いてくれ、これは有り難いことである。私もそのメンバーであるが、友の会は、奈良朱雀高校で出前授業をしたり、奈良の観光情報サイト「今奈良.jp」にマニアックな「豆知識」を寄稿したり、といろんなところで活躍している。
今回ソムリエを受験された鹿鳴人さんが、早速ご自身のブログに結果を書かれていたので、以下に紹介する。
「奈良まほろばソムリエ」を奈良大学で受けて来ました。やはりかなりむつかしかったというのが率直な感想です。90分という時間は足りないと言われていましたので、文章解答も下書きなしで直接解答用紙に書きました。アドバイスのおかげで時間には追われなくてすみました。
文章の200字以内で書きなさいという設問は、以下から2つ選択して解答しなさいということでした。(配点は10点ずつ)
1、下ツ道について
2、春日大社創建について
3、纏向遺跡について
4、国の史跡森野薬園について
5、「高畑サロン」について
どれも書けそうな問題でしたが、2番と5番、やはり奈良市の問題を解答しました。すべての神様の名前や人の名前はやはりしっかり覚えていなかったので、減点されるかと思います。
次はその場所を含む1日の見学コースを想定した後、同伴者を楽しませ、奈良の文化遺産や自然遺産に興味を持たせるにはどのように案内すればよいかを考え見学計画を400字以内で書きなさいというもの。(配点20点)
1、般若寺(奈良市)
2、宝山寺門前町(生駒市)
3、法隆寺(斑鳩町)
4、唐古・鍵遺跡(田原本町)
5、藤原宮跡(橿原市)
これは1番を選んで、地元の般若寺を中心とした奈良きたまちコースを書いてみました。
転害門~北山十八間戸~般若寺~奈良豆比古神社~奈良少年刑務所~多聞城跡~聖武天皇陵・光明皇后陵~法蓮づくりの家並み~奈良女子大学記念館。
なんとか字数は埋めることはできたのですが、点数はわかりません。
4つから1つの解答を答える問題は30問ありました。(1問2点ずつ計60点の配点です)
○おん祭の大宿所まつりの日にち?とか(12月15日)
○吉野鳳閣寺東方の百貝岳中腹の石造宝塔は誰の廟塔であるといわれているか?(理源大師聖宝)、とかはラッキーなことに餅飯殿に関係した問題でした。
知らなかったりむつかしくてわからなった問題もありました。
○畝傍御坊とよばれる寺院は?
ア、信光寺、イ、教行寺、ウ、円照寺、エ、浄照寺
○月ヶ瀬梅林で1831年に観梅を果たして漢詩の詩碑がたっている学者はだれか?
ア、本居宣長、イ、頼山陽、ウ、森田節斎、エ、賀茂真淵
○漆芸の産業化を図るため、奈良博覧会社内に設置された「温故社」の初代職工長はだれか?
ア、吉田立斎、イ、大西勇斎、ウ、北村久斎、エ、吉田包春
○十津川の大踊りで間違った記述はどれか?(略)
○太平洋戦争の空襲を避けるため百済観音像や夢違観音像など法隆寺の彫刻や寺宝を最も多く疎開させた当時の郡部はどこか?
ア、添上郡、イ、葛下郡、ウ、内智郡、エ、平群郡、
→これなど、どのテキストにも載っていないと思います。
○桜井市高田で受け継がれ、奈良県の無形民俗文化財に指定された、子供を主役にする祭はどれか?
ア、砂かけ祭、イ、おんぱら祭、ウ、いのこの暴れまつり、エ、すすつけ祭り
など。行ったこともなければ、本でも読んでいないことはたくさんあるものです。それだけ奈良は深いということでしょう。
さて4択解答問題は30問中いくら解けたのかどうかが問題です。試験結果は3月中旬に連絡が来るとのこと、ゆっくり待つことにします。それにしても冬の大学での受検は、40年あまり前の大学入学試験を思い起こすことでした。
なるほどこれは難問揃い、鹿鳴人さん、大変でしたね。「下書きなしで、いきなり解答用紙に書く」というのはN先輩のアドバイスで、これは功を奏したようである。上記四択の難問を、参考書などの助けを借りつつ解答私案を書いてみると、
○畝傍御坊は、ア、信光寺
○月ヶ瀬梅林の漢詩の詩碑は、イ、頼山陽
○「温故社」の初代職工長は、ア、吉田立斎(テキストP337)
○法隆寺の彫刻や寺宝を最も多く疎開させた当時の郡部は、ア、添上郡
○桜井市高田の祭は、ウ、いのこの暴れまつり(テキストP317)
ということになろうか。第6回試験の問題と正解は、今後、奈良新聞に掲載されるそうである。これは当ブログでも追っかけていくが、受験された方は、ぜひご自身の「解答例」などを当ブログのコメント欄にお書き込みいただきたいと思う。どうぞよろしく!