tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なら・観光ボランティアガイドの会(朱雀)が15周年!

2012年01月27日 | 奈良にこだわる
朱雀(すざく)の愛称で知られるなら・観光ボランティアガイドの会は、今年で15周年を迎えた、おめでとうございます! 毎日新聞奈良版の「NPO飛龍元年」(1/19付)で、詳しく紹介されていた。見出しは「高齢者が生き生き活動 年間平均8万人案内」だ。《NPO法人に認証されて今年で10周年。任意団体の発足にさかのぼれば、15周年になるNPO法人「なら・観光ボランティアガイドの会」(愛称・朱雀、奈良市上三条町)。文字通り節目の今年から始めた観光案内ツアーに先日、参加した》。
※写真は、法華寺で06.12.17撮影



《「奈良に来た人の希望を聞き、案内するという受け身の姿勢だけではなく、こちらからお勧めのコースを積極的に紹介したい」。同会の長谷川祟明理事長(72)は新しい取り組み「ドラマチック奈良 歴史の道ウオーク」の狙いを説明する。このイベントは世界遺産のまち「奈良」にある歴史の道を3回に分け、各回10キロ計30キロ歩くのが特徴だ》。「ドラマチック奈良 歴史の道ウオーク」のことは当ブログでも紹介したことがある。社寺の拝観ではなく、「歴史の道」ウォーキングが主体のイベントである。

《1回目は今月14日に開かれ、近鉄奈良駅前の行基像からスタートし、春日大社や大安寺を経て、薬師寺までの道のりだった。近畿地方だけでなく、関東や中部から計六十数人が参加。数人から約10人に1人の割合で同会のメンバーが付き案内する。一緒に歩き、素晴らしい景色を見たり、団地の中にある古墳などおもしろい発見もあった。一方で、せっかくの歴史の道が景観に配慮せず、周辺の土地が乱開発されたため、台無しになっている実態も皮肉なことに感じてしまった》。



《観光内容以外で気になったのは距離だけでなく、コースのアップダウンが結構、きついこと。歩くスピードも決して遅くなく、ほとんどの参加者が高齢者だけに「大丈夫か」と思ったが、みんなが難なく歩いている。「10キロを歩くことを前提にした観光なので、参加者はそれも含めて楽しんでいる」と、同行した長谷川理事長はこちらの心配に苦笑する。実際、友人数人と参加した奈良市の馬郡初美さん(60)は春日大社のことなどをもっと知りたいと思ったことに加え、「健康にいいと思って来た」と教えてくれた。中高年者の元気さも実感した観光ツアーだった》。



《歴史の道ウオークの2回目は今月29日、3回目は2月12日で、平城京跡などを歩く。参加者を募集中で、参加費は各回300円。ガイドの会のメンバーは現在、約150人。奈良に魅せられた県外出身者も多い。3分の2が男性で構成は60~80歳代。女性は40~70歳代で、男女とも高齢者が生き生きと活動している。東大寺など有名観光寺院を中心に、修学旅行生ら観光客を年間平均約8万人も案内する。歴史の道ウオークは4回目以降も検討中で、長谷川理事長は「分かりやすいガイドを心がけている。奈良のいいところをこれからももっと伝えていきたい」と話す。活動への問い合わせは同会(0742・27・9889)》。



150人のメンバーによるキメの細かいガイドツアーには、定評があるし、「こんなに安い参加費で、本当に良いのだろうか」と心配になってしまうほどである。私もメンバーになっている「奈良まほろばソムリエ友の会」では現在、友の会会員向けに、同様のツアーを実施しており、将来的には一般募集も射程には入れているが、規模的にはずっと小さいものになるし、同会と重複するようなコース設定は避け、「ニッチでマニアック」なツアーにしたいと考えている。

15年にわたる同会の活動のおかげで、「巡ってわかる奈良の良さ」が多くの人に伝わった。朱雀のメンバーの皆さん、これからもご活躍を大いに期待しています!

コメント (2)
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