tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

雅楽鑑賞会のご用命は、雅楽専門店 雅房(がぼう)へ!

2012年06月10日 | 奈良にこだわる
「古事記完成1300年」の今年は、テレビでよく石見神楽(いわみかぐら)の上演シーンを見る。ヤマタノオロチ、天の岩戸、エビス神、大国主、ヤマトタケルなど、様ざまな演目が賑やかに上演されている。Wikipedia「石見神楽」によると《神楽の様式のひとつである。島根県西部(石見地方)と広島県北西部(安芸地方北部)において伝統芸能として受け継がれている。日本神話などを題材とし、演劇の要素を持つ》《演劇性・エンターテインメント性を強めた大衆的な芸能として発展している。一般的な神楽のイメージとは一線を画した「軽快かつ激しい囃子と舞い」が特徴で、盛んな石見地方・広島県北西部では子供から老人にまで幅広く人気がある》。

《石見神楽はもともと、収穫期に自然・神への感謝をあらわす神事として神社において夜を徹して朝まで奉納されるものだったが、現在はこれに加え、地元ほか各地で行われる祭事や定期上演、競演大会、民間各種イベントへの出演等、石見神楽を観られる機会は年中を通して非常に多くなっている。また、浜田市と江津市にまたがる島根県立しまね海洋館アクアスや広島県安芸高田市の温泉テーマパーク・神楽門前湯治村、同庄原市の国営備北丘陵公園など、神社以外にも神楽専用の舞台を常設している施設もある。(中略) 演ずる団体は前記地域だけで100以上に及び、その地方や団体毎で様々な特徴がある。》。


奈良にも古くから伎楽(ぎがく)や雅楽(ががく)が伝わるが、神事は別として、街なかで上演されることはめったにない。外国人客や県外客を招くパーティのアトラクションなどに呼んでもよさそうなものなのに、「対応できる団体がほとんどない」「高くて手が出ない」という理由で、無難な太鼓などの演奏でゴマかしている。

「もっと手軽に雅楽鑑賞を楽しめないものか」と考え、いろんな人に聞いて回ったところ、さる観光関連団体のKさんから「天理市の雅房(がぼう)に頼めば、演奏者を派遣してもらえますよ」という情報をいただいた。早速当たってみたところ、これは良さそうだ。「雅楽専門店 雅房」(天理市川原城町251生駒ビル1F)は、本業は雅楽の装束・備品・グッズ・楽器の販売や装束のレンタル業であるが、雅楽演奏者を派遣してもらえるのである。同店の公式HPから情報を抜粋する。
※当記事の画像・映像は、すべて同店のホームページより拝借しました



千四百年の時空を超えて 生(なま)の魅力でゲストを魅了する「雅楽鑑賞会」
雅楽は、日本で1400 年以上昔から伝わる宮廷芸能です。有史以来一度も外国からの侵略で支配者が代わらなかった日本ならではの、お目出度い曲、舞の数々。雅房の演奏者派遣サービスは国内外のお客様向け大規模なレセプションから、規模を問ずお祝いの宴、お食事会まで、ご予算に応じてきめ細かい演出に対応させていただいています。華やかな舞を加えた「管絃と舞楽のセット」を中心に、宇宙的な響きをもつ本物の音色と舞の、生の迫力でゲストを圧倒します。お気軽にご相談ください。




喜ばれる日本文化の精髄「海外のお客さまに」
国際学会等海外のお客様向けレセプションの呼び物アトラクションとしてとして、大変人気を得ているのが雅房の「雅楽・管絃と舞楽のセットメニュー」です。宇宙的な響きをもつ本物の音色と艶やかな舞が、生の迫力で外国のお客様たちを圧倒します。英文・日本文の解りやすい「鑑賞の手引き」データも事前にお渡ししたり、会場に英文解説付き舞楽装束人形とを展示するなど日本の誇る文化・雅楽の紹介に努めています。


大和の夜の雅楽体験学習「修学旅行に」
当店の修学旅行向け演奏者派遣では、学校での準備の段階から「雅楽鑑賞の手引き」のデータをお渡ししたり、当日演奏者からの雅楽千四百年の歴史にまつわる楽しいお話などで雅楽への興味を盛り上げた上で雅楽鑑賞を体験していただいています。また修学旅行生専用オプションとして雅楽器の体験、舞楽装束での変身などいっそう鮮烈な印象が残る体験学習もご用意しています。詳しくは修学旅行のページをご覧ください。



一般向け演奏者派遣サービスの資料は、こちらのPDFファイルでご覧いただけます。(修学修学旅行雅楽体験学習の資料は、こちらのページからご覧ください)
料金表やお見積のご依頼、お問合せは、Eメール「info@gabow.co.jp」までお願いします。
お電話:0743-87-9978(担当:松尾)FAX: 0743-87-9987


いかがだろう。修学旅行向けの詳しい資料は、こちらのPDFファイルに出ている。とても行き届いたプランで、これは十分、大人用に応用できそうである。私も、ぜひ拝見したいものである。気になる料金であるが、メールで問い合わせたところ


演奏料金でございますが、
・管絃(吹奏楽器のみでの演奏) 演者3名@50,000~
・舞楽(舞を伴う古典楽) 演者6名@120,000~
と、させていただいております。名数は、それぞれ演奏可能な最少構成人数です。


という回答をいただいた。今日の記事をFacebookに載せたところ、早速、魚佐旅館(奈良市猿沢池畔)の金田専務から「このメンバー、上手いですよ。ウチにも来ていただいたいたことがあります」というコメントをいただいた。新聞等で紹介された様子はないが、これはお薦めである。古事記イヤーの今年は、古事記にちなんだ「久米舞」など、ピッタリなので、ぜひ「雅楽器・装束体験&雅楽鑑賞会」を企画したいと思う。「ならまちナイトカルチャー」にも良いのでは、と。 皆さんも、いかがですか?
コメント
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