御所歴史読本―読む・見る・歩くおとなのための街歩きガイドブック | |
『歴史読本』編集部 | |
中経出版 |
木曜日(3/20付)の奈良新聞に「郷土の歴史残そう 地域づくり提案 御所・葛城地区 愛好家ら会を設立 会員も募集へ」という記事が出ていた。全文を引用すると、
御所市葛城地区の郷土史愛好家ら16人が19日、地域づくりの会「かづらき煌(きらめき)ネットワーク」を設立した。この日、同市五百家のかもきみの湯の会議室で発起人会を開いた。同会は地域周辺に多く残る史跡や伝統行事の保存、環境整備と活性化イベントの開催などを目的に広く一般会員を募り、地域に密着した活動を進めていく。
会議で、船宿寺(せんしゅくじ)の菅原正光住職が会長に就任し、伏見自治会の前川博会長が副会長兼事務局長に決まった。6月22日に会員の集いを開く予定。このほか、元禄時代に地域で詠まれた漢詩などを検証していくことやイベントを開く案などが出されていた。名称の「かづらき」は古代に使われていたと言われる地名で、後に「葛城」に変わったとされる。問い合わせは前川事務局長、電話0745-66-0543
「かづらき煌ネットワーク」の主要メンバーは3人だ。会長が船宿寺(御所市五百家[いうか])住職の菅原正光さん。副会長は、船宿寺檀家総代の福田泰(とおる)さんと、菩提寺(御所市伏見)檀家総代の前川博会さん(事務局長兼務)。つまりはお寺つながりの3人である。
「元禄時代に地域で詠まれた漢詩」とは『葛城三十八景詩集』のことで、私も以前、当ブログで紹介させていただいた。皆さん、「葛城三十八景のすべての場所を特定し、碑を建てたい」と意気込んでおられ、これは意義のある活動だ。会員の募集や資金集めなど、課題は山積しているが、地元の力を結集して、ぜひやり遂げていただきたい。
[ P R ]
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