tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

快慶展(奈良国立博物館 特別展)は 6月4日(日)まで!(2017 Topic)

2017年04月08日 | お知らせ
いよいよ今日(4/8)から、奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)で「特別展 快慶」が始まる。快慶は《鎌倉前期の仏師。号、安阿弥(あんなみ)。運慶の父康慶の弟子といわれる。作風は運慶の剛健な表現に対して、安阿弥様とよばれる理知的で流麗な形式美を見せ、後世の仏像様式に大きな影響を与えた。作品に浄土寺阿弥陀三尊像、東大寺僧形八幡神像、同寺南大門金剛力士像などのほか、多数の阿弥陀如来立像がある。生没年未詳》(デジタル大辞泉)という人物である。同館のHPには、

 快慶―運慶を超えた男
 大湊 文夫
 郁朋社

快慶(かいけい)は、わが国を代表する仏師のひとりであり、鎌倉彫刻様式の完成に重要な役割を果たした人物として運慶(うんけい)と並び称されてきました。快慶には確証ある遺品が際立って多く、鎌倉時代初頭の造像界の動向を具体的に知るうえで不可欠な存在である一方、出自や工房など、その人物像には不明な点が少なくありません。

建久3年(1192)に無位でありながら後白河院(ごしらかわいん)追善の造像に抜擢されるなど、康慶(こうけい)の弟子のなかでも特殊な立場にあったようですが、こののち運慶と肩を並べて活躍の舞台を得る画期となったのは、後白河院主導のもと重源(ちょうげん)により進められた東大寺再興造像でした。

本展は、快慶の代表的な作品を一堂に集めて、わが国の仏教美術史上に残した偉大な足跡をたどる試みです。さらに、快慶作品の成立と密接に関わる絵画や、高僧たちとの交渉を伝える史料をあわせて展示することにより、いまだ多くの謎に包まれた快慶の実像に迫ります。


 月刊目の眼 2017年5月号 (奈良国立博物館 特別展「快慶」ほか)
 月刊目の眼
 株式会社目の眼

ひと足早く、昨日(4/7)の内覧会で拝観された金田充史(みつふみ)さんによると、展示されている仏像の点数が多く、また大きなお像もあるので、十分に堪能できたとのこと。皆さん、ぜひ奈良国立博物館に足をお運びください!





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする