tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

寿司・割烹 魚市

2007年10月20日 | グルメガイド
先日(10/16)、会社の先輩・同僚と久しぶりに飲むことになった。奈良・大阪・三重の3府県から集まるので、天王寺で落ち合うことにした。

市内に詳しい先輩に予約していただいたのが「寿司・割烹 魚市(うおいち)本店」(阿倍野区阿倍野筋1丁目 アポロビル地下2階)である。JR天王寺駅からそのまま地下を徒歩3分という便利なところにある。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0002029355/M0027000227/

おまかせコースは、5千円から1万円(税抜き価格)まで。6千円コースの冒頭に出てきたのが写真の刺身盛り合わせ(3人前)だ。大トロ、シマアジ、城下カレイなど垂涎の魚がずらりと並び、それを卓上ですり下ろすワサビをつけて味わうという趣向だ。

魚市は、もとは魚屋さんだったそうで、この後も新鮮な魚が続々と登場した。マグロの頬肉・目肉やマンボウの肝、自家製カラスミなど、ヨソではなかなかお目にかかれない珍味も多かった。私の大好物の鯛のあら炊きや茹でガニも出てきた。日本酒や焼酎も、いろんな銘柄のものが揃っている。

締めに出てきたのがイクラやウニ満載のにぎり寿司だ。「駅前・魔法の寿司ランチ」として、MBSの「魔法のレストラン」でも紹介されたとか。この店は安くて美味しいランチメニューが豊富で、昼間も大人気なのだそうだ。先輩の話では「夜も、5千円のコースで十分満足できる」とのこと。

奈良にも良い料理店は多いが、海がない分、安くて美味しい魚介類の店は少ない。大阪に出たときは、この店のような魚料理の店を訪ねるのが正解のようだ。
http://www.k4.dion.ne.jp/~uoichi/index.htm
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花空間けいはんなのジニア

2007年10月18日 | 写真
「ジニア」(百日草)はメキシコ原産の春まき一年草で、夏から秋にかけて多くの花をつける。

ポピュラーな花なので、公園や遊園地の花壇でよく見かける。栽培もしやすいので、家の庭などでもよく咲いている。

10/13に訪ねた「花空間けいはんな」(京都府相楽郡精華町)では、これまで見たことのないほどたくさんのジニアが、広い花壇やプランターで咲き誇っていた。写真のピンクや赤のほか、黄や薄いオレンジ、白など、色もとりどりだ。

百日紅とも書く「サルスベリ」は名前の通り3か月ほど花が保(も)つが、ジニア(百日草)も8~10月にかけて咲き続ける。

ソメイヨシノのように一気に咲いて一気に散るのも、それはそれで良いが、やはり花の命は長い方が有り難い。同じくメキシコ原産のコスモスとの競演は、初秋を彩る風物詩だ。
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花空間けいはんなのコスモス

2007年10月15日 | 写真
土曜日(10/13)、京都府花と緑の公園「花空間けいはんな」(旧京都フラワーセンター・相楽郡精華町)を訪れた。閉園時刻(17時)近い時間帯だったが、多くの人が秋の花を楽しんでいた。

この公園では、ハスや熱帯のスイレン、温室のハイビスカスや洋蘭などが素晴らしいのだが、今の季節は庭に直植えしたコスモスや百日草がとてもきれいだ。

いつの頃からか、奈良のお寺では黄色のコスモスを植えるところが増え、それらはお寺の雰囲気によくマッチしている。この公園のコスモスはさすがに種類が多く、最も色鮮やかだったのが写真の花だ。夕闇が迫る中で、キラキラと光り輝いていた。

暑い暑いと思っていたら、いつの間にかすっかり秋めいてきた。朝晩は結構冷えるので、皆さん風邪をひかないようご用心を。
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正倉文様

2007年10月14日 | 奈良にこだわる
正倉文様(正倉院文様)をご存じだろうか。

日本の文様のルーツといわれる正倉院宝物に使われている文様で、ペルシア・インド・中国(唐)などの影響を受けた文様である。

幾何学模様もあれば、動植物や用具(楽器、食器など)の模様もあり、宝物にはこれらが対称的または放射的に組み合わされて配置されている。

皇室で使われた品の文様なので、風格と華やかさが備わっている。今も着物の世界では礼装用の帯などに用いられているそうだ。

10/10(水)、この文様を使った商品の展示商談会が開かれた。地元でものづくりを行う12社で構成される「校倉な会」(魚谷和良会長)が、奈良マーチャントシードセンター(奈良市橋本町)で開いたもので、市内のホテル・旅館業者が招かれた。
http://www.nara-np.co.jp/n_eco/071011/eco071011b.shtml

私は見に行けなかったのだが、同会事務局長の中西克之さんに聞くと「もちいどのセンター街の朱鳥(あけみとり)さんなら販売していると思います」ということだったので、早速見に行った。

なお中西さんは奈良町の「御菓子司 なかにし」のご主人で、創作和菓子の腕前には定評があり、今回も正倉院宝物をかたどった和菓子を考案された。県の「うまいものづくり」お菓子編にも参加されている。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/okasi/nakanisi.htm

株式会社なら町長屋が営む「手拭い専門店 朱鳥(AKEMI-TORI)」は、もちいどのセンター街を入ってすぐのところにある。カラフルな日本手拭いや、それを応用した小物類がぎっしりと並ぶお店である。
http://www.nara-machi.net/

店先の一番いい場所に、写真の正倉文様の商品が並べられていた。手前が小風呂敷(1700円)、壁に掛かっているのが日本手拭い(1785円)である。カラフルで、とても楽しい。現代的なセンスで、天平の文様が甦ったという趣だ。

左下のグリーンの手拭いは、ぼかしが入っている分、割高なのだそうだ(1890円)。私は手拭いを3等分したハンカチ(840円)を買い求めた。

「正倉文様」ブランド商品はこのほか、陶製の食器、和菓子、クッキー、巾着、小物入れなど様々なものがあり、これを正倉院展期間中、会場(奈良国立博物館)テントの売店、ホテル旅館、地元商店などで販売するそうなので、いちど手にとってご覧いただきたい。
※地元ではこういう企画もある(この柄が正倉文様である)。
http://www.basaramatsuri.com/hajimari/

なお肝心の「正倉院展」(今年は10/27~11/12)だが、最近は混雑がひどい。平日でも2時間待ちがザラだし、入ってからも混んでいるので宝物に近づけない。
http://narashikanko.jp/j/ivnt/ivnt_data/ivnt117/

で、ここでウラ技を紹介する。通常の開館時間は午前9時~午後6時だが、金曜と土曜(10月27日、11月2日、3日、9日、10日)だけは午後7時まで開館している(入館は閉館30分前まで)。これがあまり知られていないので、午後6時頃に行けば楽に入れるのだ。

なおミュージアムショップでは、レア物の正倉院グッズをがたくさん売られているので、必見・必買である。
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アル・ゴア前米副大統領とIPCCに、ノーベル平和賞!

2007年10月13日 | 環境問題
今朝(10/13)の朝日新聞一面トップ記事は、「ゴア氏とIPCC 平和賞」だ。《授賞理由で、両者が「人為的に起こる地球温暖化の認知を高めた」と高く評価した》(同紙)。

これは嬉しいニュースだ。ゴア氏はよくご存じだろうが、IPCCとは国連の「気候変動に関する政府間パネル」のことだ(環境問題を担当する人でも、いまだに誤って「ICPP」などと言ったりする)。

IPCCは5年ごとに評価報告書を発表しているが、特に4回目の今年は、2月に第1作業部会(温暖化は人間活動が原因)、4月に第2作業部会(気温上昇による深刻な影響)、5月には第3作業部会(温暖化を緩和する方法)が相次いで中身の濃い報告書を公表した。

この報告書のおかげで《二酸化炭素の増加による地球温暖化を科学的に照明することは非常にむずかしかった。今年、ようやく90%以上、確実だと科学的、中立的に示すことができた》(同紙 花輪公雄・東北大教授の話)。なお、この研究過程で、日本のスーパーコンピュータ(NECが中心になって開発)が大活躍したことも付け加えておきたい。

温暖化については、長らく(石油業界の言いなりで温暖化対策に反対しているといわれていた)ブッシュ米大統領が一貫して消極的な態度を取っていたが、最近はようやく態度を軟化させている。今回の受賞を機に、全世界が一丸となって「ストップ温暖化」に取り組む土台が確立された。

それにしても、世界がこのような方向に前進しているのに、日本では武田邦彦著『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』というトンデモ本が25万部も売れ、最近は続編(『環境問題は…2』)も書店に平積みされている。

版元の情報によれば、そこには《京都議定書の削減目標を真に受けているのは日本だけに等しい! ツバルの海面水位上昇は温暖化による影響ではない!? 日本人は地球温暖化についても正確な情報を得ていない! 地球温暖化でもウソがまかり通っている》などが書かれいるそうだ。

以前私は「『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ」という記事をネット新聞に書いて、前著の誤りを指摘したが、まだ懲りていないようである。
http://www.news.janjan.jp/culture/0707/0707018158/1.php

それどころか武田氏は雑誌に《元米国副大統領のアル・ゴア氏が書いた『不都合な真実』も大ペストセラーとなり、いまや地球温暖化が報道されない日はない。しかし、そのほとんどが嘘っぱちだ》(「SAPIO」7/25号)とまで書いている。
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/bookstand-magazine024.html

いずれ私は「『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2』のウソ」を書く予定だが、こんな本が日本で売れていることが海外で報道されないかと、ビクビクしている毎日である。

※写真は吉城園(よしきえん・奈良市登大路町)の「苔の庭」。今夏の猛暑のせいで、苔がこんなに広い範囲にわたって枯れてしまった。07年9月撮影
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