読売新聞(1/8付)の「語る 日本再生(2)」に《「國酒」世界へ売り込め》という記事が載っていた。NPO法人スマート観光推進機構 理事長の星乃勝さんが、記事を要約してFacebookで紹介されていた。
1/8の読売新聞にはせがわ酒店社長の長谷川浩一氏の記事があった。ロンドン五輪に出店し日本酒の海外への普及のため販売に努めたという。料金は5ポンド(約700円)と10ポンド(約1400円)。大方の人は「いいワインだね」とじっくり味わってくれる。日本酒には独特の旨味があり、手作り感も世界で評価されるポイントだ。時間はかかるだろうが絶対に世界で通用すると確信を得たと長谷川氏はいう。
長谷川氏が世界に目を向け始めたのは12年前。全国の小さな酒蔵を訪ね歩いて、良質の日本酒を手に入れ、販売したのがきっかけそうだ。日本人の日本酒離れが進むなかで、国内だけでは限界が来ると思い輸出会社を作り、アメリカやヨーロッパで利き酒会を催したり、国際行事でバーを出店するなどしてきたという。
当時、海外では日本酒は温めて飲む、(混ぜて)カクテルのようにして飲むというような、偏ったイメージを持たれた方が多かったそうだ。その後、少しずつ評価も高まり、「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」という酒がパリの三ツ星レストランに置かれるまでになったという。しかし「費用対効果を考えたら、日本酒の輸出は当分ビジネスにならない。僕たちの子供の世代のためにやっている」と書かれていた。
日本酒は情報提供が全くできていない。ワインは情報提供があったからこそ勉強できた。だから今、日本酒の製造や保管の方法、飲み方について、より詳しい海外向けのガイドブックを作っているという。
昨年9月、日本政府は、日本酒や焼酎を国酒と位置づけて、輸出促進を図る「ENJOY JAPANESE KOKUSHU(國酒を楽しもう)」プロジェクトをまとめた。その時のメンバーの一人が長谷川さんでもある。酒蔵の数は、2001年度には1529ヵ所あったが、2010年度には1272ヵ所に減少している。日本酒造は伝統産業である。その伝統産業が、時代の波に飲み込まれて消えてしまうことだけは避けたいという。
上記2枚の画像は、はせがわ酒店のホームページから拝借
はせがわ酒店のHPの「はせがわ酒店のお客様へ」には、長谷川浩一社長のこんなメッセージが載っている。
無くても困らないものの代表かもしれないお酒。 でも私たち酒徒にとっては無くては成らない大切なもの。 ただ酔うだけのお酒ならばスーパーマーケットやコンビニエンスストアで安価で手軽に手に入ります。
でもそれでは寂しいし明日への活力などとても創造できません。飲んでいて楽しく、浮き浮きしてきて高揚するそしてほんのちょっぴりプライドをくすぐってくれるお酒。 ハレの日に慶びを倍増させてくれるお酒。悲しいときにもそっと温かく包み込んでくれ、慰めてくれるお酒。
そんなお酒もあるんですよ。そういったメッセージのこもったお酒をはせがわ酒店は皆様にご紹介し続けています。 特にお米から出来る本当に神秘的な日本酒 世界広しといえどもこんなに手間暇がかかるお酒はありません。 神秘的な吟醸香、複雑極まりない味わい。ワインにも決して負けない食中酒として、もっと々皆様に認知していただきたい。 僭越ですが日本人の日本酒知らずをはせがわ酒店が変えて行きたい社員全員が常日頃考えております。
「はせがわ酒店のブログ」を開いてみると、直近(1/18付)の記事で、千代酒造(奈良県御所市)の「櫛羅(くじら)純米無濾過生」が紹介されていた。《本日もたくさん新酒が入荷しております。ご紹介の第一弾は 篠峯(しのみね)を醸す奈良県・千代酒造より 自社田で栽培した山田錦により醸した限定酒です。軽快な甘味とふくよかな旨味 キリッとした酸のある溌溂とした味わい。1回限りの入荷となります》。千代酒造の酒は、篠峯も櫛羅も、とても美味しいので私も愛飲している。東京のはせがわ酒店が、はるばる御所の名酒に着目されたという慧眼には、敬服する。
奈良県下の蔵元も、早くから輸出に取り組んでいる。少し古い情報だが、今西清兵衛商店(奈良市)、梅乃宿酒造(葛城市)、油長酒造(御所市)、北岡本店(吉野町)、久保本家酒造(宇陀市)などが紹介されている。中谷酒造(大和郡山市)は95年から中国で日本酒を現地生産している。
奈良県下には丁寧に醸す小さな酒蔵が多く、個性豊かな美味い酒がたくさんある。しかし巨大メーカーや大ブランドがないので、国内はもとより県内でもあまり知られていないのが実情だ。「日本人の日本酒知らず」ならぬ「奈良県人の奈良酒知らず」だ。しかし海外向けだと、それはハンディにならない。上質な日本酒は、上質なレストランで受け入れられている。
美味しい「NARA SAKE」を、ぜひ世界へ売り込んでいただきたいものだ。星乃さん、良い記事をご紹介いただき、有難うございました!
1/8の読売新聞にはせがわ酒店社長の長谷川浩一氏の記事があった。ロンドン五輪に出店し日本酒の海外への普及のため販売に努めたという。料金は5ポンド(約700円)と10ポンド(約1400円)。大方の人は「いいワインだね」とじっくり味わってくれる。日本酒には独特の旨味があり、手作り感も世界で評価されるポイントだ。時間はかかるだろうが絶対に世界で通用すると確信を得たと長谷川氏はいう。
長谷川氏が世界に目を向け始めたのは12年前。全国の小さな酒蔵を訪ね歩いて、良質の日本酒を手に入れ、販売したのがきっかけそうだ。日本人の日本酒離れが進むなかで、国内だけでは限界が来ると思い輸出会社を作り、アメリカやヨーロッパで利き酒会を催したり、国際行事でバーを出店するなどしてきたという。
当時、海外では日本酒は温めて飲む、(混ぜて)カクテルのようにして飲むというような、偏ったイメージを持たれた方が多かったそうだ。その後、少しずつ評価も高まり、「醸し人九平次(かもしびとくへいじ)」という酒がパリの三ツ星レストランに置かれるまでになったという。しかし「費用対効果を考えたら、日本酒の輸出は当分ビジネスにならない。僕たちの子供の世代のためにやっている」と書かれていた。
日本酒は情報提供が全くできていない。ワインは情報提供があったからこそ勉強できた。だから今、日本酒の製造や保管の方法、飲み方について、より詳しい海外向けのガイドブックを作っているという。
昨年9月、日本政府は、日本酒や焼酎を国酒と位置づけて、輸出促進を図る「ENJOY JAPANESE KOKUSHU(國酒を楽しもう)」プロジェクトをまとめた。その時のメンバーの一人が長谷川さんでもある。酒蔵の数は、2001年度には1529ヵ所あったが、2010年度には1272ヵ所に減少している。日本酒造は伝統産業である。その伝統産業が、時代の波に飲み込まれて消えてしまうことだけは避けたいという。
上記2枚の画像は、はせがわ酒店のホームページから拝借
はせがわ酒店のHPの「はせがわ酒店のお客様へ」には、長谷川浩一社長のこんなメッセージが載っている。
無くても困らないものの代表かもしれないお酒。 でも私たち酒徒にとっては無くては成らない大切なもの。 ただ酔うだけのお酒ならばスーパーマーケットやコンビニエンスストアで安価で手軽に手に入ります。
でもそれでは寂しいし明日への活力などとても創造できません。飲んでいて楽しく、浮き浮きしてきて高揚するそしてほんのちょっぴりプライドをくすぐってくれるお酒。 ハレの日に慶びを倍増させてくれるお酒。悲しいときにもそっと温かく包み込んでくれ、慰めてくれるお酒。
そんなお酒もあるんですよ。そういったメッセージのこもったお酒をはせがわ酒店は皆様にご紹介し続けています。 特にお米から出来る本当に神秘的な日本酒 世界広しといえどもこんなに手間暇がかかるお酒はありません。 神秘的な吟醸香、複雑極まりない味わい。ワインにも決して負けない食中酒として、もっと々皆様に認知していただきたい。 僭越ですが日本人の日本酒知らずをはせがわ酒店が変えて行きたい社員全員が常日頃考えております。
「はせがわ酒店のブログ」を開いてみると、直近(1/18付)の記事で、千代酒造(奈良県御所市)の「櫛羅(くじら)純米無濾過生」が紹介されていた。《本日もたくさん新酒が入荷しております。ご紹介の第一弾は 篠峯(しのみね)を醸す奈良県・千代酒造より 自社田で栽培した山田錦により醸した限定酒です。軽快な甘味とふくよかな旨味 キリッとした酸のある溌溂とした味わい。1回限りの入荷となります》。千代酒造の酒は、篠峯も櫛羅も、とても美味しいので私も愛飲している。東京のはせがわ酒店が、はるばる御所の名酒に着目されたという慧眼には、敬服する。
奈良県下の蔵元も、早くから輸出に取り組んでいる。少し古い情報だが、今西清兵衛商店(奈良市)、梅乃宿酒造(葛城市)、油長酒造(御所市)、北岡本店(吉野町)、久保本家酒造(宇陀市)などが紹介されている。中谷酒造(大和郡山市)は95年から中国で日本酒を現地生産している。
奈良県下には丁寧に醸す小さな酒蔵が多く、個性豊かな美味い酒がたくさんある。しかし巨大メーカーや大ブランドがないので、国内はもとより県内でもあまり知られていないのが実情だ。「日本人の日本酒知らず」ならぬ「奈良県人の奈良酒知らず」だ。しかし海外向けだと、それはハンディにならない。上質な日本酒は、上質なレストランで受け入れられている。
美味しい「NARA SAKE」を、ぜひ世界へ売り込んでいただきたいものだ。星乃さん、良い記事をご紹介いただき、有難うございました!