奈良三条通り工房「なら青丹彩(あおにさい)」(奈良市下三条町2番1)の地下1階にある「大和酒 Shop&Bar 酒商のより」の店長さん(店主の奥さんで、ハンドルネームはおたぬき)が1/24(木)、ご自身のブログ「おたぬきの酒壺 with 3時のオヤツ」に、自店がビルからの「立ち退き要求」を受けた旨の記事を掲載され、驚きの声が広がっている。
「6月末に、このビル閉めます」だから、出て行ってくれとの立ち退き要求!! おたぬき、ピーンチ!!! この寒空に、子だぬき抱えてどうしろって言うの!!!! 選択肢は明確に二つ。継続か、撤退か…場所、時間、資金。。。。さて、決断は?
この記事に対して同ブログの読者からは「三条の方ですよね? いい店見つけたと思ったのに残念。是非どこかで続けて下さい」「ピンチはチャンスです! 大きく伸びるときというのは必ず背景にピンチがあるように思います。お気に入りのお店なだけに、良い方向に進むことを祈ってます」という激励コメントが入っていた。翌日(1/25)には「継続で」として、
衝撃の通知から一夜明けて・・・と言うより、通知を受けてから 即 店主に電話し「やるか、辞めるか、どっち?」「やる」… おーい、即答はいいが、実際やるのはおたぬきだろうが…「それなら、まず不動産屋さんに連絡して空き物件当たってもらって」初日は水曜だったから、残念ながら不動産屋さんは休みだった。
一夜明けて…まだ行き先は決まらないものの、早めに税理士さんに免許移転のお願いをした。それから依頼はしないものの、内装、機材の配置等の依頼先を決めておいた。うー、不動産屋さんから連絡はまだ無い。もう本当なら自社ビルにしたいんだが資金も…なあ。どっかにいい物件ありませんか~~~~ぁ
そして1/27(日)の記事「酒蔵見学会のお知らせ」の末尾には
先日よりブログで『追い出し勧告』を受けた由、お知らせしましたら、あちこちより、励ましやお心遣いをいただきました。ありがとうございます。深く感謝し、頑張って行きたいと思います。
「なら青丹彩」とは、こんなビルだ。公式HPのコンセプトによると、
奈良三条通り工房「なら青丹彩」チャレンジショップは、ものづくりに情熱を持った出店者の方が集った施設です。施設の出店者の方は自ら商品を製作し販売を行います。この施設は出店者が将来きちんと自分一人で商売をし、且つ商売人として人として地域のリーダー足りえるスキルを得る為の様々な経験をして頂くいわゆる「実地体験型起業家育成事業」の施設です。
出店者の方が創り出したものは日々の努力の上、能力・資質を向上させ、必ず進歩・進化を遂げておりますので各お店に関心を持って頂ければと存じます。情熱を持った出店者の方が変わっていく様子を温かい目で見守り下さいます事をお願い申し上げます。
意欲的なコンセプトで2010年10月にスタートされたビルだ。地下には「酒商のより」と赤膚焼の「大塩正史 陶房」(製造・販売・実演)、1階には「奈良吉野いしい」(奈良の柿のみを使用したお菓子の販売)、2階には「えのもとおじさん木工教室」、3階には奈良佐保短期大学の「サテライトキャンパス」など、錚錚(そうそう)たるテナントが入居している。3階のイベントスペースでは、私も講演させていただいたことがある。しかし、改めてフロアガイドを見ると空きスペースも多く、不況が長引くなか、運営は難しいのだろうか。おたぬきさんの記事では完全閉鎖なのか、模様替えして再オープンするのかは定かではないが、コンセプトを変えてでも、ぜひ続投していただきたいものである。
今年に入って、1月3日には魚佐旅館が廃業し、20日には奈良ビブレが閉店した。2月28日には、コトモール奈良(東向商店街)の無印良品も撤退する。映画館(シネマデプト友楽)も、とっくになくなった。
中心市街地の活性化が叫ばれている折から、このような状況は何とも寂しい限りである。空洞化の進展に、歯止めはかけられないものだろうか。
※1/31追記
産経新聞奈良版(1/31付)に《「なら青丹彩」6月末閉館 奈良の起業家支援施設 跡地利用は未定》という記事が掲載されました。《平成22年にオープンし、市内の不動産会社「平井不動産」が運営。地上3階、地下1階建てで、店舗用の18区画や事務所、イベントスペースを備えている。オープン当初はカフェや雑貨店などが入居し、にぎわいをみせていた。同社によると、現在は店舗用区画の半数ほどが空いており、採算の見通しが立たず、6月末の閉館を決めたという。跡地利用について、同社の担当者は「何かには使っていきたいが、検討中。公表できる段階ではない」としている》。
「6月末に、このビル閉めます」だから、出て行ってくれとの立ち退き要求!! おたぬき、ピーンチ!!! この寒空に、子だぬき抱えてどうしろって言うの!!!! 選択肢は明確に二つ。継続か、撤退か…場所、時間、資金。。。。さて、決断は?
この記事に対して同ブログの読者からは「三条の方ですよね? いい店見つけたと思ったのに残念。是非どこかで続けて下さい」「ピンチはチャンスです! 大きく伸びるときというのは必ず背景にピンチがあるように思います。お気に入りのお店なだけに、良い方向に進むことを祈ってます」という激励コメントが入っていた。翌日(1/25)には「継続で」として、
衝撃の通知から一夜明けて・・・と言うより、通知を受けてから 即 店主に電話し「やるか、辞めるか、どっち?」「やる」… おーい、即答はいいが、実際やるのはおたぬきだろうが…「それなら、まず不動産屋さんに連絡して空き物件当たってもらって」初日は水曜だったから、残念ながら不動産屋さんは休みだった。
一夜明けて…まだ行き先は決まらないものの、早めに税理士さんに免許移転のお願いをした。それから依頼はしないものの、内装、機材の配置等の依頼先を決めておいた。うー、不動産屋さんから連絡はまだ無い。もう本当なら自社ビルにしたいんだが資金も…なあ。どっかにいい物件ありませんか~~~~ぁ
そして1/27(日)の記事「酒蔵見学会のお知らせ」の末尾には
先日よりブログで『追い出し勧告』を受けた由、お知らせしましたら、あちこちより、励ましやお心遣いをいただきました。ありがとうございます。深く感謝し、頑張って行きたいと思います。
「なら青丹彩」とは、こんなビルだ。公式HPのコンセプトによると、
奈良三条通り工房「なら青丹彩」チャレンジショップは、ものづくりに情熱を持った出店者の方が集った施設です。施設の出店者の方は自ら商品を製作し販売を行います。この施設は出店者が将来きちんと自分一人で商売をし、且つ商売人として人として地域のリーダー足りえるスキルを得る為の様々な経験をして頂くいわゆる「実地体験型起業家育成事業」の施設です。
出店者の方が創り出したものは日々の努力の上、能力・資質を向上させ、必ず進歩・進化を遂げておりますので各お店に関心を持って頂ければと存じます。情熱を持った出店者の方が変わっていく様子を温かい目で見守り下さいます事をお願い申し上げます。
意欲的なコンセプトで2010年10月にスタートされたビルだ。地下には「酒商のより」と赤膚焼の「大塩正史 陶房」(製造・販売・実演)、1階には「奈良吉野いしい」(奈良の柿のみを使用したお菓子の販売)、2階には「えのもとおじさん木工教室」、3階には奈良佐保短期大学の「サテライトキャンパス」など、錚錚(そうそう)たるテナントが入居している。3階のイベントスペースでは、私も講演させていただいたことがある。しかし、改めてフロアガイドを見ると空きスペースも多く、不況が長引くなか、運営は難しいのだろうか。おたぬきさんの記事では完全閉鎖なのか、模様替えして再オープンするのかは定かではないが、コンセプトを変えてでも、ぜひ続投していただきたいものである。
今年に入って、1月3日には魚佐旅館が廃業し、20日には奈良ビブレが閉店した。2月28日には、コトモール奈良(東向商店街)の無印良品も撤退する。映画館(シネマデプト友楽)も、とっくになくなった。
中心市街地の活性化が叫ばれている折から、このような状況は何とも寂しい限りである。空洞化の進展に、歯止めはかけられないものだろうか。
※1/31追記
産経新聞奈良版(1/31付)に《「なら青丹彩」6月末閉館 奈良の起業家支援施設 跡地利用は未定》という記事が掲載されました。《平成22年にオープンし、市内の不動産会社「平井不動産」が運営。地上3階、地下1階建てで、店舗用の18区画や事務所、イベントスペースを備えている。オープン当初はカフェや雑貨店などが入居し、にぎわいをみせていた。同社によると、現在は店舗用区画の半数ほどが空いており、採算の見通しが立たず、6月末の閉館を決めたという。跡地利用について、同社の担当者は「何かには使っていきたいが、検討中。公表できる段階ではない」としている》。