さて、いよいよ最上級「奈良まほろばソムリエ」の解答(私案)である。四択は全30問だ。
エ、イ、イ、イ、イ ア、ア、ア、ア、イ
ウ、イ、ウ、ウ、ア ア、ウ、ウ、イ、ア
エ、ア、ウ、イ、エ ア、ア、エ、イ、ア
さすがにソムリエは難問揃いである。
(30)平成24年(2012)7月、日本機械学会によって「機械遺産」に選ばれたのはどれか。
ア.吉野山ロープウェイ イ.生駒山上遊園地飛行塔
ウ.近鉄生駒鋼索線 エ.近鉄五位堂車庫の大阪電気軌道デボ1形
これは時事問題だ。新聞をよく見ておけばすぐ分かるが、知らなければお手上げである(正解はア.)。
(20)『古事記』に、大和へ入ろうとしたカムヤマトイワレビコ一行が、地元の有力者である兄弟と出会い、弟の助けを得て進軍したとある。ゆかりの地名が残るその場所は、今のどこといわれるか。
ア.宇陀市菟田野町 イ.桜井市三輪 ウ.葛城市長尾 エ.橿原市畝傍町
やはり「古事記1300年」関連問題が出た。『古事記』を読んでいればごく簡単な問題である。読んでいなくても、神武東征のルートを少しでも知っていれば、類推できる。兄宇迦斯(えうかし)が命を落とした「大殿」の跡はヲドノという地名として残っている(正解はア.)。
(24)春日若宮おん祭で、現在は大人がつとめているが、元は子供がつとめていた役割はどれか
ア.田楽 イ.日使 ウ.猿楽 エ.細男
これは、こっそりソムリエを受験されたNさんがFacebooで話題にされ「田楽って子どもがやってたの? ほんまにわからへんのよ、誰か教えて~」と書かれ、20件以上のコメントが入っていた。地元出版社社長のSさんが正解を書き込まれていたが、実はテキストにもちゃんと載っている(正解はイ.)。
まあそれにしても、難問揃いである。
(4)ルイス・フロイスの『日本史』に記載されている松永久秀の多聞城を絶賛した書簡を差し出した宣教師は誰か。
ア.ドン・ジュスト イ.ルイス・デ・アルメイダ
ウ.ミゲル・ミノエス エ.ベルナール・プティジャン
これに自信を持って解答できた人は何人いるのだろう(正解はイ.)。
ほかにも、明治5年に奈良県で初めて発刊された新聞(日新記聞)、番外札所となっている長谷寺の塔頭(法起院)、往馬大社の火祭りを仕切る役(ベンズリ)、天理市の三十八神社で1月13日に行われる伝統行事(鬼打ち)など、奇問すれすれの難問ばかりである。
今回、ソムリエを受験する人に「まぁ四択は、1級に毛の生えた程度ですよ」と助言していたソムリエがいたが、これはトンでもないことである。2級や1級と違い、ソムリエは原則として過去問からは出題しない方針なので、年々難しくなっているのだ。あとで受験する人ほど不利になるので、この方針はどこかで見直す必要に迫られそうである。
なお200字問題は、大和三山、正倉院宝物、唐招提寺の戒壇、東大寺お水取り、会津八一歌碑(以上から2つ選択)。400字問題は、金剛山寺(矢田寺 大和郡山市)、聖武天皇陵(奈良市)、吉野山(吉野町)、馬見丘陵公園(河合町・広陵町)、大神神社(桜井市)。大神神社は、巳年にちなんだのだろうか。
ソムリエを受験された皆さんの自己採点は、いかがだっただろう。ソムリエ合格者約200人で組織する「奈良まほろばソムリエ友の会」は、この3月にはNPOに昇格する予定であり、昇格後は様々なイベントなどを予定している。合格の暁には、ぜひご入会いただき、一緒に活動しましょう!
エ、イ、イ、イ、イ ア、ア、ア、ア、イ
ウ、イ、ウ、ウ、ア ア、ウ、ウ、イ、ア
エ、ア、ウ、イ、エ ア、ア、エ、イ、ア
さすがにソムリエは難問揃いである。
(30)平成24年(2012)7月、日本機械学会によって「機械遺産」に選ばれたのはどれか。
ア.吉野山ロープウェイ イ.生駒山上遊園地飛行塔
ウ.近鉄生駒鋼索線 エ.近鉄五位堂車庫の大阪電気軌道デボ1形
これは時事問題だ。新聞をよく見ておけばすぐ分かるが、知らなければお手上げである(正解はア.)。
(20)『古事記』に、大和へ入ろうとしたカムヤマトイワレビコ一行が、地元の有力者である兄弟と出会い、弟の助けを得て進軍したとある。ゆかりの地名が残るその場所は、今のどこといわれるか。
ア.宇陀市菟田野町 イ.桜井市三輪 ウ.葛城市長尾 エ.橿原市畝傍町
やはり「古事記1300年」関連問題が出た。『古事記』を読んでいればごく簡単な問題である。読んでいなくても、神武東征のルートを少しでも知っていれば、類推できる。兄宇迦斯(えうかし)が命を落とした「大殿」の跡はヲドノという地名として残っている(正解はア.)。
(24)春日若宮おん祭で、現在は大人がつとめているが、元は子供がつとめていた役割はどれか
ア.田楽 イ.日使 ウ.猿楽 エ.細男
これは、こっそりソムリエを受験されたNさんがFacebooで話題にされ「田楽って子どもがやってたの? ほんまにわからへんのよ、誰か教えて~」と書かれ、20件以上のコメントが入っていた。地元出版社社長のSさんが正解を書き込まれていたが、実はテキストにもちゃんと載っている(正解はイ.)。
まあそれにしても、難問揃いである。
(4)ルイス・フロイスの『日本史』に記載されている松永久秀の多聞城を絶賛した書簡を差し出した宣教師は誰か。
ア.ドン・ジュスト イ.ルイス・デ・アルメイダ
ウ.ミゲル・ミノエス エ.ベルナール・プティジャン
これに自信を持って解答できた人は何人いるのだろう(正解はイ.)。
ほかにも、明治5年に奈良県で初めて発刊された新聞(日新記聞)、番外札所となっている長谷寺の塔頭(法起院)、往馬大社の火祭りを仕切る役(ベンズリ)、天理市の三十八神社で1月13日に行われる伝統行事(鬼打ち)など、奇問すれすれの難問ばかりである。
今回、ソムリエを受験する人に「まぁ四択は、1級に毛の生えた程度ですよ」と助言していたソムリエがいたが、これはトンでもないことである。2級や1級と違い、ソムリエは原則として過去問からは出題しない方針なので、年々難しくなっているのだ。あとで受験する人ほど不利になるので、この方針はどこかで見直す必要に迫られそうである。
なお200字問題は、大和三山、正倉院宝物、唐招提寺の戒壇、東大寺お水取り、会津八一歌碑(以上から2つ選択)。400字問題は、金剛山寺(矢田寺 大和郡山市)、聖武天皇陵(奈良市)、吉野山(吉野町)、馬見丘陵公園(河合町・広陵町)、大神神社(桜井市)。大神神社は、巳年にちなんだのだろうか。
ソムリエを受験された皆さんの自己採点は、いかがだっただろう。ソムリエ合格者約200人で組織する「奈良まほろばソムリエ友の会」は、この3月にはNPOに昇格する予定であり、昇格後は様々なイベントなどを予定している。合格の暁には、ぜひご入会いただき、一緒に活動しましょう!