栗を田舎から持って来たまましばらく放置していたら、この虫が出てきていた。
虫喰いの栗を水没させておくと出てきて溺れ死ぬのは、クリミガ(栗実蛾)の幼虫。
この幼虫をまじまじと見るのは初めてのような気がする。
シギとはなんぞやと思ったら、くちばしの長い鳥のシギ。
ゾウムシとして鼻が長いことを表しているのに、ご丁寧にシギまで入れて口吻の長いことを強調している。
ところでこいつらは、数時間水の中に栗を入れておいたのに、その時は卵だったのかどうか、生き延びた。
しっかりと栗の実を食べ、成長して、蛹になるために出てうごめいていたようだ。
野菜を入れる風通しの良いチャック式の袋に入れておいたから生育条件は良かったが、脱出はできなかった。
9匹のこいつらは、外で飼っているカワムツにプレゼント。
夜だったので観察はせず未確認だが、久々の生き餌にとびついたはず。
ちょっと検索してみたら、この幼虫はうまいいらしい。
残念なことをした。
炒って食うべきだった。
クリミガの幼虫も食えるそうだけれど、見た目がうまそうではない。
それに対して、クリシギゾウムシの幼虫は、黄色味を帯びた蜂の子という感じで、いかにもうまそうだから来年機会があれば試したい。
朝、外の水槽を確認したら、一匹残らず平らげたようで、どこにも幼虫はいなかった。