これほど雨が降ってばかりの年はないのではないか。
それあってか、いろんな所にいろんなキノコが生える。
これも『おや何だろう・・』と気づき、画像を撮りながらおそらくタマゴタケというやつに違いないと確信した。
調べてみると、本物なら市場に出ることのない美味高級食材だけれど、モドキだと猛烈な毒キノコ。
せわしなく動いているうちに、キノコの存在を忘れてしまい、この卵状態から何が立ち上がって来たのか見ないでしまった。
二日後の夜中に思い出し、懐中電灯を照らして探したけれどもうなかった。
屋敷内なので誰かが採った筈はない。
隣の集落に熊の足跡が見つかったということだから、熊がやって来て食ったか。
まさかそんなことはないだろう。
キノコは気づいた時に採らないとダメだけれど、こいつは卵状態から生まれてみないと判らないわけで、残念なことをした。