

クロメンガタスズメの幼虫は、強風も土砂降り雨もどうやってやり過ごしたのだろう。
他の枝はほとんど食い尽くし、最後のひと枝の先にやって来て、貪り食っていた。
ここまで来たら、是非とも蛹になるのを見てみたい。
蛹になりたてを焼いて食べると、柔らかくて美味しいそうなのだが、そうまではしたくない。
ところで、害虫というタイトルにしたけれど、でんでん虫は陸貝だ。
こいつは白菜にも付いていたことがある。
指で弾き飛ばしたが、弾かれるようには飛んで行かず、嫌嫌ながら剥がれたという粘りを見せて真下にぽとりと落ちた。
また這い上がって里芋の葉の表面を舐め取るのかもしれない。
ナメクジなら踏みにじることができるけれど、カタツムリは殺したことがない。
でんでんむしむしカタツムリ・・・の童謡を思い出し、殺意が起きても動揺してしまう。