鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

スズメバチを囮(おとり)に

2020年09月11日 07時17分47秒 | 養蜂




囮という字は囗(くにがまえ)の中に化だから見た目に、イヒと言いたくなったりして面白い。
くにがまえの変換で囗が出てきたので、口(くち)やカタカナのロ(ろ)と同じなのかどうか並べて見ると囗口ロになる。
いきなり余計なうんちくから始めてしまった。
セイヨウミツバチではないかと疑ったが、ニホンミツバチだということになり、最終的にセイヨウミツバチに決まった群に元気がない。
他の3群いるニホンミツバチは巣箱からの出入りが頻繁なのに、こっちは逃去したかと思うほどにまばら。
観察窓から観ると生息はしているので、分封(蜂)で群れが小さくなったかもしれないが、原因はスズメバチに襲われているからのようだ。
前々からキイロスズメバチやコガタスズメバチが襲うのは、西洋の方がほとんどだった。
日本の方はオオスズメバチに襲われると、集団で反撃して熱殺する技を持っている。
西洋の方は気が荒いので果敢に立ち向かっていくのだが、集団戦法をやらないので一匹一匹が討ち死にするらしい。
それよりも体の大きさが、西洋の方はかなり大きいので、歩留まりの良い西洋ばかりが襲われる。
11日ぶりに田舎に戻って半日も立たずに、スズメバチ1匹がセイヨウミツバチを襲ってきたので補虫網で捕まえた。
半殺しにした後、いつものようにネズミ取り用粘着シートに囮として貼り付け、飼育箱とは少し離れた場所に置いた。
半日後で、もう効果てきめん、スズメバチが別に2匹引っかかっていた。
その後また、セイヨウミツバチの巣門にやってきたスズメバチを補虫網で1匹捕まえて、これも囮にした。
なぜかセイヨウミツバチ2匹がネバネバにくっついてしまっていたのは残念なことだが、やはり勇猛な性質でスズメバチに挑んだのか。
そのあとで雨が降ったのだけれど、夕方見たら、自分からやってきたのが7匹加わっていて囮作戦は大変な成果。
囮は小さめなスズメバチだったので、コガタスズメバチかヒメスズメバチなのだけれど、9匹の中にはオオスズメバチもいた。
雨が降っても粘着性が落ちることはないので最終的に何匹捕まえることになるだろう、いささか陰湿な愉しみ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする