森林組合に頼んで邪魔な樹を切り倒してもらった切株が残っている。
芝刈り機を走らせる障害にはなるし、蔓草がこんもりと茂ったりもするので、ふと思い立って撤去に取り掛かる。
小さい杉の切株から始めて周りを掘るとタコ足のように根が伸びている。
生えて2~3年の苗状態の木は真下に深く一本の根を伸ばしているけれど、育つにつれて倒れないよう踏ん張る必要があって、根は浅く広く伸びて行くのだろう。
たこウインナーのような根を切りさえすれば良いと分かっているので、久々にチェーンソーを取り出してやってみる。
小さめの杉だったから四方八方とまではいっていない根を切ってから蹴ってみたら、意外に簡単に転んでくれた。
それでも一人で持ち上げられる重さではない。
気を良くして、大きい栃の切株に取り掛かったら、根がかなり太く、しかも堅い。
チェーンソーの刃が切れなくなって丸ヤスリで研ぐのだが、一瞬切れるようになったなと思うだけで、すぐにへたる。
刃を新調するしかないと買いに行けば、チェーンソーの刃って何でこんなに高いんだろうと思う、3420円。
プリンターは安いけれどインクが高いのと同じ現象。
足元を見られている嫌な気分になるけれど、どうしたって必要なんだから仕方ない。
ボーリングだとかカラオケだとか飲み屋通いなんぞをしない代わりに、体が気持ち良い切株撤去遊びをするのだからこれくらいの出費は良しとする。
周りを掘りあげるまではしてあるので、昨日やり残した太い根を切断して栃の切株を、今日こそ転ばすつもり。