急に寒くなって、うたた寝を気持ちよくできない。
もうコタツを出そうかと思ったりするけれど、じつは布団を取っただけでコタツを座卓代わりにしているから簡単だ。
暑いからめくって片付けようと思っていたホットカーペットもそのままだったから、電気を入れたら済む。
秋といえば栗。
栗の便りは方々から聞こえるようになって、ようやくウチのも落ち始めた。
先駆けで、半分茶色になったイガがいくつか落ちる。
小さめのも落ちるが、こういうヤツはみな虫に食われている。
鎌で開いたりしないで、そのまま廃棄処分だ。
ようやく彼岸に入って口の開いたイガが落ち始め毎朝が楽しい。
秋といえば秋海棠。
春には全く影も形もなかったところに、いつの間にか団扇のような葉っぱが開き、ピンクの枝が伸び上がって花をぶら下げる。
ウチのを持っていって移植したのだという親戚が、今年の暑さで無残な姿だと嘆いた。
お隣さんも昨年、ウチのを見てうらやましがった。
秋海棠は陽がほとんど当たらない湿っぽさを好むようで、家の北東が入り隅になっているウチの条件が最適のようだ。