漢字ではどう書くのか、少し検索したくらいでは分からなかったが、たぶん艶青亀虫だろうと見当をつけて見たら当たりだった。
いろんな果実の汁を吸う害虫だそうで、蛹にならない不完全変態とある。
バッタ(飛蝗)なんかと同じく、脱皮をくり返して、画像のような完全形態の成虫に近づいていくということだろう。
ここでカメムシの脱皮は何回と検索したら、5回とあった。
蛹期間のあるものは、蛹から羽化したらいきなりの成虫で繁殖行動まっしぐらだけれど、不完全変態の成長はゆっくりでなかなかオトナになれない。
羽化という瞬間もなく大人になれずにいつまでもガキみたいな奴らを不完全変態と呼んでみたい気がするけれど、問題がありそうなのでやめておこう。
それはオマエだろうと返されそうな気もするし。
テニスコートの端っこで、この美しい緑に気づいたのだが、どこかで越冬していたはずなのに何かの間違いか。
死んでいるのかと指ではじいてひっくり返してみたら脚をわずかに動かした。
裏側まで緑色だということを初めて知り、屁を噴射する元気のないことも確認した。