鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

近所の石垣

2022年02月07日 07時31分41秒 | 散歩は夢中


この石垣は地味だけれど、6年前に熊本城の石垣を崩したクラスの地震が来ても大丈夫だろうと思う。
だいたい同じ大きさの四角をジグザグに、しかもきっちりと隙間なく積み重ねている。
数十年前に開発された宅造地の縁にある石垣だから、山を切り崩しつつ組んだ筈。
当時、すでにコンピューターを駆使して、一個一個を加工しどこに嵌めるか決めて選ぶ作業を迅速化させていたのだろうか。
こういう現代石積み工法を何というのか検索してみたが、昔の城の石垣のことばかり出てきて見つけられなかった。
世界遺産のクスコにあるインカ帝国時代の石組みが、カミソリの刃も入らないとして有名だ。
あれと比べたら、これくらい現代技術なら出来て当たり前の地味石垣だけれど、組むところを観たかったものだと思う。
百メートル以上連続しているけれど、じつは10mほど置きに垂直の線で切れているので、1区画ずつの作りになっている。
ということは、1個ずつの石に番号が振られていて、小型クレーンを使い、番号順にすいすい組まれたものだろうと想像する。
水抜きのプラスチックパイプはきれいな水平一直線になっていないから、現場で石を欠いて挿し込みモルタルで固めたもよう。
この頃この石垣を手の平で叩きながら下を通ることが多い。
コメント (4)
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