判決が出る前に、どうしても変な流れに対して一言述べたいと思った。
あの事故の原因割合は、4:4:1:1ではないだろうか。
1、あおり運転をした男が4。
2、衝突したトラック運転手も4。
3、衝突を回避して急ハンドルで避けた運転手が1。
4、追越車線に停車した夫婦も1。
視聴率稼ぎに長い時間をかけて取り上げるテレビ番組を見て、アホらしくなった。
インターネットの記事も少し読んだが、どうにも腑に落ちなくて出した結論が、4:4:1:1。
1、一番悪いとされている短絡的ヤンキー男の罪。
①高速道路でのあおり運転;これは殺人的行為以外の何物でもない。
②追越車線に停車し、他人の車も停車させた;自殺的行為で殺人的行為であり、後先を考える能力のないことによる未必の故意(殺人罪)。
2、走行車線しか走ってはいけないと知りながら追越車線を十分な車間距離を保たないまま走った運転手。
①事故後の処理が適切で、被害者遺族も悪感情を持っていないからと、検察(警察)は罪に問わない方針のようだが、殺人的行為を行い、実際に人が二人亡くなっているのだから起訴もされないのでは納得いかない。
②情状が良ろしければ罪にならないというのであれば、事故を教訓として未然に防ぐ要素が部分的に欠けてしまう。
③本人も今後は生きづらいだろうし、業務上過失致死罪に問われるのが当たり前ではないか。
3、追越車線を走っていたが、急ハンドルで停車中の車と人を避けて、事故を回避したトラック運転手。
①急ハンドルで真ん中の走行車線に車線変更したのを見て、追走していて突っ込んでしまった運転手は『乱暴な運転だと思った』と証言しているのが本当だとしたら、ハザードランプも点けずにハンドル操作だけで停車車両を回避したのは、事故の原因行為。
②追越車線を走ること自体が違反なのだし、高速道路での急ハンドル行為は危険極まりないのだから、逃げおおせたからといっても、今の監視カメラ体制なら割り出せる筈で、この運転手にしてもまことに寝覚めの悪い思いをしているのではないかと考えれば、何らかの罪に問うべきではないか。
4、追越車線に停車して(させられて)不幸不運にも亡くなった夫婦。
①被害者を責めるつもりは毛頭ないし、あおり運転をされてパニックになったのも十分に分かるが、走行車線に逃げるべきではなかった。
②まことに気の毒ではあるし結果的に二人の娘さんを救うことはできたけれど、走行車線はどんなスピード狂が走るか知れない一番危険な車線であるという認識を欠いたことが最悪の結果を招いた一因とも言えるのではないか。
以上は、私個人が考える事故原因割合であって、罪の軽重に重きを置いたらまた別の話になる。
テレビに出ている人たちの話が何だか変だと思い、砂つぶほどの一石を投じたつもり。