エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

環境月間に思う

2006-06-05 | 環境問題
 6月は環境月間、6月5日は環境の日だ。

 環境問題がクローズアップされた二十世紀後半だったが、今私たちはどれだけ美しい自然を楽しみ、さらには踏み込んで自然との関わりを持っているだろうか。
 思えば小さい頃から蝶を追いかけ、いつも身近な自然の中にあった自分だが、社会に出てからは年に1、2度の山登りを楽しむ程度になってしまった。庭の自然でも不満はないが、深まり行く木々の緑を眺めながらより大きな自然抱かれたいと思う。
 温帯林に恵まれた日本の素晴らしい自然、それぞれに美しいふるさとの四季をあらためて思う。そして、周囲にいつもあるこの自然を、当たり前ではなく大いなる恵みであることを再認識したい。
 恵まれた豊かな自然の中であれば、自然への畏敬の念や環境保全の思想が生まれるに違いない。こうした私の自然観や自然への思いが、自然に親しんだ少年期に培われたことを改めてありがたく感じている。
スケッチ《沼の倉より磐梯を望む》