「コウリンタンポポ」は、図鑑には 【正式の名前は「ヒエラシウム」で、キク科ミヤマコウゾリナ属の多年草。ヨーロッパ原産の多年草。観賞用に栽培されたものが野生化、全国で帰化している。北海道に多い】 とある
漢字で「紅輪蒲公英」と書き、別名エフデタンポポ(絵筆蒲公英)とも言われる。
鮮やかなオレンジと黒が感性を揺さぶり不思議な魅力がありきれいだ。種よりも地下茎を伸ばして増えるので、かなり繁殖力が強いようだ。
今、北海道に多いようだが、帰化植物のセイヨウタンポポが関東タンポポを駆逐したように、また増え続けたセイタカアワダチソウやヒメオドリコソウなどのように、これからどんどん殖えるのではないだろうか。植生上は問題もあろうが、とてもきれいなので、いいかもしれない。
20~30cmに伸びた花茎の先端に花を10個ほど付けている。黒い虫がとまっているのかと思ったら黒っぽい毛が密生するつぼみだった。
コウリンタンポポの群生が草原に揺れる光景はきれいだった。絵になる花だ。
この橙赤色は紅花を思い出させる。草木染めはできないだろうか。
《コウリンタンポポに来たシマハナアブ》