《梅雨に濡れる梅花ウツギ》
今日、気象庁から、東北南部の突然の梅雨入り発表があった。
今朝雷と、激しい雨があった。その後しとしと降る雨に梅雨の季節を実感している。
〈以下は数日前の原稿〉
黄緑の新緑もいつしか濃い緑に変わり、見上げるとクマシデの房状の実が風にカサカサと揺れている。それにしても緑色は何と目にやさしく、こころにやさしいのだろうか。
開け放った窓からは緑の風が静かに渡る。ロッキングチェアに揺れぼんやりと緑を眺めながら陶酔の時の流れに身を任せた。
毎日緑に囲まれ、自分を見つめ、自然を楽しむ豊かさを思っている。
梅花ウツギがほころび、アジサイのつぼみが日に日に膨らんできた。
じきに入梅を迎える。しとしと降る雨にアジサイが似合い、濡れてすがすがしく輝く高田梅を思った。緑は梅雨にさらに生き生きし、こころ癒される。
人間にとって緑とは何であろうか。私には身近な植物が心の安らぎであり、いつも共にありたいと思っている。
部屋の天井にはオリズルランやブライダルベルを吊し、座右には一輪挿しに季節の緑を添える。いわゆるグリーンアメニティだ。
《緑の中のわが家の庭》