透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ハートのA  F.L.ライト

2008-02-14 | A あれこれ



ハートのAが出てこな~い やめられない このままじゃ~ ということでハートのAを予定通り引きました。 近代建築の巨匠 F.L.WRIGHT。

手元にライトの写真の載った資料など無いだろうと思っていましたが、ありました(『F.L.ライトの世界』淀川製鋼所迎賓館修復記念という本です)。ライトの息子も孫も建築家ということをこの本で知りました。

落水荘(カウフマン邸)、グッゲンハイム美術館、そして日本の帝国ホテルと自由学園、あと・・・きのこのようなユニークな柱が並ぶ事務所?名前が思い出せません、左右対称のファサードのウインズロー邸(有名な住宅ですがやはり名前を思い出せなくてカンニング)・・・ ライトの作品を挙げよと言われてもこのくらいしか出てきません。何とも情けない。

ライトが建築主の奥さんと恋仲になってヨーロッパまで逃避行したとか、帰国後に彼女が殺されてしまったとか、設計工房が火災で焼失してしまったとか、小説よりも数奇なライトの人生も先の本には書かれています(ライトの研究家として知られる谷川正巳さん執筆)。

ライトが不倫してアメリカを脱出してヨーロッパまで逃避行!なんて、バレンタインデーな話題?(じゃないですね)、はこのくらいにして、建築について書こうにも・・・。

ライトの描いたパースには日本の浮世絵の影響がうかがえるとのことで、彼は東洋とりわけ日本文化に強い関心を抱いていたそうです。確かに落水荘などを見ると自然に見事に溶け込んでいて、そこに日本建築の発想、構成を見ることが出来ます。などとにわか知識を書き出しても仕方がないですね。

オリジナルな視点で何か書けないものか・・・。

ここで例えばニューヨークにあるグッゲンハイム美術館の写真でも載せればカッコいいのですが、田舎の貧乏人には海外旅行の機会などありません。

グッゲンハイム美術館はライトの代表作のひとつ、スパイラルな壁面に展示されている作品を鑑賞しながら降りてくる・・・、吹き抜け空間の頂部にはトップライトがあって・・・、とくれば基本的な空間構成はここと同じではないかということで安藤さんの表参道ヒルズの内観写真で代用しておきます。って、やっぱり無理がありそう。



巻貝か蝸牛(かたつむり)をモデルにしたような独創的な外観のグッゲンハイム美術館と安藤さんらしくない没個性的な外観の表参道ヒルズとはやはり違いますね。ただし、そのことで直ちに優劣を決めることは出来ないでしょうね。



 いまさら本命などということはあろうはずもなく・・・。A、ありがとう。手作りチョコ、うまかった。