透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「中村屋のボース」を読んでみたい 

2008-02-11 | A 読書日記

 もう一昨年のことかも知れません。『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』という本が話題になりました。神田の老舗書店東京堂ではベストセラーになったと記憶しています。尤もこの書店は一般書店とは少しベストセラーの傾向が違うのですが。

中村屋というのは、そう新宿の中村屋のことです。穂高出身の相馬夫妻が創業したこの店は臼井吉見の『安曇野』に登場しますね。

『中村屋のボース』を読んでみたいと思っていましたが、先月13日(日)の週刊ブックレビューにこの本の著者がゲスト出演しました。テレビ番組で取り上げられた『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』について司会者の質問に中島さんは理路整然と回答していました。私はただ感心するばかりでした。

こんなに若い人が書いたのか・・・。その番組で初めて『中村屋のボース』の著者を知りました。この本は残念ながら未だ読む機会がありません。



今日の朝刊(信濃毎日新聞)の文化欄に中島さんへのインタビュー記事が掲載されていました。現在の憲法をめぐる状況についてのインタビューです。中島岳志さんは1975年大阪生まれ、現在北大大学院准教授。専門は南アジア地域研究とプロフィールが紹介されています。全く馴染みのない分野の専門家ですが、『中村屋のボース』はやはり読んでみたいと思います。

(注)中村屋のHPでボースのことが詳しく紹介されています。
 http://www.nakamuraya.co.jp/curry_room/room_01.html