透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

NHK長野放送会館

2008-02-19 | A あれこれ



「NHK長野放送会館」を引いた。

残念ながら手元にこの建築の写真が無い。見学したような気がするが、記憶が曖昧。いや確かに見学した。長野駅からそう遠くない所に在る。

公開コンペで設計者を決めたが当選したのはみかんぐみだった。確かコンペの審査委員長は地元長野の宮本忠長さんだったような気がするが記憶が曖昧。

みかんぐみはメンバーが4人(最初から4人だったっけ?)。紅一点の加茂さんは、写真で見る限りはチャーミングな女性って、ンなこと関係ないか。

みかんぐみの作品、例えば「八代の保育園」などは雑誌で見る機会があったが、優秀な人達が楽しんで設計したという印象だった。

さて「NHK長野放送会館」。デザイン的な特徴はアンテナタワーと建築とを一体にデザインしていることだろう。カードのイラストではよく分からないが、建築の外壁にもタワーにも正面側にはアルミ製のルーバーを取り付けてデザイン的に一体感を持たせている。

この作品は「新建築」に掲載されているが、それによると、このルーバーは構造上の安全性と風切り音が発生しないことを風洞実験によって確かめているとのことだ。 飛行機の翼と同じ断面のルーバーは風圧を考慮して上方ほど傾きを水平に近づけて、間隔も次第にあけているという。周到な設計はさすが。

実施設計にあたってはいろんな人達とコラボレートしたとのことだがメンバーは明るくて社交的な人達に違いない。

みかんぐみ設計の伊那東小学校が現在工事中ではなかったか。いつごろ完成予定か分からないが見学に出かけたいと思う。