透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

豊科の八坂神社

2015-06-08 | C 狛犬



 穂高神社からの帰路、それほど大きくはないが、鎮守の杜が見えたので立ち寄ってみた。そこは安曇野市豊科成相の八坂神社。参道を途中で曲げているのは前面道路からの「引き」を取るための工夫か。

狛犬が守護する御祭神は下の写真の通り。

素盞鳴尊(すさのおのみこと)は天照大神の弟神。天岩戸神話のきっかけとなったトラブルを起こした神様だ。八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したのもこの神様。櫛稲田姫命は素盞鳴尊の奥さん。古事記にも登場するメジャーな神様を祀ってある神社だ。





さて、この神社の御祭神を守護する狛犬は皇紀2600年、昭和15年の生まれ。作者の成瀬大吉(*1)について調べてみて、戦後の岡崎を代表する石工だと分かった。

だが・・・、観ていてあまり感動しないのも事実。なんというか個性を感じないし、大味だ。注目することにした爪も表現されていない。獅子は爪を使って獲物を捕まえるのだから、きちんと表現して欲しい。






吽形の狛犬だから口を閉じているはずだが、笑うセールスマンの口に見えてしまう。




*1 明治27年生まれ、昭和51年没

古事記を再読して登場する神様について復習しなくては・・・。読み方が分からないし、どんな神様かも忘れている。



『古事記(上)』全訳注  次田真幸/講談社学術文庫 


― 朝焼けに立つ火の見櫓

2015-06-08 | A 火の見櫓っておもしろい


松本市今井にて 撮影日時 150607 04:26AM

 早朝、東の空の様子を見ていて、きれいに朝焼けするだろうと予想した。
久しぶりに朝焼けをバックに火の見櫓を撮ろうと車で出かけた。
以前には無かった防災行政無線柱が火の見櫓の隣に立っているのは残念。
この火の見櫓も消えてしまうのか・・・。
まだ街灯が点いている。
現地でしばらく東の空の様子を見ていた。
次第に明るくなる空は予想に反してあまり紅く染まらなかった。
淡いピンクの朝空を背景に火の見櫓を撮った。